Adobeの「Premiere」とつくソフトは以下の4つ。

- Premiere デスクトップ版(旧Premiere Pro)
- Premiere モバイル版
- Premiere Elements
- Premiere Rush(廃止)
仕事や本格的な動画編集にはPremiereデスクトップ版(旧Premiere Pro)を使うのが一般的です。
Premiereにはモバイル版も用意されており、スマホアプリで編集することも可能です。
Premiere Elementsは主に家庭用動画をガイドに沿って作ることができる「お手軽動画編集ソフト」で、Premiere Rushは新規ダウンロードが終了した旧アプリになります。
Premiere・iPhone版・Rush・Elementsの違い一覧
| 比較項目 | Premiere デスクトップ版 | Premiere iPhone版 | ![]() Premiere Rush 販売終了 | ![]() Premiere Elements 3年ライセンス |
|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | 仕事・本格編集 | スマホ編集・SNS | 簡易編集 | 家庭・個人制作 |
| 機能性 | 最も多機能 | モバイル向けに充実 | 旧簡易編集アプリ | AI・自動化・編集 |
| 利用環境 | Windows・Mac | iPhone | PC・スマホ | Windows・Mac |
| 利用者層 | 初心者からプロ | 初心者・モバイル制作者 | 既存ユーザー | 初心者から個人利用者 |
| 仕事利用 | 業務・求人で最も汎用的 | 短尺・現場編集向け | 非推奨 | 個人制作中心 |
| 料金 | 3,280円/月〜 年間プラン月々払い | 無料 一部AIはクレジット使用 | 販売終了 | 19,580円 3年間ライセンス |

単純なスペックで比較した場合、Premiereデスクトップ版が上位互換となります。
しかし、使い方や運用方法によってはPremiereデスクトップ版以外のアプリを選んだほうが良いこともあります。
Premiereデスクトップ版は仕事・本格編集向け

Premiereデスクトップ版は、旧称Premiere Proにあたる本格的な動画編集アプリです。
カット、テロップ、音声、カラー、エフェクト、複数トラック、AI編集まで一通り扱えます。YouTube、企業動画、広告、映像制作など、あらゆる動画編集に対応可能なソフトです。
- 文字起こしベースの編集や自動マスクなどのAI機能
- 複数カメラ・複数音声・長尺動画の管理
- After Effects・Audition・Frame.ioとの連携
- プラグイン・テンプレート・チーム制作への対応

Premiere iPhone版は無料で使えるモバイルアプリ
Premiere iPhone版は、Premiere Rushの後継にあたる無料のモバイル動画編集アプリです。
フレーム単位のカット、複数トラック、キーフレーム、テキスト、カラー、音声補正、オートリフレームなどをiPhone上で利用できます。
- 撮影から編集・SNS投稿までiPhoneで完結
- 縦動画、YouTubeショート、SNS動画に対応
- 作成したプロジェクトをデスクトップ版で再開可能
- アプリ本体は無料。一部の生成AI機能は生成クレジットを使用
Premiere Elementsは家庭用・ガイド付き編集向け

Premiere Elementsは、AIと自動化、ガイド付き編集、素材整理を重視したWindows・Mac向けの動画編集ソフトです。
クイック・ガイド・詳細の編集モードを選べるため、家族動画、旅行動画、趣味のYouTubeなどを自分のペースで作りたい人に向いています。

Premiere Rushは新規ダウンロード終了

Premiere Rushは、PCとスマートフォンで使えた旧簡易編集アプリです。
2025年9月30日に一般向けの新規ダウンロードとサブスクリプション更新が終了しました。2026年9月30日にテクニカルサポートが終了するため、これから動画編集を始める人が選ぶ製品ではありません。
すでにインストール済みの環境では利用できる場合がありますが、新しい端末やOS更新によって動作が不安定になる可能性があります。

Premiereデスクトップ版とiPhone版の違い
Premiereデスクトップ版とiPhone版は同じPremiereアプリファミリーですが、利用環境と担当する編集工程が異なります。
| 比較項目 | Premiereデスクトップ版 | Premiere モバイル版 |
|---|---|---|
| 対応端末 | Windows・Mac | iPhone |
| 料金 | 有料サブスクリプション | 基本無料 |
| 主な用途 | 仕事・本格編集・長尺 | SNS・短尺・外出先編集 |
| 編集機能 | プロ向けの詳細機能 | モバイルで必要な主要機能 |
| 共同制作 | Frame.io・チーム制作に対応 | 個人制作中心 |
| プロジェクト連携 | iPhone版の続きを編集可能 | デスクトップ版へ引き継ぎ可能 |
短い動画や外出先の編集はiPhone版が便利
iPhoneで撮影した素材を、そのままカット・文字入れ・音声調整して投稿できます。
SNS向けの縦動画や短尺動画ではパソコンへ素材を移す前にスマホだけで完成させられる点が大きな利点です。
仕事・長尺・細かな仕上げはデスクトップ版
多数の素材や音声を管理し、カラー、マスク、エフェクト、字幕、納品形式まで細かく調整する場合はデスクトップ版を使います。
求人や制作会社の案件で「Premiereが使えること」とされる場合も、基本的にはデスクトップ版の操作とプロジェクト運用を指します。
iPhoneで始めてデスクトップで仕上げられる
Premiereデスクトップ版の有料メンバーシップがあれば、iPhone版で始めたプロジェクトをデスクトップ版で開き、さらに細かく編集できます。
外出先では素材整理と仮編集、自宅や職場ではデスクトップ版で仕上げるという使い分けも可能です。

