『乾燥は肌に悪い』というのは皆さんご存知かと思いますがなぜ乾燥が悪いかわかりますか?
理由は肌の一番外側にある角層にあります。
肌の一番表面にある角層には大きく分けて2つの機能があります。
肌を保湿する機能と、皮膚への悪影響を防ぐ機能です。
角質が正常に機能していれば肌も潤い、アレルギー物質などを防ぎ肌荒れなどが起こりません。
その角質が低湿度で乾燥することで保湿機能も失われ、肌の免疫機能も弱くなり肌荒れや吹き出物などの原因になります。
湿度が急速に下がることで肌水分も一気に減っていきます。
それを防ぐためにもお風呂から出た後の保湿に注意しましょう。
フェイスマスクがおすすめです。
湿度が下がることによって病気にかかる理由は鼻や喉が乾燥することにより粘膜が乾燥してしまい、免疫機能が落ちるためです。
また風邪やインフルエンザのようなウイルス性の病気は浮遊するウイルスを吸い込むことによって感染しますが、ウイルスは乾燥により浮遊するため湿度が高ければウイルス浮遊量が大幅に減少し60%を超えると多くのウイルスは落下していき感染率が大幅に減少します。
ウイルス性の病気予防に最適な湿度は50~60%です!
これは厚生労働省が公表しているインフルエンザの予防対策に含まれています。
湿度を上げて病気になる回数が1度でも減ればもう十分電気代の元は取れちゃいます。
エアコンで暖房運転したとして25度設定だと着ているものによっては少し寒いかな?って思う事もある微妙な温度だと思います。
湿度が20%とか乾燥していると25度設定だと少し寒いかなと感じますよね。
しかし湿度を50%まで上げる事で25度でもかなり暖かいと感じるようになるんです。
同じ温度設定でも湿度を上げる事で体感温度はぐっと上昇。
加湿による体感温度上昇によってエアコンの設定温度を2度下げることが可能になり、電気代の節約になります!
環境省は冬場の暖房設定温度を1度低くする事で消費電力を10%下げると公表しています。
1度で10%の消費電力減は大きいですね!
部屋を加湿する重要性についてお話ししてきましたが加湿器を利用することによるデメリットもあります。
個人的にはこれが一番恐い。雑菌は見えなくてわからないってのが困りますね。
定期的に掃除したり乾燥させたりしていても時間がなくて数日放置してしまうこともあったりするわけで…
そんなちょっとじゃ雑菌は繁殖したりしない気もするけど雑菌が出てるかどうかわからないし、その可能性は結構あるって言われてるからなんか恐い。
赤カビなんかはみてすぐわかりますが見えない場所だとカビが繁殖してもわかりません。
上記の理由で常に綺麗にしておきたいんだけれども、加湿器は大抵複雑な構造になっていて丸洗いができません。
水分が付着する場所を全て綺麗にするってことはなかなかできないので新品同様の衛生状態を保つのは困難です。
衛生的な問題からも、水の量的な問題からも水は毎日変えなくてはいけません。
毎日洗って、水を入れて…っていう作業はかなり面倒。
今日は使わなくていいやってなると水も腐るし雑菌も増えます。
場所をとるのも問題なんですよね。
機能重視だと見た目が悪いし、デザイン重視だと性能が悪いし…という困った状況も多いです。
これは一番最悪、スチームタイプを使ってて天井がカビたとか、冷えた場所に湿気がたまるためカーテンがカビた、床がカビた…とかいう話もあります。
よく加湿器についてる『肌うるおいモード』みたいなのをやると湿度が70%を超えます。
部屋がサウナっぽい感じになってくるので肌にはいいんですが部屋にはすごく悪いです。
冬は窓を開けての換気はしにくいので高湿度設定は冷えた方がいいです。
加湿器は使い方を誤るとかなりの惨事になる可能性もあるので注意が必要です。
加湿器はメンテナス面倒だし上記のデメリットが嫌でどうしても置きたくない、できれば乾燥した日だけなんとか対策したいっていう人向けの加湿対策です。
ちなみにこの方法はホテルなどでも利用可能なので状況に応じて併用してください。
濡らしたタオルや服を部屋に干しておくだけで湿度はいっきに上がります。
洗濯物を部屋で乾かすと言うのが洗濯物も乾いて湿度も上がって一石二鳥ですね。
これもなかなかいいです。洗面器だったら綺麗に洗えますし、衛生的!
