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【春夏秋冬】季節やイベントのイメージカラー配色をデザインに取り入れるコツ

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【春夏秋冬】季節やイベントのイメージカラー配色をデザインに取り入れるコツ

デザインを行う際に欠かせない「色選び」

色を選ぶ際に重視するポイントはいくつもあります。

本記事では色を選ぶ際に役立つ「季節やイベントのイメージカラー」について詳しく解説します。

チラシやイベントのポスター、バナーなどを作成する際には季節ごとの特徴をとらえた色を使用することでイメージぴったりのデザインを作成することができるようになりますよ。

目次

春のイメージカラー Spring Color

春のイメージカラー Spring Color

春のイメージカラーといったら「桜色」

春のイベントとしては「入学式」や「ひなまつり」「こどもの日」など子供向けのイベントが多くあります。

社会人では「入社式」「引越し」「新生活」などのイベントがイメージしやすいですね。

春のイメージ

4月と5月のイメージカラー

春の最大のテーマカラーは「桜」のピンクでしょう。

5月あたりの新緑の黄緑、爽やかな青色と言ったイメージも春っぽいですね。

ピンク、黄緑、淡い色などが春をイメージしやすい色になっています。

入学式や入社式のイメージカラー

入園式と入学式のイメージカラー
入学式のカラーパレットイメージ
  • ピンク
  • 薄ピンク
  • 赤色
  • 黄色
  • 水色

入学式や入園式といったイベントは桜カラーだけでなく、安全帽子の黄色やランドセル色などもイメージしやすいですね。

社会人向けの「入社式」や「説明会」などは濃紺やミントブルーなどの爽やかな印象のビジネスカラーが向いています。

春頃のイベント「ひなまつり」「こどもの日」

こどもの日のイメージカラー

こどもの日のイメージは「こいのぼり」が強いですね。

全体的にポップな色を使うことでこどもの日らしい楽しい雰囲気を表現することができます。

ひな祭りは「梅」の印象が強く、春のイメージカラーのピンクと相性の良いイベントになっています。

春っぽいトーン

春は淡い雰囲気の出るパステルカラー系の明度が高い色と相性が良いです。

彩度や明度の高いトーンや、明度の低い濃い色は春っぽさが薄れるので淡いトーンを使用したほうが春っぽい印象を出しやすくなります。

春デザインにおすすめのトーン

夏のイメージカラー Summer Color

夏のイメージカラー Summer Color

夏のイメージは海・山・川といったレジャーイベントや夏祭りや花火などのイベントから「青」「緑」「黄」あたりの彩度高めの色がよく使われます。

夏のイメージ

夏といえばレジャーのイメージが強いですね。「夏休み」とあわせて「海」「山」「川」など自然を楽しむような旅行をイメージさせるようなカラーリングが定番になります。

レジャーの中でも特に夏の印象が強いのが海関連ですね。

  • 海をイメージさせる「青」
  • 南国の木をイメージさせる「緑」
  • 太陽や南国フルーツをイメージさせる「黄」

ビーチ関係のモチーフと合わせるとより夏っぽい印象を出すことができます。

夏のイベント「夏祭り」「花火大会」

夏のイベントで象徴的なのが「夏祭り」や「花火大会です」

夏祭りは赤や青といった原色に近い色が使われますが、デザインにおいては使いにくくなってしまうので少し落ち着いたストロングトーンあたりを使うと夏祭りっぽさを出しつつ配色しやすくなります。

花火大会は花火自体の色ではなく、濃紺や紫など浴衣や花火の空をイメージさせるシックな色がイメージカラーとして使われることが多いですね。

梅雨(つゆ)

梅雨(つゆ)
梅雨っぽい色

夏の時期と重なる梅雨は夏の爽やかな感じとは異なり、混色系のトーンが良く使われます。

色相的にはパラソルをイメージしたカラフルな配色や、あじさいをイメージした紫や青などの寒色系が梅雨のイメージカラーになります。

梅雨のイメージ(雨、あじさい、パラソル)

夏っぽいトーン

夏には色味がはっきりしていて力強いトーンが向いています。

夏デザインにおすすめのトーン

淡い色なども夏っぽくていい感じですが、力強い色は夏と相性が良いです。

秋のイメージカラー Autumn Color

秋のイメージ Autumn Color

秋で印象が強い色といえば「紅葉」のダークトーンの赤や茶でしょう。

秋といえば「実りの秋」の色の印象が強いですが、他にも「食欲の秋」「読書の秋」などさまざまな要素があります。その多くがアースカラーを想起させます。

その他にもハロウィンのはっきりとした黄色や紫なども秋を感じさせてくれる秋のイベントカラーになっています。

秋のイメージカラー

秋っぽい色(アースカラーや濁色)

