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【音声編集】Adobe Auditionでできることや便利な使い方

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【音声編集】Adobe Auditionでできることや便利な使い方

Adobeの動画編集ソフトにはPremiere ProやAfter Effectsがありますが、同カテゴリのソフトにAdobe Auditionという音声編集ソフトがあります。

動画編集ソフトと違い、知名度の低い音声編集のAudition、実はめちゃくちゃ便利なソフトなのでご紹介します。

  • Auditionとは何なのか?
  • Auditionで何ができるのか?
  • Auditionは動画編集に必要なのか?

この記事を読めばAuditionのことがよくわかりますよ!

目次

Adobe Auditionとは音声編集に特化したソフトの事

Adobe Auditionとは音声編集に特化したソフトの事

Adobe Auditionは音声編集に特化したソフトウェアで下記のような特徴や機能があります。

Auditionで出来ることの一例
  • 声を変える
  • ボーカル抽出
  • ノイズを除去する
  • 音声をミックスする
  • 特定の音だけを除去する
  • サウンドエフェクトをかける
  • 動画のサウンドトラックを編集可能

Auditionは音楽ソフトではないため、新たに音を生み出すということはできませんが既存の音源ファイルをかんたんに編集することができます。

Auditionの読み方・呼び方は「オーディション」

Adobe Auditionの歴史

  • 2003年:Cool Edit Proを買収、Soundbooth CSに統合
  • 2010年:CS5.5でAuditionとなりSoundboothは廃止
  • 2013年:CSシリーズが廃止されAudition CCに移行

CS4シリーズからは複数のサウンドトラックを1つのファイルとして扱える非破壊編集が可能になり、データが扱いやすくなったことでオーディオ編集ソフトの定番になりました。

Auditionのすごいところ

Auditionの中でも得に凄いのがAdobeの最先端技術による音声解析AI

音声を分離して管理・編集を可能とする自動認識機能が優れているため、ノイズ除去だけでなく動画に合わせて音源編集することまでできちゃいます。

また、Premiere ProとAfter Effectsと同じAdobeの動画編集ソフトカテゴリにはいっており、Premiere Proなどとの連携が可能なソフトになっています。

Auditionで出来ること

Auditionで出来ること

Adobe Auditionは先に説明した通り、多くのサウンド編集機能を揃えています。

Auditionでできることで使用頻度が多いものをいくつかご紹介します。

サウンドの基本編集

auditionサウンド編集画面
  • レイヤー機能
  • 音声を録音する
  • 音量を調整する
  • 周波数を変更する
  • エフェクトの追加
  • サウンドトラックのカットや挿入
  • オーディオファイルのバッチ処理

音声編集に必要な基本機能は一通り揃っています。

Auditionさえあればサウンド編集はばっちり。

ノイズを除去する

Auditionでもっとも利用される機会の多い機能が『ノイズ除去』です。

ノイズリダクションエフェクトと呼ばれるノイズ除去機能で簡単にノイズをまとめて除去することが可能。

  • 環境音
  • 騒音
  • 雑音
  • 関係ない話し声

様々なノイズがありますが、要は『必要ではない音(情報)』をノイズとして除去することが可能です。

ノイズ除去の方法についてもっと詳しく知りたい場合は以下の記事をご覧ください。

特定の音だけ消したり音量を上げたり

音声ファイルで特定の音だけ小さいという時も簡単に音量を調整できますし、その音だけを消し去ることも可能。

AuditionのAiによる音源分離技術により自動で音を判別してくれるのでピンポイントで不要な音だけを取り除いたりすることができるので通常ではできないような編集が可能になります。

自動で動画に合わせて音楽をリミックス

この機能マジで凄まじいですよ

Premiere Proで編集が完了した映像にBGMを入れたいが音声ファイルの長さが違うってことはよくありますよね?
3分の音楽ファイルに対して動画は1分とか。

そんな場合でもAuditionにPremiere Proのシーケンスを送り、リミックス機能を使うと自動でいい感じに調整してくれます。

  • 曲の継ぎ接ぎを最適化
  • 映像のタイミング
  • 映像の長さ

要は3分の音楽ファイルを映像の切り替わりとかに合わせた1分の音楽ファイルに自動で変換してくれるっていう感じ!

これはすごいよね、自分で手作業で修正するとか時間もセンスも必要だし、めっちゃ助かる

音声の加工

Auditionでは人の声を変えることも可能です。

  • エコーをかける
  • ピッチを変える
  • 周波数を変える

かんたんに音声変換が可能なので、テレビなどでよくある声にモザイクをかけるように使われる事もありますね。

動画編集ソフトとの連携

Premiere ProやAfter Effectsとシームレスに連携することが可能になっています。

アプリ上から簡単にAuditionを開いて編集することができたり、Premiere Proのシーケンスデータを読み込んでリミックスしたりといったように相性が抜群です。

After EffectsでもPremiere Proでも役に立つこと間違いなし!

