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Adobe Stockは商用利用できる?ライセンス・禁止事項・クレジット表記を解説

景品表示法に基づく表記:当サイトは広告を使用しています。
Adobe Stockのライセンスで知っておきたい5つのポイント

Adobe Stockの素材は商用利用できると聞いたけど、どこまで使えて何が禁止なの?

Adobe Stockの写真、イラスト、ベクターなどは、Webサイト、SNS、広告、パンフレット、商品パッケージといった商用制作に利用できます。

ただし、商用利用できるからといって、どの素材をどのような用途にも使えるわけではありません。 印刷部数、再販商品、テンプレート、ロゴ、クライアント案件、エディトリアル専用素材などには個別の条件があります。

多くのAdobe Stock素材は通常ライセンスの範囲で商用利用できます。
素材そのものが商品の価値になる場合は拡張ライセンスが必要で、ロゴへの利用や素材ファイル単体の配布はできません。

Adobe Stockのサービス内容から確認したい場合は、以下の記事を先にご覧ください。

目次

Adobe Stockの素材は商用利用できる

本記事はAdobe Stockライセンス情報Adobe Stock製品固有利用条件をもとに執筆しています。
個別の素材に追加制限が表示されている場合や、エンタープライズ契約を利用している場合は、各契約の条件を優先してください。

商用利用はできる?

Adobe Stockでは、「エディトリアル専用」と表示された素材を除き、多くの素材を広告、Webサイト、書籍、プレゼンテーション、年次報告書などのクリエイティブプロジェクトに使用できます。

無料コレクションの素材も商用プロジェクトに利用できます。ただし、無料か有料かにかかわらず、素材の詳細画面に表示されるライセンスと追加制限を確認してください。

使用例利用の目安主な確認点
Webサイト・SNS通常ライセンスで利用可能Web表示回数の上限なし
広告・パンフレット・書籍通常ライセンスで利用可能原則50万部・50万人まで
商品パッケージ通常ライセンスでも利用可能素材自体が商品の主な価値でないこと
50万部を超える印刷・配信強化または拡張ライセンス素材ごとのライセンスを確認
Tシャツ・ポスター・マグカップの販売拡張ライセンス素材自体が購入目的になる場合
再販するテンプレート拡張ライセンス素材を単体で抽出できないこと
会社・商品のロゴ利用不可ロゴの一部としても使用できない
エディトリアル専用素材の広告利用原則利用不可権利者の書面同意などが別途必要

商品パッケージに背景写真を使う場合と、写真を大きく印刷したポスター自体を販売する場合では、必要なライセンスが異なります。

迷ったときは、購入者が何に価値を感じて商品を買うのかを基準に考えると判断しやすくなります。ストック素材そのものに対しての価値が強くなる商品は拡張ライセンスが必要になる可能性が高いです。

通常・強化・拡張ライセンスの違い

Adobe Stockのライセンスの種類と違い

Adobe Stockのビジュアル素材には、主に通常ライセンス、強化ライセンス、拡張ライセンスがあります。

利用範囲通常強化拡張
Web・SNSでの表示
素材の編集・加工
50万部・50万人までの利用
50万部・50万人を超える利用×
素材自体が主価値となる商品の販売××
再販するテンプレートへの組み込み××
素材ファイル単体の配布×××
ロゴ・商標への利用×××

音楽素材には、オーディオ通常ライセンスとオーディオ拡張ライセンスという別の条件があります。

通常ライセンスは一般的なWeb・広告・印刷物に使える

Adobe Stockにある多くの写真、ベクター、イラストには通常ライセンスが付与されています。

WebサイトやSNSには表示回数の制限なく掲載できます。商品パッケージ、印刷広告、デジタル文書、ソフトウェアなどでは、原則として50万部・50万人まで利用できます。

