After Effectsの本は「基本操作を一から学ぶ入門書」「制作中に機能を調べる総合ガイド」「モーショングラフィックスやVFXに特化した作例集」で役割が大きく異なります。発売年や知名度だけで選ぶと、必要な説明が足りなかったり、反対に知っている操作が多かったりします。
この記事では、初心者向けの基礎本から、モーショングラフィックス、2Dイラスト・アニメ撮影、テキストアニメーション、エフェクト・VFXの実践書まで10冊を目的別に紹介します。
各書籍で学べる内容、おすすめポイントと注意点、向いている人・向いていない人まで具体的に紹介します。
初心者が最初に選びたいAfter Effects入門書
初めてAfter Effectsを触る人は、目次の広さだけでなく「どの順番で作業するか」と「手元で再現できる素材があるか」を確認しましょう。ここでは、作品を通して学ぶ本、情報量の多い教科書、機能を引きやすいガイドという役割の異なる3冊を紹介します。
初心者からちゃんとしたプロになる After Effects基礎入門

- 著者:瀬尾 宙/この/ナカドウガ/オクムラ/ニワダイスケ
- 発売日:2025年8月29日
- 定価:3,080円
- ISBN:9784295207382
- 難易度:初級〜中級
この本は、After Effectsの画面を項目別に眺めるのではなく、モーショングラフィックスを一つ完成させる流れの中で基本操作を身につけたい人に向いています。前半では素材の配置、キーフレーム、文字やシェイプの扱い、書き出しまでを制作順にたどり、操作と目的を結びつけます。何を押せばよいかだけでなく、その操作が作品のどこに使えるのかを学びやすい構成です。
後半は9つの発展作例へ進み、エクスプレッション、トラッキング、作業効率を高める考え方など、入門を終えた直後につまずきやすい領域まで学べます。レッスン用AEPと解説動画が用意されているため、完成状態と自分のタイムラインを比べながら修正できる点が強みです。独学で操作結果が合っているか判断しにくい人にも使いやすいでしょう。
一方、機能を辞書のように網羅する本ではありません。知りたいエフェクトを都度引く用途や、実写VFXだけを集中的に学ぶ用途には別の本が必要です。最初から順に手を動かし、基本から小さな応用へ段階的に進みたい人の1冊目として選ぶのがおすすめです。
この本で学べること
- 素材配置から書き出しまでの制作手順
- 文字・シェイプ・キーフレームの基礎
- エクスプレッション、トラッキング、効率化の入口
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:制作の順序ごと覚え、動画とAEPを照合したい人
- 向いていない人:全機能のリファレンスやVFX専門書だけが欲しい人

完成例だけでなく、素材を組み合わせて画面を作る途中の考え方まで大きな図版で確認できます。レイヤーを置く、動きを付ける、見た目を整えるという工程が分断されず、基本操作が最終的な映像へどうつながるかを理解しやすい構成です。

操作画面と作例を対応させながら説明するため、数値やボタンの位置を追うだけで終わりません。どの設定を変えると画面の印象が変わるのかまで確認でき、付属AEPと見比べながら学びやすくなっています。
After Effects FIRST LEVEL 改訂版

- 著者:佐藤 智幸
- 発売日:2024年6月下旬
- 定価:3,960円
- ISBN:9784862465870
- 対応:After Effects 2024
- 難易度:初級〜中級
After Effectsの基本を広く、順序立てて把握したい人向けの教科書です。映像の基礎と制作ワークフローから始まり、レイヤー、各種スイッチ、描画モード、マスク、時間操作、アニメーション、エフェクト、文字、音まで進みます。個別のボタンだけではなく、素材を読み込んでコンポジションを組み、動きと音を整えて出力する一連の工程を体系として確認できます。
後半にはSci-Fi表現の制作やメイキング映像、デモリールに関する内容もあり、単純な機能説明から作品を見せる段階へ橋をかけています。432ページと情報量が多く、分からない項目へ戻って読み直しやすいことが長所です。短いチュートリアルを断片的に見るよりも、用語や設定の位置関係を一度整理したい人に適しています。
注意点は、練習用のサンプルは提供される一方、AEPファイルは収録されていません。完成プロジェクトを開いて構造を比較する学び方には向いていません。また、短時間で一作品だけ完成させたい人には分量が重く感じられます。じっくり読み、各章を自分で再現できる人におすすめです。
この本で学べること
- レイヤー、マスク、時間、アニメーション、エフェクト
- 文字、音、出力を含む映像制作の流れ
- Sci-Fi表現とデモリールの入口
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:基本機能を抜けなく学び、詳しい教科書を手元に置きたい人
- 向いていない人:完成AEPの分解や短時間の1作品完成だけが目的の人

