Adobe CC付き講座は、オンラインの学習教材とAdobe Creative Cloud Proの1年分がセットになった講座です。
デジハリ・ヒューマンアカデミー・アドバンスクールの基本コースは、通常価格がいずれも68,800円(税込)です。

同じ価格でも、講座内容・受講期間・質問サポート・Adobeの引換コードが届くまでの時間が異なります。
私は実際に3校すべてを受講し、講座内容も確認しました。それぞれの違いと、どんな人に向いているかを紹介します。
Adobe CC付き講座3校の比較早見表

比較するのは、通常価格68,800円の基本コースです。ヒューマンアカデミーは3か月コースを対象にしています。
3校ともAdobe CC1年分が付属します。受講期間と学べる内容、質問対応を比べてみましょう。
| 比較項目 | デジハリ | ヒューマンアカデミー | アドバンスクール |
|---|---|---|---|
| 講座名 | Adobeマスター講座 | Adobeベーシック講座 | Adobe基礎コース |
| 価格 | 68,800円 | 68,800円 | 68,800円 |
| Adobe CCの利用期間 | 1年 | 1年 | 1年 |
| 講座の受講期間 | 3か月 | 3か月 | 6か月 |
| 教材の構成 | 5分野 | 5講座・約20時間 | 計12講座 動画9講座+オンラインテキスト3講座 |
| 学習内容の質問 | 対応なし | 回数無制限 | 回数無制限 |
| Adobeコードの案内 | 入金確認後すぐ | 入金確認後1〜3営業日頃 | 入金確認後2営業日以内 |
コード案内までの日数は、入金確認後が基準です。ヒューマンアカデミーには、別料金の6か月・12か月コースもあります。
すぐにAdobeソフトを使い始めたいならデジハリ。質問しながら学びたいなら、制作例に取り組むヒューマンアカデミーか、幅広い教材を6か月使えるアドバンスクールが向いています。
Adobe CC付き講座は、教材を見ながらソフトを使って学べる

動画で操作を学び、手元のパソコンにインストールしたAdobeソフトで試す。教材とソフトをまとめて用意できるので、学んだことをその場で練習できます。


付属するAdobe CCでは、Photoshop・Illustrator・Premiere Pro・After Effectsなどを使用できます。講座で扱っていないアプリも、Creative Cloud Proの対象であれば使えます。
例えば、デジハリの教材は5分野ですが、使えるアプリが5種類に限られるわけではありません。各アプリでできることは、Adobeソフトの種類と用途の解説で紹介しています。
社会人も自宅で受講できる
3校とも、一般の社会人が申し込めるオンライン講座です。受講期間中は教材を繰り返し見ながら、自分のペースで学習を進められます。
Adobe公式の学生・教職員版とは購入条件が異なり、講座を受講するだけで公式の学割対象になるわけではありません。
講座内容・質問サポート・利用開始の違い

PhotoshopやIllustratorの基本操作は3校とも学べます。ここからは、教材の内容に加えて、つまずいたときの質問や、使い始めるまでの違いを見ていきます。
デジハリ「Adobeマスター講座」|すぐに使い始め、基本操作から学びたい人に

デジハリは、Adobeソフトをすぐに使い始めたい人におすすめです。クレジットカード払いなら、手続き完了とほぼ同時に引換コードを受け取れます。
教材はPhotoshop・Illustrator・Premiere Pro・After Effects・Dreamweaverの5分野。画像編集から動画・Web制作までの基本操作に加え、生成AIの活用も学べます。
| 講座で扱うソフト |
|---|
コードを受け取るまでの時間は、支払方法によって異なります。
| 支払方法 | コード案内の目安 |
|---|---|
| クレジットカード | 手続き完了とほぼ同時 |
| コンビニ払い | 入金から約3時間 |
| 銀行振込 | 入金の反映・スクールの営業時間による |
講座は入金確認後から3か月間で、開始日の調整はできません。申し込んだあとに学習時間を取れる人に向いています。
質問サポートや課題の添削はありません。動画を見直しながら自分で試す受講スタイルです。操作につまずいたときに質問したい人は、ヒューマンアカデミーかアドバンスクールを選びましょう。
教材や受講画面は、デジハリ「Adobeマスター講座」の受講レビューで詳しく紹介しています。