ただ、お湯をこぼさないように注意が必要。
あと冬場はすぐにお湯が冷めてしまうので寝る前とかにやっても効果は限定的です。
観葉植物や、熱帯魚等を飼って水槽を置くのはおすすめです。
私は両方置きつつ加湿器も使っています。
春や秋といった加湿器を収納してしまっている季節には重宝します。
これは見た目が良いのが最大のメリットです。
加湿効果は少なめなので他の方法と併用してください。
一番お手軽感があって蒸気もでるので加湿感もあります。
水を入れてぱっと沸かすだけなのでお手軽でいいです。
手入れしやすい電気ケトルを選べば衛生面も問題なしです。
ただ加湿のためだけに沸かすのは電気代がもったいない感じもしますね。
コーヒーやハーブティーなどいれて余ったお湯は蓋を開けて加湿するとかが良さそうです。
これ、確かに効果はあるんですが視認できるほどの蒸気が部屋に入り、冷たい場所にびっしりと水分が付着するので住宅に負荷がかかります。
効果は絶大ですがカビの原因にもなるのでやるとしても一時的に利用するなどうまく調整する必要があります。
『ホテルは乾燥するのでお湯を張ったままドアを開けっぱなしにして部屋を加湿する』なんていうホテルハックがありますが、マナーの良い使い方とは言えません。
最近は火災報知器の感度が上がっているって言う話もありますのであまり水分過剰な湯気を部屋に入れるのは控えた方が良いと思います。
加湿器怖いってなるようなものを挙げてきましたが私は加湿器は使用するべきだと思っています。
適切な使い方をすることで衛生状態を保ちつつ健康に良い住空間を作ることが可能になります。
記事の冒頭でも紹介したように加湿器を利用することよるメリットは非常に大きいです。
加湿器なしで湿度を上げる方法は非常に時間がかかります。
ちょっとくらいは湿度が上がりますが乾燥している部屋を50%以上に上げるのはなかなか大変です。
早朝に今の暖房をつけても温まるまで時間がかかりますよね。
加湿器と暖房を併用すれば暖かくなるまでの時間が大幅に短縮されますよ。
お風呂を開けたりヤカンの蒸気で湿度をあげたりする方法と比べて最近の加湿器は蒸気もでませんし最適な湿度になるように設計されています。
加熱式なんかだと蒸気が加湿器の周辺につき濡れてカビるなんて言う事もあるので加湿器の方式は重要になってきます。
加湿器のタイプについては下記で説明します。
加湿器のメリットとしては湿度計が内蔵されていて設定された温度を保つように運転するため、湿度を一定に保つことができます。
これは加湿器を利用しなければできない事ですね。
加湿器なら50度なら50度って設定しておけば1日中50度前後の湿度を保っていてくれます。
湿度が高くなる事も低くなる事もないので常に快適な空調管理が可能になります。
加湿器のタイプにもよりますが加湿器は空気を吸い込み排出しています。
これにより部屋の空気が循環しやすくなりサーキュレーターほどではありませんが循環効果を発揮し部屋が快適に保たれます。
部屋の空気が巡回する事で暖房効果も上がりますし湿度の上昇による体感温度上昇に合わせてエアコンの設定温度を下げられますので光熱費の削減につながります。
最初に挙げた通り湿度があがることでインフルエンザをはじめとしたウイルスを抑制し病気にかかりにくくなります。
特に風邪をひきやすいタイプの人は加湿器必須だと思います。