画面構成やパネルの役割を細かく分解し、初めて見る用語も前後の関係から理解できるように説明されています。操作を暗記するのではなく、After Effectsの作業場所を体系として把握したい人に向く紙面です。

タイムライン、レイヤー、各種スイッチのように項目が多い部分も、画面の該当箇所を確認しながら読み進められます。機能名だけでなく、制作工程のどこで使う設定なのかまで整理しやすいのが特徴です。

アニメーションやエフェクトは、設定前後の変化と操作画面を対応させて解説されています。結果だけをまねるのではなく、複数の機能をどの順番で組み合わせるかを確認できるため、自分の素材へ応用しやすくなっています。

後半では、基礎機能を組み合わせた完成度の高い映像表現まで扱います。基本操作の章と実制作の章が分離しておらず、学んだ機能が作品の見せ方やデモリールへどう発展するかまで見通せる構成です。
After Effects パーフェクトガイド

- 著者:阿部 信行
- 発売日:2024年8月23日
- 定価:3,960円
- ISBN:9784297143053
- 対応:After Effects 24.4
- 難易度:初級〜中級
基本操作を一度学んだあとも、手元で機能を調べられる本が欲しい人に向くガイドです。素材の読み込みとレイヤーから始まり、アニメーションプリセット、テキスト、シェイプ、マスクとトラックマット、吹き出しやタイトル、エフェクト、3D、エクスプレッション、出力、Premiere Proとの連携まで幅広く扱います。
目的別に項目を引けるため、「マスクとトラックマットの違いを確認したい」「3Dレイヤーやカメラの手順を忘れた」といった場面で役立ちます。サンプルファイルも提供され、説明を読むだけでなく同じ設定を試せます。最初の通読に加えて、制作中のリファレンスとして繰り返し使えることが強みです。
ただし、動きの気持ちよさやデザイン判断を一つの作品で深く掘る本ではありません。扱う機能が広いため、未経験から最短で一つの作品を完成させたい人には情報量が多めです。順番どおり進める1冊目というより、基礎学習を補強し、操作の抜けを埋める2冊目として特に使いやすい本です。
この本で学べること
- プリセット、テキスト、シェイプ、マスク、トラックマット
- エフェクト、3D、エクスプレッション、出力
- Premiere Proとの連携
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:制作中に機能を引ける詳しいガイドが欲しい人
- 向いていない人:一つの作例やモーション理論だけを深く学びたい人

一つの機能や目的ごとに、操作画面と結果をまとまりよく掲載しています。制作中に分からなくなった項目だけを開いても内容を追いやすく、最初から通読した後もリファレンスとして使える紙面設計です。

基本操作だけでなく、3Dやエクスプレッションなど設定項目が増える内容も、画面を省略しすぎずに説明されています。どのプロパティを開き、どこを調整するかを探しやすいことが総合ガイドとしての強みです。
モーショングラフィックスを学べるAfter Effects本
モーショングラフィックスでは、操作方法に加えて「なぜその動きが自然に見えるのか」「どんな見せ方を選ぶか」が重要です。ゼロから基本を作る本、動きの原則を理解する本、多数の実例から表現を増やす本を目的に応じて選びます。
After Effects 初心者のためのモーショングラフィックス入門

- 著者:ムラカミヨシユキ
- 発売日:2024年11月27日
- 定価:3,300円
- ISBN:9784802513074
- 難易度:初級
モーショングラフィックスを作るために必要なAfter Effectsの機能を、基礎からまとめて学べる入門書です。画面と基本操作から始まり、レイヤー、3Dレイヤー、カメラ、ライト、ヌル、トランスフォーム、キーフレームとイージングへ進みます。文字のアニメーター、モーフィング、エフェクト、エクスプレッションも扱い、静止した要素を組み合わせて動きのある画面へ変える流れを学べます。
完成動画、練習ファイル、チュートリアル動画が用意されており、見本と同じ結果にならないときに照合しやすい点がメリットです。ただし、すべての操作をクリック単位で追う完全なレッスン形式ではありません。After Effectsを一度も開いたことがない人は、最初に公式チュートリアルなどで画面構成と素材の読み込みだけ体験し、本書の動画と併用すると進めやすくなります。
192ページと比較的取り組みやすい分量で、広すぎる機能一覧よりもモーション制作に必要な入口へ集中しています。一方、実写合成や複雑なVFX、アニメ撮影を深く学ぶ本ではありません。完全未経験者向けの操作辞典というより、基本画面を触った人がモーショングラフィックスの知識を一冊でつなぎ直すための入門書です。
この本で学べること
- 3Dレイヤー、カメラ、ライト、ヌル
- キーフレーム、イージング、文字アニメーター
- モーフィング、エフェクト、エクスプレッションの入口
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:基本画面を一度触ったうえで、動画と練習データを使ってモーション制作を整理したい人
- 向いていない人:すべてのクリックを省略なく案内する完全な操作レッスンや、高度な実写VFXだけを求める人