また、アニメーションソフトのAnimateとの連携も便利です。

音声データに合わせてキャラクターの口を動かすなんていう使い方もできちゃいます。

Auditionの大きなメリット

Auditionの大きなメリット

Auditionのメリットは沢山ありますが、類似ソフトと比較した際のメリットは下記の3つ

  • Adobe CCとの連携
  • 操作がかんたん
  • 非破壊編集が可能

圧倒的に優れている点はAdobe CCとの連携、これはどの類似品のアプリケーションでも太刀打ちできないポイント。

Premiere Proから直接起動可能

Premiere Proから直接オーディオファイルを起動する方法

Premiere Proでの作業中に、オーディオクリップを右クリックして『Adobe Auditionでクリップを編集』を選択するとAuditonでそのオーディオクリップが開かれます。

Auditionで編集した音源は元となるオーディオファイルとは別に作成されるため上書き保存になって取り返しがつかないということにはならないので安心。いつでも最初の状態に戻すことができます。

AuditionでPremiere Proのファイルを開く

逆にAuditionでPremiere Proのファイルを開くこともできます。

AuditionでPremiere Proの音源データを読み込む方法

  1. Auditionメニュー
  2. ファイル→開く
  3. Premiere Proシーケンスを選択
全部の情報が読み込まれます
  • 音の設定
  • 音源のエフェクト
  • 音量変更のキーフレーム

などなど、完全にPremiere Proの情報が引き継がれています。

Premiere Proとの完全な連携がAuditionの音声編集ソフトとしての大きな魅力ですね。

Auditionは非破壊編集が可能

Auditionの編集は大きく分けて2つのモードがあります。

直接編集可能な『波形編集』と非破壊編集の『マルチトラック編集』の2種類

  • 波形編集:波形を見たまま不要な場所をカットしたり音量を変えたり音声ファイルを直接編集できる
  • マルチトラック編集:元データを維持したまま編集情報だけを記録しsesxというAuditionファイル形式で保存することができる

波形編集はダイレクトにファイルを編集できるので手軽に編集を行うことができます。

一方のマルチトラック編集はPremiere Proと同様に、オリジナルデータを保持したまま編集データとして処理するためあとからでもやり直しがしやすく、汎用性が高いデータになっています。

Auditionを安く買う方法や体験版を無料で使う方法

Auditionを安く買う方法や体験版を無料で使う方法

音声編集に必要となる機能はすべて網羅されており、特に動画編集者には魅力的な機能もはいっていますが、一つデメリットがあります。

Audition唯一のデメリットは『価格』

買い切り版はCSシリーズの終了とともに廃止され、月額制のサブスクリプションとなっています。

無料で使う方法は体験版のみ

体験版を使えば一時的にフル機能を無料で使うことはできますが、7日間限定です。

体験版終了後は使えないので無料で使い続けるということはできません。

\7日間は無料で使えます!/

Auditionの値段は?

Audition単体プラン料金
月々プラン(毎月払い)4,980円/月
年間プラン(毎月払い)3,280円/月
年間プラン(一括払い)34,680円/年

Auditionは店舗やAmazonでの購入はできず、Adobe公式サイトでのサブスク購入のみとなっています。Photoshopなどと同様に買い切り販売はありません。

Auditionは単体で使うという事の少ないソフトのため、単体購入だと割高感が強いのであまりおすすめはしません。

もっともお得に買う方法はコンプリートプラン

  • Photoshop
  • Illustrator
  • After Effects
  • Premiere Pro
  • Animate
  • Audition
  • Lightroom
  • InDesign
  • Acrobat Pro

上記のよく使われるAdobeソフト含め、すべての最新版ソフトが使い放題になるコンプリートプランは通常86,880円ですが、半額ほどの39,800円で買う方法があります。

それはAdobe公認のオンラインスクールに入会しアカデミック版を購入するというもの。

オンライン講習がセットで付いて、全く同じコンプリートプランが月3,331円でゲットできちゃいます。

知らなきゃ確実に損する裏技なのでもしこれから動画編集を始める人はぜひこちらをご利用ください。

結局Premiere ProもAfter Effectsも使うんでわずか3,331円で全部のソフトが使えるコンプリートプランが一番お得!

デメリットは期間限定キャンペーンというところだけですね。お早めにどうぞ!

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • オーディション使ったことありませんでした。
    すごく便利そうですね。
    音楽を自動で合わせてくれるってやつ欲しかったのでやってみます!

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