そして湿度を保つ事で肌の状態をみずみずしく保つことができるので下手に効果な化粧品を買うよりも効果的な場合が多いです。
特に睡眠時の水分不足はターンオーバーにも影響を及ぼしますし脱水症状にもなりやすくなります。
とにかく肌には乾燥は大敵、お風呂上がりとかもあっという間に乾燥するので対策しましょう。
まず最初に加湿器を選ぶにあたって注意したいことがあります。
『え?空気清浄機とついていたほうが場所も取らないし空気も綺麗になって効率的でしょう?』と思うかもしれません。
私も最初はそう思っていましたが今では空気清浄機と加湿器は別にするべきと考えています。
『メンテナンス性が高いから』これにつきます。
空気清浄機と加湿機能両方を合わせたモデルはどうしても内部構造が複雑になりメンテナンスがしにくくなり、カビやすくなります。
加湿器専用機ならシーズンが終われば綺麗にしてしまい込む事もできますが両用機だと年中出しておくことになります。
空気清浄機の加湿器兼用タイプはカビる可能性が非常に高くなり菌の繁殖も増えるので私はおすすめしません。
業務用とかはまた別になってくるのですが一般家庭には『ハイブリッド式』といわれるタイプが最も適していると考えます。
加湿器にはいろいろな方式があります。
ダイニチ工業のHPにわかりやすい説明があったので引用します。
加湿方式はこのようになります。
気化式、スチーム式、超音波式などがありますが結露しやすかったり加湿時間がかかったり、清潔性が低かったりとデメリットも目立ちます。
いいとこ取りをしたハイブリッド式をおすすめします。
ハイブリッド式の最大のメリットは他の方式のいいとこ取りをしているため、大きなデメリットがなく安定性が高いという点ですね。
寝ている間の乾燥は睡眠の質も下がりますし一番乾燥が気になる時間帯でもあります。
乾燥が気になる時間帯でもっとも多く上げられるのが『寝ている時』や『朝起きた直後』になります。
夜寝てる間に加湿が必要なのは言うまでもありません。
しかし加湿時間が短いタイプだと睡眠時間中に水切れを起こしてしまうため10時間程度の持続時間があるタイプをおすすめします。
加湿設定にもよりますが6畳タイプとか10畳タイプとか自分の部屋にあった大きさを選んでおけば過剰に水が減る事もないので安心です。
オフィスで気休め程度に自分の机の上に置いておく程度はいいですが部屋で使っても微々たる効果しかありません。
蒸気が見えるのでなんかおしゃれな感じしていいですが機能的におすすめできません。
湿度を快適に保つためにしっかりとした加湿器を設置しましょう。
暖房をつけるのは乾燥しそうだし光熱費もかかるからと温めないのはダメなんです。
部屋を暖めずに加湿だけしてもただ結露するだけで部屋は潤いません。
暖房と加湿器はセットで使用しましょう。
先にご説明したように単機能タイプに絞ってご紹介します。
加湿器は必ず毎日水を交換しなければいけません。
そのため日々のメンテナンス性が一番大事になってきます。
複雑構造で掃除ができないタイプは長く使う事もできませんので結果的に無駄な買い物になりやすいです。
『シンプルで清潔に毎日使えるかどうか』というのを重視して選んでいます。
強力なUV-Cライトを照射する事で排出前の水を除菌しています。
フィルターを使わないのでフィルターからの雑菌の繁殖を確実に防ぐことができます。
99.9%のバクテリアを除菌するというのが素晴らしいですね!