モーショングラフィックスに必要な機能を、完成画面だけでなくタイムラインやプロパティと結びつけて説明しています。練習データを開きながら読むことで、レイヤーの構成と画面上の動きを対応させやすくなっています。

2Dの動きだけでなく、カメラや3Dレイヤーを使った見せ方まで図版で確認できます。すべてをクリック単位で案内する紙面ではないため、付属動画で動作を確認し、書籍で設定の意味を整理する読み方が適しています。
After Effects イメージで覚える動きの基本

- 著者:山下 大輔
- 発売日:2025年2月17日
- 定価:2,420円
- ISBN:9784798187693
- 難易度:初級〜中級
キーフレームは打てるのに、完成した動きが硬い、軽い、意図どおりに見えないという人に役立つ本です。操作画面のスクリーンショットを中心に進めるのではなく、身近な動きとイラストを使って、予備動作、フォロースルーとドラッグ、イージング、軌道、重さや素材感、トランジションといった原則を理解します。「どの数値を入力するか」より先に「どんな力が働き、見る人にはどう映るか」を考えられるのが特徴です。
後半では、その考え方をAfter Effectsのグラフエディター、フレームレート、トランスフォーム、モーションパス、パペットピン、ワープ、エコーなどへつなげます。特に速度グラフと値グラフの違いのような、画面だけでは理解しにくい概念を図で比較できるため、丸暗記せずに動きの理由を把握しやすくなります。動きが不自然に感じたときに、考え方へ戻る参照書としても使えます。
イラスト中心の構成は、After Effectsの画面が変わっても内容が古くなりにくい一方、メニューの場所や具体的なクリック手順を探す用途には向きません。公式商品ページで確認できる付録は「動きのカーブリスト」と「ショートカット一覧」で、動画や完成AEPの配布は案内されていません。基本操作は別の入門書で補い、動きの質を高める1冊として使うのが適しています。
この本で学べること
- 予備動作、フォロースルー、イージング、軌道
- 重さ・素材感・トランジションの考え方
- グラフエディター、モーションパス、パペットピン
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:動きが硬く見える理由を理解し、イラストで原則を覚えたい人
- 向いていない人:After Effectsの操作場所を画面キャプチャで一から学びたい人

操作画面をそのまま載せる代わりに、物体へ働く力や動き出す前後の変化をイラストで可視化しています。予備動作やフォロースルーを感覚語だけで終わらせず、どこを誇張すると重さや勢いが伝わるかまで理解しやすい紙面です。

速度グラフや値グラフのように混同しやすい内容も、線の形と実際の動きの違いをイメージで比較できます。After EffectsのUIを覚える本ではありませんが、グラフをどの方向へ調整すべきか判断するための土台を作れます。
After Effectsモーションデザイン すぐに使える実用アイデア見本帳

- 著者:この/サプライズ栄作/ナカドウガ/ヌル1/minmooba
- 発売日:2024年9月27日
- 定価:3,190円
- ISBN:9784295207085
- 難易度:初級後半〜中級
基本操作を覚えたあと、どんな動きを作ればよいか分からない人のための実例集です。55の作例を通して、文字、図形、イラストなどを見栄えよく動かすアイデアと組み立て方を確認できます。複数の制作者による表現を一冊で比較できるため、いつも同じイージングやトランジションになってしまう人が、実務に使える動きの語彙を増やす用途に向いています。
全作例のAEPダウンロードとプレビュー動画が用意されているのが大きなメリットです。紙面だけで手順がつながりにくい箇所はAEPを開き、レイヤー名、キーフレームの間隔、エフェクトの順番を照合しながら進めると理解しやすくなります。
After Effectsの画面や映像制作の基礎を最初から体系的に説明する本ではなく、説明が簡潔な作例もあります。また、一部の作例では外部スクリプトを併用するため、すべてを同じ環境で再現したい人は必要ツールを先に揃える必要があります。1冊目でレイヤーとキーフレームを理解した人が、完成度の高い作例から表現の選択肢を増やす2冊目として使うのがおすすめです。
この本で学べること
- 文字、図形、イラストを動かす55のアイデア
- AEPから読み解くレイヤー構成と時間設計
- 作例を別素材へ応用する練習方法
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:基本操作の次に表現の幅を増やし、完成AEPを分析しながら学びたい人
- 向いていない人:未経験から全手順を省略なく学びたい人や、追加ツールを使わず全作例を再現したい人

