2025年8月1日、Adobe Creative Cloud は全プランで実質“最大約18%”の値上げになります。
ただし同日スタートする新プラン「Creative Cloud Standard」へ乗り換えれば、逆に1,300円引きになるケースもあります。(生成AIを使わない場合はこちらのほうがお得)
- 値上げ対象日:2025年8月1日
- コンプリートプラン → 7,780円 → 9,080円/月(+1,300円/月)
- 廉価プラン「Creative Cloud Standard」が登場(AI機能が制限)= 6,480円/月(-1,300円/月)
- 法人向けのグループ版は約11%値上げ
価格改定に伴い、今の料金で更新できるのは 7月31日まで。迷う時間はあとわずかです。
さらに現在、値上げ前、最後のAdobeセールを開催中です!かなりお得なのでこのチャンスを逃さないように!

- 旧料金と新料金の比較
- ProとStandardの違い
- 乗り換え or 更新時の注意点
新料金プランと旧料金プランの比較
新料金プラン(Pro / Standard)と従来のCreative Cloud コンプリートプランの違いは下記表の通りです。
Creative Cloud Pro(旧コンプリートプラン)
料金プラン 支払い方式 | 旧価格 2025/7/31 | 新価格 8/1〜 | 差額 |
---|---|---|---|
年間契約・月々払い | 7,780円 | 円 | 9,080+1,300円(+16.7%) |
年間プラン・一括払い | 86,880円 | 円 | 102,960+16,080円(+18.5%) |
月々プラン | 12,380円 | 円 | 14,480+2,100円(+17.0%) |
従来のコンプリートプランの後継となる「Creative Cloud Pro」は1,300円の値上げです。
付加価値として従来のコンプリートプランの生成クレジットが1000から無制限に変わり、追加料金が必要だった動画生成や音楽生成といったプレミアム生成AIクレジットが4000付与されます。
Creative Cloud Standard(新プラン・廉価プラン)
支払い方式 | 〜2025/7/31 旧価格 | 8/1〜 Standard | 差額 |
---|---|---|---|
年間契約・月々払い | 7,780 円 | 6,480 円 | ▲1,300 円(-16.7%) |
年間契約・一括払い | 86,880 円 | 72,336 円 | ▲14,544 円(-16.7%) |
月々プラン(縛りなし) | 12,380 円 | 10,280 円 | ▲2,100 円(-17.0%) |
Creative Cloud Standardは従来のコンプリートプランと比較すると、生成クレジットが1000から25に下がり、一部のモバイルアプリやWebアプリが利用できなくなる代わりに、1300円値下げされます。
PhotoshopやIllustrator、Premiere Proなど、よく使われる通常のデスクトップソフトは通常通り利用できるので生成AIをほぼ使わない人は月々の料金が安くなります。(ただし自動移行されるのはProプランなので移行手続きが必要)
グループ版の価格改定(法人向け)
支払い方式 | 〜2025/7/31 旧価格 | 8/1〜 Pro グループ | 差額 |
---|---|---|---|
年間契約・月々払い | 10,780 円 | 11,990 円 | +1,210 円(+11.2%) |
年間契約・一括払い | 129,360 円 | 143,880 円 | +14,520 円(+11.2%) |
グループ版はStandardプランが提供されず、Proプランに自動移行となります。
また、さらに上位プランとしてPro Plusという保証やAdobe Stockの利用権がついたプランも用意されていますが。こちらは事業規模などによって価格が変更となるため価格は要見積もりとなっています。
グループ版は法人で10台以上契約する際に検討してみてください。

