Adobe MAX2020と同時にPhotoshopの新バージョンV22.00がリリースされました。
さっそくアップデートしてみましたが今回のアップデートも最高ですね!
AIの進化を実感できるアップデートになっています。
目玉機能のニューラルフィルタや便利機能を解説します
ニューラルフィルターで人の顔や表情をクリックだけで自由に加工
AdobeSenseiがどんどん進化しレタッチもAIにおまかせする時代、すごいですね。
- 肌を綺麗にする
- 視線の向きを変更する
- 若返らせる(老けさせる)
これらが一瞬で自由自在に加工可能です。
肌の修正がめちゃくちゃ楽に!
肌の修正は『ぼかしフィルタ』『ハイパスフィルタ』『スタンプツール』これらを使って地味に作業していましたが、Photoshop2021からはスライダーを動かすだけ!
肌をサクッと綺麗にできるのも便利ですが、AIが自動でニキビや吹き出ものなんかを認識して自然に消去してくれるのは本当にすごいですよね。
スライダーを動かせば強度を変更可能なのでシチュエーションに合わせて補正が可能。
視線の向きを変更したり笑顔にしたり
今までは【ゆがみ】を使用して口角を上げたり口を閉じさせたりと加工していましたが、ニューラルフィルターを使えばもっとかんたんに加工できちゃいます。
AIが笑顔を調整するための新しいピクセルを生成してくれるので面倒な作業がまた一つ消えますね。
表情を変える
できることがたくさんあります。
まだ一部はベータ版という感じですがユーザーが送信するデータが増えてくればどんどん精度が増していくはずです。
うーん、顔のレタッチ職人は仕事が無くなりそう…
ニューラルフィルタが出来ることはこれ以外にもたくさんあるので下記記事に詳しくまとめました
コンテンツに応じた塗りつぶしがさらに便利に
もはや欠かすことのできない【コンテンツに応じた塗りつぶし】がさらに便利になりましたよ!
選択とマスク機能が進化
2020の境界線の選択も強力でしたが2021では【髪の毛を調整】オプションが付きました。
これによりさらに複雑な髪の毛や動物の毛をAIが自動的に調整していい感じに切り抜いてくれます。
さらに選択とマスクをプリセットとして保存・読み込みできるようになり作業効率がUP
コンテンツに応じたトレースツール
テスト運用新機能とのことですが期待できるツール【Contents-Aware Tracing Tool】
境界線にカーソルを合わせてクリックするだけでオブジェクトの周りにパスを描画してくれるというもの。
【被写体の選択】もめちゃくちゃ便利ですが今後はAIがパスも作成してくれることになります。
コンテンツに応じたトレースツールの表示方法
環境設定▶テクノロジープレビュー▶有効▶再起動
マグネット選択ツールと同じ感覚で張り付くパスツールにもなるんでしょうか。便利そうですね。
サンプリングブラシツール
サンプリングエリアの調整が直感的かつかんたんに!
サンプリング領域を増やしたい場合は加算モードにしてブラシをかけ、逆に除外したい場合は減産モードにしてなぞるだけです。
選択範囲の調整ツール
なげなわツールもEキーを押すだけで選択モードが切り替わり加算、除外を簡単に行えるように!
サクッと切り替えられるのは便利ですね。
空を自由自在に
Photoshop Cameraアプリに実装されていた機能がPhotoshopでも使えるようになりました。
プリセットや読み込んだ空の写真を選択するだけでAIが空と色調を変更してくれます。
くもり空をワンクリックで晴れに変更できるのは便利ですね!
多くの空で試してみました
実用的な進化
日常的に使うツールが進化し、利用機会が増えそうな新機能を紹介します。
ライブシェイプ
Illustratorはすでに搭載されていましたが、Photoshopでもバウンディングボックス内のアイコンをドラッグするだけで角を丸くすることができるようになりました。
さらにシェイプツールのパネルも強化され、プロパティパネルもより便利に!
パターンプレビュー
パターンの作成もIllustratorが便利でしたが、Photoshopのパターン作成機能にライブプレビューがつきました。
これにより実際の画面を見ながらパターンがどのように変化するか確認しながら作業を行うことが可能になります。
プリセットに検索機能が付与
下記のパネルに検索機能が付与され、検索バーに文字を入力すれば一瞬で目的のプリセットにアクセスが可能になります。
- ブラシ
- スウォッチ
- グラデーション
- スタイル
- パターン
- シェイプ
プリセットを沢山登録してる人はめちゃくちゃ嬉しいですよね、これ。
フォルダ整理しよう…!
スマートオブジェクトのリセット
回転させたり、変形させたり、色を変えたり…色々加工してしまったスマートオブジェクトをボタン一発で元に戻せます。地味に便利。
配置など試行作業している時に捗りそう。
プラグインの追加機能
プラグインの追加がさらに簡単になりました。
Creative Cloudアプリケーションのマーケットプレイスタブからプラグインを探してみてください。
クラウドドキュメントのバージョン管理がかんたんに
Photoshopでクラウドドキュメントのバージョン管理が簡単にできるようになりました!
【バージョン履歴パネル】から以前の保存バージョンにアクセスが可能。
プレビューを見たり以前のバージョンを復元したり、さらにはオフラインで使用できるようにするオプションも追加されました。
Adobe Photoshop CC 2021を使ってみよう
現在すでにPhotoshop cc 2021は公開されており新規アプリケーションとしてCreative Cloudからダウンロードすることが可能です。
2020を残したまま2021をインストールすることもできるので気軽に2021の新機能を試してみてください!
Adobe CCユーザーなら無料でアップデートできますよ!
現在最新のPhotoshopはV24の2023
2022年10月のアップデートでPhotoshop 2023 V.24が登場しています。
2021当時よりも選択精度が向上していたり、ニューラルフィルターの機能が増えています。
毎年アップデートが行われるので新しい機能もチェックしておきましょう!
Photoshopは格安プランもあります
他のAdobe CCソフトは全部単品で買うと高いんですがフォトショだけは例外的に『フォトプラン』という超格安プランが用意されています。
PhotoshopだけでなくLightroomも使えて月額2,380円という超お手軽価格。(値上げしました)
しかも今回のように最新バージョンが出た際もすぐにアップデート可能なので割安すぎ!
ちなみにPhotoshopの買い切り版は販売を終了しており、現在はサブスクのみの販売となっています。
コメント