一方、素材自体が購入目的となる商品や、再販するテンプレートには使用できません。

強化ライセンスは50万部・50万人の上限を超えられる

強化ライセンスは、通常ライセンスの利用範囲から50万部・50万人の上限を外したものです。

Adobe Stockの動画、テンプレート、3D素材、プレミアムコレクションなどは、強化ライセンスで提供される場合があります。

ただし、強化ライセンスでも、素材自体が主な価値となるTシャツやポスターの販売、再販テンプレートへの組み込みはできません。

拡張ライセンスは素材を使った商品やテンプレートを販売できる

アセット自体が主な購入目的となるTシャツ例
アセット自体が主な購入目的になるTシャツの例

拡張ライセンスでは、通常・強化ライセンスの範囲に加えて、素材自体が主な価値となる商品やテンプレートを販売・配布できます。

アセットが主体となる商品例
アセットが主体となる商品例
  • 写真やイラストを主役にしたTシャツ
  • 素材を大きく掲載したポスターやマグカップ
  • 購入者が編集して使うデザインテンプレート
  • 素材を組み込んだオンデマンド印刷商品

拡張ライセンスでも、受け取った人が元の素材を独立したファイルとして取り出せる状態にはできません。

利用できるライセンスは素材や購入方法によって異なります。料金や取得方法はAdobe Stockの料金プランで確認してください。

Adobe Stockのクレジット表記は原則不要

通常の広告、Webサイト、パンフレットなどでAdobe Stock素材を使用する場合、原則としてクレジット表記は必要ありません。

ただし、次の場合は帰属表示が必要、または求められることがあります。

使用状況クレジット表記
一般的な広告・Web・印刷物原則不要
エディトリアル専用素材必須
素材を視聴覚作品で使用業界標準に従い、可能な範囲で表示
他社ストック素材へクレジットを付ける作品Adobe Stockにも同等の表示が必要

エディトリアル素材では、素材詳細画面またはIPTC情報に表示されているクレジットラインを使用します。

コントリビューター名 / stock.adobe.com

映画、テレビ、動画などの視聴覚作品では、業界標準に沿った帰属表示を行うよう合理的な対応が求められます。

「クレジット表記が不要」と一律に判断せず、エディトリアル表示の有無と公開媒体を確認してください。

会社・クライアント・外注先で素材を使う場合

Adobe Stockのライセンス譲渡は可能?

Adobe Stockでは、一定の条件を満たせば、従業員や業務請負者と素材を共有したり、クライアントに代わってライセンスを取得したりできます。

利用者・用途主な条件
自社の従業員ライセンス条件に従い、自社の代理として使用する
外注先・業務請負者書面で条件に同意し、購入者の代理としてのみ使用する
1社のクライアントクライアントに代わって取得可能。権利は購入者かクライアントのどちらか一方に帰属
別のクライアント同じ素材でも別ライセンスが必要
アンリミテッドプランの素材クライアントプロジェクトで使用不可

クライアント用に取得した素材を別案件へ使い回さない

通常の従量制プランやクレジットパックでは、クライアントに代わって素材のライセンスを取得できます。

ただし、購入した権利は購入者またはクライアントのどちらか一方に帰属します。同じ素材を自社制作や別のクライアント案件でも使う場合は、追加のライセンスが必要です。

従業員や外注先との共有には条件がある

未編集の素材を従業員や外注先へ渡す場合は、相手がライセンス条件に従うことを書面で合意し、購入者の代理としてのみ使用する必要があります。

素材の利用については、ライセンスを取得した側が責任を負います。素材ファイルを自由に再利用できる共有フォルダーへ置く運用は避けてください。

アンリミテッドプランはクライアント案件に使えない

Adobe Stock製品固有利用条件では、アンリミテッドプランや無制限プランで取得した素材をクライアント向け作品に使用したり、クライアントへ使用させたりすることが禁止されています。

フリーランスや制作会社がクライアントワークで利用する場合は、通常の従量制プラン、クレジットパック、または契約に適した法人向けプランを確認してください。

商品・テンプレートへ組み込む場合

Adobe Stock素材を商品に使う場合は、素材が商品の主な価値になっているかで必要なライセンスが変わります。

商品パッケージや誌面の一部なら通常ライセンスでも使える

食品パッケージの背景、書籍の挿絵、販促物の一部など、素材自体が商品を購入する主な理由ではない場合は、通常ライセンスで利用できることがあります。

通常ライセンスでは50万部・50万人の上限も確認してください。

素材そのものを売る商品には拡張ライセンスが必要

写真やイラストを大きく印刷したTシャツ、ポスター、マグカップなど、素材自体が購入目的となる商品には拡張ライセンスが必要です。

加工を加えただけで自動的に通常ライセンスへ戻るわけではありません。素材との実質的な類似性や商品の価値判断が難しい場合は、拡張ライセンスを選ぶかAdobeへ確認してください。