秋をイメージさせる色として上図のような彩度と明度を落としたダークトーン系や濁色がよく使われます。

落ち着いた色合いが多いのでデザインには取り入れやすいものの、暗い感じになりがちなので配色には注意が必要です。

彩度が落ちたオータムカラーはノスタルジックな印象を与えるのにも向いています。

秋の色と要素

ハロウィン

ハロウィンイメージカラー

秋のイベント「ハロウィン」は一般的な季節のイメージカラーとは異なり特徴的なオレンジと紫の定番配色があります。

オレンジと紫は相性の良い組み合わせ、かつハロウィンのイメージが強いので色だけでハロウィンを表現することもできます。

ホラー系を強調する場合は濃い色や黒が多用されます。

オレンジを強調するだけでもハロウィン感が出ます。

秋っぽいトーン

秋っぽいトーン

「彩度」と「明度」を落とし、濁色系のトーンを使うと秋っぽい感じのトーンになります。

彩度および明度を落としすぎると暗い印象になってしまうので注意。

冬のイメージカラー Winter Color

冬のイメージも多いですが、特に印象の強いものは「雪」や「クリスマス」「お正月」です。

冬のイメージ

冬のイメージ

冬のイメージで強いのが「白」と「赤」です。雪やクリスマスのカラーから連想することの多い上記の色は冬のイメージを強く想起させます。

他にも冬の寒さを感じさせる「青」や「紺色」なども冬のイメージカラーになります。

日本では年末年始として「お年越し」「初詣」「おせち料理」など和風のイメージもあるのでダークトーンの重厚感のある色も冬の色として多用されています。

クリスマス

クリスマスのイメージカラーは「赤」と「緑」

赤と緑をベースに配色するだけでクリスマス感が出ますが他にもクリスマスツリーの装飾に使われる「金色」「銀色」といった光沢系カラーや雪をイメージした「白」もクリスマスカラーとして使用されます。

赤のトーンはビビッドなものからダークなものまで幅広く利用されていますので、子供向けはストロングトーン、女性向けはライトトーンなど、ターゲット層に合わせて色調を調整するのが良いでしょう。

お正月

日本人的にはお正月は「和」の雰囲気が強いので濃赤や濃紺などの深い色が良く使用されます。

おめでたい色として金色のイメージも強いのでお正月のイメージカラーにピッタリ。

深い赤と金色を使うだけでもお正月っぽい雰囲気になりますよ。

年賀カラー
正月のイメージ
正月イメージ

その他、梅のピンク、干支のカラー、笹や竹筒などの緑もよく使われています。

バレンタインデー

バレンタインデーのイメージカラーとして「ピンク」「」といった赤系統の色が多用されています。

また、チョコレートの「茶色」もバレンタインデーのイメージカラーになります。
バレンタインデーのイメージカラーとして使うブラウンは「明るい茶色は甘い印象」「暗い茶色は苦い印象」と明度によって印象がかわります。

  • ピンク
  • 茶色

イメージカラーは赤系ですが、明るいトーンや暗いトーンを使い分けることによって印象を大きく変化させることができます。

大人向けのバレンタインデーデザインであれば彩度を落としたダークトーンを使用し、子供向けであれば明るい色を使うといった感じに使い分けしています。

トーンによって与える印象が大きく異る
トーンによって与える印象が大きく異る

季節ごとのカラーまとめ

季節ごとのカラーまとめ

季節ごとのイメージカラーを紹介しました。

本記事で解説した色は絶対的なものではなく、あくまでも「よく使われる色」なのでこの色を使用しなければいけないというものではありません。

イメージに近い色を使うことで求められるイメージにより近づけることができるので季節もののデザインで迷った際には季節のイメージカラーを使ってみてください。

配色デザインのコツ

配色を行う際に気をつけたいコツがいくつかあります。

  • 純色や原色を避ける
  • 配色は色数を減らす
  • 色の比率に注意する
  • イメージカラーを選ぶ
  • 色の持つ効果を狙った配色
  • ユーザー・ターゲットに合わせた配色
  • 読みやすさ、伝わりやすさを重視した配色

以下の記事にて詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

色の仕組みやトーンについて

本記事では色を説明する際に色の三属性「色相・彩度・明度」で説明しましたが、この3つの概要を理解していないと色を選ぶのが大変になってしまうのでしっかりと理解しておきましょう。

「トーン」というのは「彩度」と「明度」の組み合わせによって作られる色調のことです。

トーンによって与える印象は大きく異なるので季節のイメージカラーと合わせて参考にしてみてください。

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