Photoshopの「コンポジション参照」は、ラフスケッチや写真の構図を参考にしてAI画像を生成する機能です。
人物のポーズや物の配置など、文章だけでは伝えにくいイメージを図や画像で指定できます。



「画像を生成」に参照画像とプロンプトを組み合わせることで、上図のようにラフから写真を作ったり、写真をイラストにしたりできます。
この記事では、モデルの選択から参照画像の設定、強度の調整までを画面付きで解説します。
コンポジション参照の使い方
ラフスケッチや写真を用意して、「画像を生成」の参照設定から読み込みます。

編集画像を生成
新規ドキュメントを作成し、メニューバーの編集→画像を生成を選択します。ツールバーの「画像を生成」アイコンからも開けます。
モデルの選択メニューを開き、Firefly Image 3を選びます。

モデルによって使える参照設定が異なります。Firefly Image 3を選んでいない場合は参照画面のボタンが押せません。

参照オプションを開き、「コンポジションの参照」に構図を指定する画像を読み込みます。
- 画像アイコンをクリックして参照オプションを開く
- 「コンポジションの参照」内の
画像を選択をクリック - パソコンに保存したラフや写真を選択する
Photoshopで編集中のラフを使う場合は、JPEGやPNGで書き出してから選択します。
参照画像を設定したら、プロンプト入力欄に作りたい画像の内容を入力します。

配置やポーズは参照画像で、被写体や質感はプロンプトで伝えると整理しやすくなります。写真・イラストなどの表現は、プロンプトやコンテンツタイプで指定します。
設定ができたら生成をクリックします。生成された画像で、物の位置や大きさ、人物のポーズが意図に近いかを確認しましょう。
構図を調整したい場合は、次に紹介する強度設定を変更して再生成します。画像生成の基本操作は「PhotoshopでAI画像を生成する方法」で解説しています。
コンポジション参照の強度設定(忠実度)

- 「強さ」を右へ動かすと参照画像の構図に近づく
- 「強さ」を左へ動かすと参照画像からの自由度が上がる
強度は、参照画像の配置や形にどの程度近づけるかを調整する設定です。強くすれば画質が上がる、という意味ではありません。
構図が大きくずれる場合は強度を上げて試します。ラフの歪みまで反映される場合は、強度を下げるか、ラフの形を整えてみてください。
コンポジション参照の使用例・便利な使い方
ラフや図形だけでなく、写真やイラストも参照画像にできます。画像から別の画像を作る「img to img」の用途にも使える機能です。
ラフスケッチで構図やポーズを指定する
絵を細部まで描き込まなくても、主な形や配置が伝わるラフがあれば画像生成の手がかりになります。

手描きのソファーから写真風の商品イメージを作った例です。形や素材のアイデアを具体化し、完成イメージを共有するときに役立ちます。

イラストをぬいぐるみ風にするなど、形を参考に素材感を変える使い方もできます。
CADの線画や3Dモデルを使う場合も、構図が分かる画面を画像として書き出して参照させます。CADデータや3Dファイルを直接読み込ませる操作ではありません。
写真やイラストの構図を参考に画風を変える(img to img)
コンポジション参照は、写真やイラストをもとに別の画像を生成する「Image to Image(i2i)」にも使えます。
構図を参考にしながら、プロンプトやスタイル設定で写真・絵画・イラストなどの表現を変えられます。


写真を絵画風にしたり、イラストを写真風にしたりした例です。構図を手がかりに新しく生成するため、顔や細部まで元画像のまま残るわけではありません。
ロゴや図形の形を参考にビジュアルを作る

ロゴや図形を参照画像にすると、その形を手がかりにしたビジュアルを生成できます。

プロンプトやスタイルを切り替えると、形の印象を生かしながら質感や表現を変えられます。
文字や輪郭の細部は変わる場合があります。正確なロゴデータの加工というより、ロゴの形を使ったビジュアルのアイデア出しに向いた使い方です。
コンポジション参照が表示されない・うまくいかない時の対処法
- コンポジション参照が画面に表示されない
-
まずは「画像を生成」でFirefly Image 3を選択しているかを確認してください。別のモデルや生成塗りつぶしを開いていると、この記事とは異なる参照設定が表示されます。
コンポジション参照はPhotoshopのVer.26.6以降に搭載されています。古いバージョンの場合は、Creative Cloudアプリからアップデートしてください。

使用中のバージョンは
Photoshopについてで確認できます。モデルとバージョンが合っていても表示がおかしい場合は、作業を保存してPhotoshopを再起動します。コンポジション参照が使えないモデルで、構図を維持したままAI編集したい場合は「プロンプトで編集」を使い”構図を維持したまま”とプロンプトに入力して生成してみてください。
- 参照画像どおりの構図にならない
-
参照画像は生成の手がかりなので、指定した構図やポーズがそのまま再現されるとは限りません。次の順に調整してみてください。
- 参照画像とプロンプトで、向きや配置の指示が矛盾していないか確認する
- ラフの不要な線を減らし、主な形や位置を分かりやすくする
- 「強さ」を調整して再生成する
例えば横向きのラフに「正面から見た」と指示すると、構図の手がかりが食い違います。まずは参照画像と文章の内容をそろえましょう。
- スタイル参照との違いは?
-
どちらも参考画像を使いますが、生成へ反映させたい情報が異なります。
- コンポジション参照:配置・形・ポーズなどを参考にする
- スタイル参照:画風・色合い・質感などを参考にする
構図だけを合わせたいならコンポジション参照を使います。構図と画風の両方を指定したい場合は、二つの参照設定を組み合わせます。
- 生成塗りつぶしでもコンポジション参照を使える?
-
この記事のコンポジション参照は、「画像を生成」で新しい画像を作るときの設定です。
生成塗りつぶしで選択範囲を編集する場合にも、参考画像を指定する「参照画像」が使えます。ただし、コンポジション参照とは設定項目や操作が異なります。
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インターネット接続とAdobeアカウントへのログイン状態を確認してください。生成クレジットに関する警告が出る場合は、残量と契約プランの利用範囲も確認します。
通信状態に問題がない場合は、作業を保存してPhotoshopを再起動します。クレジットについては生成クレジットの仕組みと確認方法をご覧ください。
- ガイドライン違反と表示されて生成できない
-
プロンプトと参照画像の内容を確認し、利用ガイドラインに反する内容が含まれていないか見直してください。
問題のない内容でも生成が止まる場合は、曖昧な表現を整理して再度試します。改善しない場合はエラーの内容を控え、Adobeサポートへ確認してください。
ブラウザー版Fireflyで同じように構図を指定したい場合は、Adobe Fireflyの構成参照の使い方をご覧ください。

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