学生・教職員版の価格改定(学割)
初年度割引 | 支払い方法 | 旧価格 | 新価格 | 差額 | 上昇率 |
---|---|---|---|---|---|
初年度(導入) | 年間プラン・月々払い | ¥2,180/月 | /月 | ¥3,280+¥1,100 | +50.5 % |
年間プラン・一括払い | ¥26,162/年 | /年 | ¥39,362+¥13,200 | +50.4 % | |
2 年目以降(更新) | 年間プラン・月々払い | ¥3,610/月 | /月 | ¥4,180+¥570 | +15.8 % |
年間プラン・一括払い | ¥43,322/年 | /年 | ¥50,160+¥6,838 | +15.8 % |
価格改定の対象外プラン
今回のプラン変更はコンプリートプランがメインとなっています。
以下のプランには変更がありません。
- Creative Cloud 個人版の単体プラン
- Creative Cloud フォトプラン
- Adobe Express プレミアムプラン
- Adobe Substance 3D コレクション
- Adobe Substance 3D テクスチャリング
- Adobe Stockプラン
- Adobe Acrobat
- アドビモバイルプラン(アプリ)
旧コンプリートプランとCreative Cloud Pro / Standard 内容比較
旧コンプリートプランとCreative Cloud Pro / Standardの内容の違いは以下のとおりです。
機能・特典 | 旧 コンプリートプラン(〜2025年7月) | Creative Cloud Pro(コンプリートの後継) | Creative Cloud Standard(新プラン) |
---|---|---|---|
主な位置付け | 従来のフル機能 | 生成 AIを強化した最上位 | 価格を抑えたライト版 |
デスクトップアプリ(Photoshop / Illustrator / InDesign / Premiere Pro など 20+) | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
モバイル & Web アプリ | 利用可能 | 利用可能 | 制限あり |
生成AIクレジット (画像生成など) | 1,000 | 無制限 | 25 |
プレミアム生成AI (動画生成など) | 無し | 4,000 | 無し |
Firefly Board (β)コンセプト/ムードボード作成 | 無し | 利用可能 | 利用可能 |
外部AIモデル利用(OpenAI GPT, Google Imagen/Veo, Flux) | 無し | 利用可能 | 無し |
クラウドストレージ | 100 GB | 100 GB | 100 GB |
月額料金 (年間契約 月々払い) | 7,780円 | 9,080円 | 6,480円 |
生成AIが最大の差
Standardは生成AIを使わない人向けのプランです。(生成塗りつぶしなどの基本生成機能は使えますが、月に25回しか使えません。)
また、Proは以前のコンプリートプランでは不可能だった動画や音声生成といったプレミアム生成AIが利用可能です。
- Proは標準生成AIが無制限+動画生成などのプレミアム生成AI:4,000クレジット/月
- Standardはプレミアム生成AI機能なし:25クレジット/月
外部AIモデルを直接選べるのはProだけ
Proプランでは以前のコンプリートプランではできなかったAdobe以外の画像生成「Google Imagen」など複数モデルを利用可能になります。
- OpenAI GPT
- Google Imagen
- Veo
- Flux
画像生成の主流である上記のモデルが利用可能になっています。
StandardでもAdobe Creative Cloudは通常通り利用可能
あくまでも生成AI系の機能が制限されているだけなので、生成AIを使わずに従来通りの通常業務を行うだけという場合はStandardでも問題はありません。
生成AIを使わない人にとっては月額1,300円安くなるため値下げになります。
ただし、Standardではコンプリートプランに付属していたPhotoshop iPad版、Illustrator iPad版、Photoshop Web版などデスクトップアプリ以外は一部機能制限がかかります。(生成AI系を中心に機能が使えない)
なお、学生・教職員版ではProプランのみが提供され、Standardプランは提供されません。
「Standard」と「Pro」の違いをもっと詳しく

料金プラン移行の注意点とよくある質問
- すでに契約済みの場合はどうなる?
-
現在のコンプリートプランは新プランの「Pro」に該当します。8月1日移行自動でProプランに移行します。
もしStandardに変更したい場合は手続きが必要です。ただし、グループ版や学生版はStandardプランへの変更はできません。
プラン変更は即時に行われます。(変更のタイミングで日割り計算されます)
- プランの変更はどう行えば良い?
-
Adobeのアカウント管理でプランの変更および解約の手続きを取ることができます。
クレジットカード払いの場合は自由にStandardにプラン変更することができますが、銀行振込での支払いを行っている場合はStandardへの変更はできません。
- すでに支払済みの分や未使用のプリペイドコードはどうなる?
-
年間プランなどですでに支払いが済んでいるものや、プリペイドコードとして購入したものは「Proプラン用」として引き続き利用することができます。
Amazonで購入したコードが自動的にコンプリートプランが上位互換のProプラン用のコードに切り替わるため、値上がり前に購入しておくのも手です。
Adobeの全料金プラン、現在の価格について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
過去のAdobeの価格改定・値上げは以下のとおりです。
比較項目 | 2018 | 2019 | 2022 | 2024 | 2025 (Pro) |
---|---|---|---|---|---|
毎月払い(税抜) | 4,980円 | 5,680円 | 5,890円 | 7,073円 | 8,255円 |
値上げ幅(税抜) | ±0円 | +700円 | +200円 | +1,183円 | +1,182円 |
消費税 | 398円 (8%) | 568円 (10%) | 589円 (10%) | 707円 (10%) | 825円 (10%) |
支払額 | 5,378円 | 6,248円 | 6,480円 | 7,780円 | 9,080円 |


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