Premiere Rushは販売終了、以後はPremiereで代替可能
Premiere Rushは販売を停止しており、これから使いはじめるアプリではありません。
- 2025年9月30日:一般向け新規ダウンロード終了
- 2026年9月30日:テクニカルサポート終了
- 後継:Premiere iPhone版・Premiereデスクトップ版
Rushのスマホ利用者はiPhone版、PC利用者はデスクトップ版へ
iPhoneで短い動画を編集していた人はPremiere iPhone版、Windows・Macで編集していた人はPremiereデスクトップ版が主な移行先です。
Android版Premiereは開発中です。AndroidでRushを使用している場合は、現在の環境とプロジェクトをデスクトップ版またはiPhone版に移す必要があります。
既存プロジェクトは早めに退避する
新しい端末やOSではRushが正常に動かなくなる可能性があります。
編集済み動画の書き出し、使用素材の保存、現在のプロジェクト確認を早めに行ってください。

Premiereデスクトップ版とPremiere Elementsの違い
Premiereデスクトップ版とElementsは、単に上位版・下位版という関係ではなく、対象ユーザーと運用方法が異なります。
| 比較項目 | Premiereデスクトップ版 | Premiere Elements |
|---|---|---|
| 主な対象 | 仕事・本格制作・長期学習 | 家庭・趣味・個人制作 |
| 操作方法 | 自由度が高い編集画面 | クイック・ガイド・詳細モード |
| AI・自動化 | 文字起こし・マスク・検索など | トリミング・音楽調整・整理など |
| 共同制作 | チーム・外部アプリ連携に強い | 単体・個人利用が中心 |
| 仕事での汎用性 | 求人・案件で指定されやすい | 限定的 |
| 料金 | サブスクリプション | 3年間ライセンス |
ElementsはAI・自動化・ガイド編集が充実
Premiere Elementsには、動画のトリミングやサイズ変更、音楽の長さ調整、エフェクト、素材整理、顔認識などが用意されおり、機能的に大きく劣るというわけではありません。
クイック・ガイド・詳細の3モードを切り替えられるため、最初は手順に沿って作り、慣れたらタイムラインで細かく編集することもできます。
仕事で使うスキルとしてはPremiereのほうが価値が高い
Premiere Elementsでも動画制作や有償案件に使用できますが、業務での汎用性はPremiereデスクトップ版より低くなります。
実務ではPremiereのプロジェクトファイルを受け渡して共同編集したり、After EffectsやAuditionなどと連携したりするため、Premiereデスクトップ版の操作経験がそのまま仕事につながりやすいからです。
求人や制作会社で求められる「Premiereの操作経験」は、通常はデスクトップ版Premiereの編集画面、プロジェクトファイル、チーム制作への対応を指します。
Elementsは定期課金なしの3年間ライセンス
Premiere Elements 2026は19,580円で購入でき、3年間利用できます。
自動更新がない買い切り型ではありますが、永久ライセンスではありません。期限後はPremiere Elements Editorへアクセスできなくなります。
また、アップグレードするたびに12,980円が発生します。

Premiereシリーズ4つの料金比較

Premiereシリーズは、サブスクリプション、無料アプリ、提供終了製品、3年間ライセンスで料金体系が異なります。
| 製品 | 通常の料金 | 無料体験・無料利用 |
|---|---|---|
| Premiereデスクトップ版 | 3,280円/月 年間プラン | 7日間無料体験 |
| Premiere iPhone版 | 無料 | 無料 |
| Premiere Rush | 購入不可 | 終了 |
| Premiere Elements 2026 | 19,580円 3年間ライセンス | 7日間無料体験 |
仕事・本格編集ならPremiereの月額プラン
Premiere単体プランは年間プラン月々払いで3,280円です。
デスクトップ版だけでなく、モバイル版も使用可能です。
\7日間の無料体験あり/
月額課金を避けるならPremiere Elements
Premiere Elementsは19,580円の一括払いで、3年間追加料金なしで利用できます。
月額課金はありませんが、3年後も編集を続けるには新しいライセンスが必要です。
\Elementsを確認/
Premiereの月々プラン・年間プラン、Creative Cloudとの価格比較は以下の記事で詳しく解説しています。