再販テンプレートは素材を抽出できない状態にする

販売・配布するテンプレートにAdobe Stock素材を組み込む場合も、原則として拡張ライセンスが必要です。

購入者が素材ファイルだけを取り出し、別の目的へ再利用できる状態にはできません。テンプレート内でのみ使える構造にしてください。

Adobe Stockが配布しているPhotoshopやIllustrator向けテンプレートを自分の制作物で使う場合と、自分が作ったテンプレートを第三者へ販売する場合は別の話です。

Adobe Stock素材をロゴや商標には使えない

Adobe Stockの画像、イラスト、ベクターは、会社や商品のロゴとしても、ロゴの一部としても使用できません。

Adobe Stockで取得できるのは非独占的な使用権であり、素材の所有権や独占権ではありません。同じ素材をほかの利用者もライセンスできるため、ブランドを識別するロゴには適していません。

また、素材の全部または一部を使った商標、デザインマーク、サービスマーク、商号などを登録・申請することも禁止されています。

ロゴには、自社で制作したオリジナルデータか、独占利用・権利譲渡の条件を確認できる制作物を使用してください。

エディトリアル専用素材は商用利用できない

エディトリアルライセンス

「エディトリアル専用」と表示される素材は、報道機関だけが使える素材という意味ではありません。

ニュース価値がある出来事や、公共・文化的な関心を持つトピックを扱う新聞、雑誌、ニュースブログなどで使用できます。

一方、次のような利用は原則としてできません。

  • 広告や販売促進
  • 商品やサービスの推薦
  • 記事広告
  • 営利目的のブログ
  • 商品化や販売物
  • NFTなどデジタル資産販売への利用

編集は、画質調整、軽いトリミング、サイズ変更などに限定されます。元の文脈や意味を変える加工はできません。

エディトリアル素材を使用するときは、素材詳細画面で指定されたクレジット表記も必要です。

Adobe Stockで禁止されている使い方

Adobe Stockを使用できない用途やテーマ

通常・強化・拡張のどのライセンスを取得していても、次の使い方はできません。

  • 素材ファイル単体を配布、販売、共有する
  • 第三者が元の素材を抽出・ダウンロードできる状態にする
  • 他者の著作権、肖像権、商標権などを侵害する素材と組み合わせる
  • Adobe Stock素材をロゴ、商標、サービスマーク、商号に使用する
  • 違法、誹謗中傷、ポルノ的な用途へ使用する
  • 人物や団体が特定の政治運動、主義主張、商品、センシティブな状態を支持しているように誤認させる
  • 素材詳細画面に表示された追加制限に反して使用する
  • 所有者表示を消したり、自分が作者・権利者であるように表示したりする
  • Adobe Stockの素材やデータをAI・機械学習モデルの作成、学習、テスト、改善に利用する
  • 自然人を識別する技術のために利用する

人物写真をセンシティブなテーマへ使用すると、写っている人物がその状態や主張と関係しているように見える可能性があります。

素材の文脈、被写体の権利、素材詳細画面の追加制限を確認してから利用しましょう。

解約後もAdobe Stockの素材は使える?

Adobe Stockを解約したあとに素材を使えるかどうかは、通常のサブスクリプションプラン・クレジットパックと、アンリミテッドプランで異なります。

通常プランは取得済みの素材を解約後も使える

通常のサブスクリプションプランやクレジットパックでライセンスを取得済みの素材は、解約後もライセンス条件の範囲で利用できます。

たとえば、契約中にライセンスを取得した写真をWebサイトや広告で使用している場合、Adobe Stockを解約したからといって、その素材が使えなくなるわけではありません。

一方、まだ素材と交換していない未使用のライセンス枠やサブスクリプションクレジットは解約すると失効します。

取得済みの素材は使えるが、未使用の枠は失効すると覚えておくとわかりやすいです。

アンリミテッドプランは解約後の利用範囲が限定される

アンリミテッドプランは、通常のサブスクリプションプランとは解約後の扱いが異なります。

契約中にダウンロードしただけではなく、契約中に実際のプロジェクトで使用していた素材であることが重要です。

契約中に使用した素材は、そのプロジェクトで引き続き利用できます。一方、ダウンロードしただけで未使用の素材を、解約後の新しい制作物へ使うことはできません。

また、将来使う目的で素材を大量にダウンロードして保存しておくような利用も認められていません。Adobeはアンリミテッドプランについて、アカウント共有や自動取得などを含む不正利用を制限しています。

アンリミテッドは「ダウンロードした素材を永久に自由に使えるプラン」ではありません。
解約を予定している場合は、通常プランと同じ感覚で素材を保存しておかないよう注意してください。

解約方法や未使用クレジット、解約料については、Adobe Stockの解約方法と解約後の扱いで詳しく解説しています。

Adobe Stockのライセンスに関するよくある質問

無料素材も商用利用できますか?