ヒューマンアカデミー「Adobeベーシック講座」|制作例を使って覚えたい人に

ヒューマンアカデミーは、名刺やサムネイル、動画などを作りながら基本操作を覚えたい人に向いています。
Photoshop・Illustrator・Premiere Pro・After Effects・XDの5講座で、教材は合計約20時間です。
| 講座で扱うソフト |
|---|
「何を作って練習すればよいかわからない」という初心者も、制作例に沿って手を動かせます。動画を見る時間に加えて、同じ操作を試す時間も確保すると進めやすくなります。
わからないところは学習システムから回数無制限で質問できます。対象は講座の学習内容で、仕事で制作している個人的な実務制作物は対象外です。
3か月コースの学習期間と、コードの受取方法は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 在籍・教材の視聴期間 | ともに3か月 |
| Adobeコードの案内 | 入金確認後1〜3営業日頃 |
| 受取場所 | 受講者用サービス「assist」内 |
講座の内容や受講の流れは、ヒューマンアカデミー「Adobeベーシック講座」の受講レビューで詳しく紹介しています。

アドバンスクール「Adobe基礎コース」|6か月かけて幅広い分野を学びたい人に

アドバンスクールは、画像編集や動画制作に加えて、冊子・Webページ・生成AIにも学習範囲を広げたい人におすすめです。
教材は動画9講座とオンラインテキスト3講座の計12講座。Photoshopなどの基本操作に加え、InDesignやHTML・CSS、Fireflyも含まれます。
| 主な講座教材 |
|---|
受講期間は学校側の登録日から6か月間です。仕事や家事の合間に取り組んだり、一つのソフトを学んでから次の分野へ進んだりと、時間をかけて学べます。
講座内容については何度でも質問できます。専用フォームから送ると、3営業日以内にメールで回答が届きます。
Adobeの引換コードは、入金確認後2営業日以内にメールで届きます。土日祝日は含まれないので、週末から使いたい人は余裕を持って申し込みましょう。
申し込む前に知っておきたい利用条件
申込み前に確認しておきたいのは、受講開始後に必要な操作、過去の購入履歴、利用名義の3点です。
45日以内に必要なログイン・視聴は学校ごとに異なる
申込み後は早めに学習システムを開き、受講を始めましょう。学校によって、期限を数え始める時点と必要な操作が異なります。
| スクール | 期限 | 必要な操作 |
|---|---|---|
| デジハリ | 申込み後45日以内 | 学習システム「Any」へログイン |
| ヒューマンアカデミー | 購入後45日以内 | eラーニングを視聴し、視聴履歴を残す |
| アドバンスクール | 受講開始後45日以内 | 学習システムへログイン |
ヒューマンアカデミーは、ログインだけでなく視聴履歴が必要です。Adobeのコード登録とは別に、講座側の操作も済ませておきましょう。
期限内に必要な操作をしなかった場合、デジハリではAdobe CCの停止、アドバンスクールでは有効化済みライセンスの無効化が行われることがあります。ヒューマンアカデミーはライセンスが強制停止され、返金も受けられません。
再購入には、過去の利用時期やAdobe IDの制限がある
過去にAdobe CC付き講座を購入した人は、購入時期と利用したAdobe IDを確認しましょう。各校の主な制限は次のとおりです。
- デジハリ:2024年12月以降にAdobeマスター講座を申し込んだ人は、再申込みできません。
- ヒューマンアカデミー:講座は1人1回限り。同じAdobe IDで学生・教職員個人版の利用履歴がある場合、付属コードによる更新・追加はできません。
- アドバンスクール:1人、1つのAdobe IDにつき1回。同じIDでの2回目の利用に加え、2026年7月以降の他社スクールパートナーのコード利用履歴も制限の対象です。
別のスクールに申し込めば必ず継続できるわけではありません。2年目の利用方法は、Adobe CC付き講座の再購入と更新の解説で詳しく説明しています。
個人向けの講座。法人名義や勤務先の業務用は対象外