Premiereシリーズについてよくある質問
- Premiere ProとPremiereは別のソフトですか?
-
別のソフトではありません。デスクトップ版とiPhone版を含むアプリファミリーを表すため、Premiere ProからPremiereへ名称が変わりました。
- Premiere iPhone版は無料ですか?
-
Premiereモバイル版は、無料でも編集機能に制限がなく、透かしなしで4K動画を無制限に書き出せます。
有料のモバイルプランもありますが、通常の編集機能を解放するための課金ではなく生成クレジットやクラウドストレージを追加したい場合に利用します。
- PremiereのiPad版・Android版はありますか?
-
現時点で専用の現行モバイル版として提供されているのはiPhone版です。Android版は開発中です。
- Premiere Rushはもう使えませんか?
-
新規ダウンロードは終了しています。すでにインストール済みの環境では利用できる場合がありますが、2026年9月30日にテクニカルサポートが終了します。
- Premiere Rushの代わりは何ですか?
-
iPhoneではPremiere iPhone版、Windows・MacではPremiereデスクトップ版が後継です。
- Premiere Elementsは買い切りですか?
-
定期課金ではありませんが、永久ライセンスでもありません。購入後3年間利用できる期限付きライセンスです。
- 初心者はPremiereとElementsのどちらを選ぶべきですか?
-
仕事・副業・本格的なYouTube運用を目指すならPremiereデスクトップ版、家庭用動画をガイドに沿って編集したいならElementsが向いています。
- Premiere Elementsを仕事で使えますか?
-
有償制作に使用することはできます。ただし、共同制作や求人で求められるPremiereの操作経験は通常デスクトップ版を指すため、仕事での汎用性は限定的です。
- Premiereデスクトップ版にはiPhone版も含まれますか?
-
Premiere単体プランにはデスクトップ版とiPhone版が含まれます。iPhone版だけであれば無料でも利用できます。
目的別 おすすめPremiereシリーズ比較
| 目的 | 選ぶ製品 | 理由 |
|---|---|---|
| 就職・副業・クライアントワーク | Premiereデスクトップ版 | 業務での汎用性が高く、求人・共同制作へ対応しやすい |
| YouTube・企業動画を本格制作 | Premiereデスクトップ版 | 長尺、音声、カラー、エフェクトまで一元管理できる |
| iPhoneで無料編集 | Premiere iPhone版 | 撮影から投稿までスマホで完結できる |
| 外出先で仮編集してPCで仕上げる | Premiere iPhone版+デスクトップ版 | 同じPremiereファミリーでプロジェクトを引き継げる |
| 家族・旅行・趣味の動画 | Premiere Elements | ガイド・自動化・素材整理が充実 |
| 月額課金を避けたい | Premiere Elements | 一括払いの3年間ライセンス |
| Rushをすでに使用中 | Premiereへ移行 | Rushは新規DL終了・サポート終了予定 |
仕事や本格的な動画編集を目的としているならPremiere デスクトップ版を選ぶのが最適です。
Premiere Elementsの汎用性はデスクトップ版より低いものの、家庭用・個人制作ではガイドや自動化が役立ちます。
Premiere以外も含むAdobeの動画編集・アニメーションソフトは以下の記事で比較しています。




コメント
コメント一覧 (2件)
Premiere Elementsの評価低すぎでは?
たしかにPremiere Proがサブスクとなって月3000円未満となってからは手が出しやすくなったけど(昔は買い切りでPremiereもPhotoshopもillustratorもそれぞれ10万円以上)
かといってエレメンツが「パソコン超初心者向け」「らくらくフォン」は言い過ぎ。
パソコン超初心者がエレメンツ使いこなせるわけない。エレメンツだって元々Premiere proからプロしか使わない機能を削っただけのもの(昔はPremiere LEと言って、ビデオキャプチャーボードの付属ソフトになったりしてた)。それにUlead Video Studioの影響もあってかビデオ編集初心者向けのインターフェースが加わったもの。
交通系youtuberの西園寺のスタッフ(西園寺君、たなか君、Zaki君)もみなエレメンツを使ってあれだけの作品を作っている。
yaku6deri様
ご指摘いただきましたとおりPremiere Elementsの評価を低く設定していた点については訂正いたします。
特に大げさな表記となっておりました「パソコン超初心者向け」「らくらくフォン」の部分など、内容については順次修正していきます。
コメントありがとうございました。