Adobe Stockの無料コレクションも商用プロジェクトに利用できます。

ただし、写真・ベクター・イラストと、動画・テンプレート・3Dでは付与されるライセンスが異なる場合があります。素材詳細画面のライセンス表示を確認してください。

同じ素材を複数の制作物で使えますか?

Adobe Stock素材はロイヤリティフリーで、取得したライセンスの範囲で複数の自社プロジェクトに再利用できます。

ただし、クライアントへ権利を移した素材を自社や別のクライアントでも使う場合は、追加ライセンスが必要です。アンリミテッドプランでは、同じプロジェクト内での継続利用に限定される特別条件があります。

Adobe Stockの素材をクライアント案件で使えますか?

通常の従量制プランやクレジットパックでは、クライアントに代わってライセンスを取得できます。

1ライセンスにつき1クライアントが基本です。アンリミテッドプランで取得した素材はクライアント案件に使用できません。

アンリミテッドプランは拡張ライセンスですか?

2026年1月16日版のAdobe Stock製品固有利用条件では、個人向けアンリミテッドプランの素材は強化ライセンスとして扱われます。

さらに、クライアント案件、オンデマンド印刷、将来利用のための備蓄などに追加制限があります。料金ページの簡略表示だけで判断せず、製品固有利用条件を確認してください。

Adobe Expressの限定ライセンスは通常ライセンスと同じですか?

同じではありません。

Adobe Express内の一部素材には「限定ライセンス – Adobe Express」が付与されます。Adobe Expressプロジェクト内で使用し、完成した成果物を書き出すことはできますが、素材を単体で書き出したり、Adobe Express外で独立した素材として使ったりすることはできません。

AI生成と表示されたAdobe Stock素材も商用利用できますか?

Adobe Stockに掲載されているAI生成素材は、素材詳細画面に表示されるライセンス条件で利用できます。

ただし、Adobe Stock素材をAI・機械学習モデルの学習、テスト、改善に使用することはできません。

取得したライセンスはどこで確認できますか?

Adobe Stockの素材詳細画面で、その素材に付くライセンスを確認できます。

取得済み素材は、Adobe Stockのプロフィールメニューにある「ライセンス取得履歴」から確認してください。

素材を使う前に6項目を確認する

Adobe Stock素材をダウンロードする前に、次の順番で確認すると使えるかどうか判断しやすくなります。

  • 「エディトリアル専用」や追加制限が表示されていないか
  • 通常・強化・拡張・Adobe Express限定のどのライセンスか
  • 印刷部数・想定閲覧者数が50万を超えるか
  • 素材自体が商品の主な価値になるか
  • 自社利用、クライアント利用、ロゴ利用のどれに該当するか
  • 禁止されている使い方に該当しないか

Adobe Stockのライセンスは用途ごとの自由度が高い一方、ロゴ、再販、エディトリアル、クライアント、アンリミテッドには重要な例外があります。

利用方法に迷う場合は、素材詳細画面とAdobe Stockライセンス情報を確認し、権利や契約への影響が大きい案件ではAdobeまたは専門家へ確認してください。

Adobe Stockの使い方や素材の探し方やソフト連携については、Adobe Stockの使い方で解説しています。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 東大寺の大仏の写真を使用して、企業の案内看板を作成したところ。
    掲載禁止とクレームが来ました。
    御社の見解をお聞かせください。

    • Adobe Stockで購入した写真にたいしての差し止め要求ということでしょうか。

      事例によって判決が異なる場合があるようです。
      弁護士にご相談頂いたほうが良い案件かと思います。
      Adobe Stockの問い合わせから連絡してみるとAdobe側の顧問弁護士から見解を伺えるかもしれません。
      ぜひ問い合わせしてみてください。

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