すべて受講者本人が個人名義で申し込み、本人が利用するための講座です。法人名義での購入や、勤務先の業務用としての利用は対象外です。
ヒューマンアカデミーでは、企業名・法人名に加え、屋号での申込みや振込みもできません。
アドバンスクールでは、個人として請け負う仕事にも利用できますが、「個人所有のパソコン」で「受講者本人のAdobeアカウントを使うこと」が条件です。
Adobe CC付き講座のよくある質問
講座が終わるとAdobe CCも使えなくなりますか?
講座が終わっても、Adobe CCは付属コードの利用期間中なら使えます。講座はデジハリとヒューマンアカデミーが3か月、アドバンスクールが6か月ですが、Adobe CCは1年分です。

デジハリでは、講座は入金確認後から3か月、Adobe CCはコード登録から1年間です。アドバンスクールも、講座は学校側の登録日から6か月、Adobe CCはコード登録日から1年間となります。
コードの登録を後にしても、講座の受講期間まで延びるわけではありません。
1か月だけの利用や分割払いはできますか?
今回の3講座に付属するのはAdobe CC1年分のコードです。1か月分だけの購入や、日割りの契約はありません。
受講料の分割払いは、学校や支払方法によって異なります。ヒューマンアカデミーには教育ローン、アドバンスクールにはカードの分割払い・リボ払いの取扱いがあります。
分割して支払っても、Adobe CCが月単位の契約に変わるわけではありません。
Adobe CCは自動更新されますか?

付属コード自体は1年分のプリペイド式で、自動的に期間が経過したら無効になります。
ただし、Adobe側で支払方法を登録して自動更新を選択した場合は、別途継続課金の対象になります。
継続課金を希望しない場合は、コード登録時に自動更新を選ばないようにしましょう。
通常版のAdobe CCから切り替えられますか?
各校の購入条件を満たしていれば、通常版を利用している人も講座に申し込めます。
コードを有効化する前に、Adobeアカウントで現在のプラン・更新日・解約条件を確認しましょう。契約の重複や、解約に伴う費用を避けるため、講座の購入だけを理由に通常版をすぐ解約しないことが大切です。
複数のパソコンで使えますか?

Adobe CCのライセンス認証は2台まで、同時使用は1台までです。
自宅のデスクトップと持ち運び用のノートパソコンなど、使う端末を切り替えられます。MacとWindowsの組み合わせも可能ですが、使えるのは受講者本人です。
パソコンを買い替えたときなどの認証の変更方法は、Adobe CCを別のパソコンへ移す手順で解説しています。
3校ともAdobe CC Proを1年間使えて、オンライン講座でソフトの使い方も学べます。教材を見ながら実際に手を動かせるので、基本操作から作品づくりへ少しずつステップアップできます。
- すぐに使い始めたいならデジハリ:コードを受け取り、画像編集・動画・Web制作の基本を学べます。
- 制作例に沿って覚えたいならヒューマンアカデミー:名刺やサムネイルなどを作り、わからない操作は質問しながら進められます。
- 6か月かけて幅広く学びたいならアドバンスクール:質問サポートを使いながら、InDesignやFireflyなどにも取り組めます。
ソフトと教材を一緒に用意できるので、Adobeをこれから始める人にもおすすめです。学んだ操作を自分の写真やデザインにも取り入れながら、作れるものを増やしていきましょう。


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