現状発売されている中ではもっともクリーンな加湿器だと思います。
また、首振りモードがあることで部屋を均一に加湿することが可能です。
水も夜中は充分持ちますし風量もそこそこあります。
サーキュレータ効果はあるしフィルターを使わないので消耗品を買い換える手間もありませんし、メンテナンス性にもすぐれています。
サーキュレーターとして使う分には加湿機能を使わない時期も置いておいて使用する事も可能です。
リモコンもついています。
サイズは1種類で対応畳数は〜8畳ということです。
加湿能力はあまり大きくないので、すごく大きな部屋や業務用としてはちょっとパワー不足かなという感じはします。
とはいえよほど大きい部屋だけなので多くの一般家庭では力不足を感じることはないと思うので心配する必要はありません。
あっという間に加湿完了というわけにはいきませんが10畳〜の部屋で使用しても問題なく60%の湿度を維持できます。
本体サイズは579mm×240mm×222mmとなっています。
実物は思ったより大きい感じします。
各種口コミサイトでの評価も高く、とても評判のいい歌詞付きです。
デメリットとしては他の加湿器に比べて金額が倍以上するというところでしょうか。
金額に目をつぶれば最高なのは間違いありません。
コスパも含めるとダイニチ工業の加湿器を一番おすすめします!
良いところは先に挙げたポイントをしっかりとフォローしていて機能と日々のメンテナンスを両立してくれているところです。
シンプルながらも非常に高機能で価格も高すぎず非常に万能な感じになっています。
睡眠時の加湿が必須なのは説明しましたよね。
ですが睡眠時に加湿器をつけておくには『運転音』や『運転ランプ』が気になりますよね。
RXシリーズにはおやすみモードがあるので眠りにつくまでは静かに運転し眠りについた後にしっかり加湿をしてくれるから寝室に最適!
日々のメンテナスを簡単にしてくれる抗菌加工と掃除がしやすく汚れにくいシンプル構造になっています。
モデルは4種類あります。部屋の大きさに応じて適したサイズを選びましょう。
HD-RX319(プレハブ洋室8畳まで/木造和室5畳まで)
HD-RX519(プレハブ洋室14畳まで/木造和室8.5畳まで)
HD-RX719(プレハブ洋室19畳まで/木造和室12畳まで)
HD-RX919(プレハブ洋室24畳まで/木造和室14.5畳まで)
ダイニチのHDシリーズです。2位で挙げたRXシリーズとほとんど同じではありますがこちらは機能を絞ってあります。
タイマー機能などもあるので寝室でも利用できますがおやすみモードはありません。
メンテナンス性や水の入れ替えといった手間は非常に簡単ですし価格もこちらのほうが安いのでコストパフォーマンスに優れています。
ECO運転で大きい部屋の場合はこのシリーズの方がRXシリーズよりも若干省エネです。
型番は末尾が19ってなっているものは2019年モデルで17とか18ってなっているのは型落ちモデルです。
HD-3019(プレハブ洋室8畳まで/木造和室5畳まで)
HD-5019(プレハブ洋室14畳まで/木造和室8.5畳まで)
HD-7019(プレハブ洋室19畳まで/木造和室12畳まで)
HD-9019(プレハブ洋室24畳まで/木造和室14.5畳まで)
パワータイプっていう大容量タイプもあるのでオフィスとかにはそっちがおすすめです。
HD-153(プレハブ洋室42畳まで/木造和室25畳まで)
HD-183(プレハブ洋室50畳まで/木造和室30畳まで)
HD-243(プレハブ洋室67畳まで/木造和室40畳まで)
加湿器は便利ですが手入れが大変です。
上記で紹介した加湿器は一人暮らしの6畳にも最適ですし、少し大きなタイプならお子さんのいる家庭などでも大活躍すること間違いなしです。高温になる事もないので安全ですしね!
すでに加湿器を使ってる人は菌が繁殖しないように充分な手入れを行い、加湿器は面倒だからといって使うのをやめちゃった人は上記の代替方法やおすすめの手間のかからない加湿器を試してみてみてください。
乾燥してるのは身体にも肌にも良くないので最適な湿度を保つようにしましょう!