55の作例を一覧で見渡せるため、作りたい雰囲気や用途から学ぶ項目を選べます。文字、図形、イラストなど表現の方向が一つに偏らず、手持ちの案件に近い作例を探しやすい点が実例集として便利です。

作例は完成イメージだけでなく、使用する素材や制作途中の状態もカラーで確認できます。紙面の説明が簡潔な箇所は付属AEPでレイヤー構造を補い、見た目を作っている要素を一つずつ確認する学び方に向いています。
2Dイラスト・アニメーション制作に向くAfter Effects本
イラストを動かす工程と、アニメ素材を撮影処理・合成する工程は似ているようで学ぶ内容が異なります。前者はパーツ分けや動かし方、後者は時間処理、カメラワーク、空気感や天候の表現が中心です。
After Effectsで動かす 2Dイラスト×アニメーション入門

- 著者:大平幸輝/そゐち/二反田こな
- 発売日:2024年12月25日
- 定価:3,300円
- ISBN:9784802512923
- 難易度:初級〜中級
1枚のイラストをどのように分解し、動く映像へ育てるかを具体的に追える本です。パーツ分けしたPSDを用意し、After Effectsへ読み込み、キーフレームで動かす基本から始まります。コマ打ち風の見せ方、エフェクト、カメラ、文字、雨や雪などを加え、最終的には長尺のミュージックビデオへまとめるため、個別テクニックが一つの完成作品にどうつながるかを理解できます。
二人のクリエイターによるメイキングも収録され、同じ「イラストを動かす」目的でも、画面設計や動かす範囲に複数の考え方があることを学べます。サンプル素材が用意されているので、自分で絵を描けない段階でも操作を試せます。IllustratorやPhotoshopで素材を作り、MV、告知映像、ループアニメへ展開したい人に最適。
注意点は、実写映像の編集やVFX、After Effectsの全機能を網羅する本ではないことです。また、自作イラストへ応用するときは、後から動かせるよう髪、顔、手足、背景などを適切に分ける準備も必要になります。基本操作に加えて、イラスト素材の設計から完成映像まで一本の流れで学びたい人に向いています。
この本で学べること
- PSDのパーツ分けとAfter Effectsへの読み込み
- コマ打ち風の動き、カメラ、文字、雨や雪
- イラストからMVへまとめる制作フロー
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:自作イラストをMVや短いアニメーションにしたい人
- 向いていない人:実写VFXだけ、または機能辞典だけを求める人

イラストを動かす前のパーツ分けやレイヤー構成から説明されているため、After Effectsへ読み込んだ後に動かせないという失敗を避けやすくなっています。素材準備もアニメーション制作の一部として扱っている点が実践的です。

個別の動きだけで終わらず、カメラ、文字、天候表現などを加えて一つの映像へまとめる過程まで確認できます。短いループから長尺MVへ発展させるときに、どの要素を追加すれば画面が豊かになるかを学べます。
After Effects for アニメーション[改訂第3版]
![『After Effects for アニメーション[改訂第3版]』の表紙](https://321web.link/wp-content/uploads/2026/07/book-08-animation-compositing-cover.jpg)
- 著者:大平 幸輝
- 発売日:2025年6月23日
- 定価:4,400円
- ISBN:9784802513234
- 対応:CC 2025
- 難易度:初級〜中上級
セルアニメ制作における「撮影」、つまり素材の時間、カメラ、光、空気感をAfter Effectsで整える工程に特化した本です。基本操作から始まり、タイムリマップ、フレームレート、画面の揺れ、被写体を追うカメラ移動、遠近感、スローモーションへ進みます。さらに、湯気、霧、光、炎、雨、水、スピード感など、セルと背景を一つの画面へまとめる処理を学べます。
単にエフェクト名を並べるのではなく、アニメ画面のどこへ、どの強さで処理を加えるかを考える材料になります。セルや背景素材も広く提供されるため、手持ちの素材がなくても撮影処理を試せます。個人アニメ、MV、ゲーム映像などで、平面的な素材へ奥行きと空気を加えたい人に有用です。
一般的なモーショングラフィックスや実写編集の総合入門書ではありませんが、Chapter 01でインターフェイス、素材の読み込み、コンポジション、エフェクト、プレビュー、書き出しまで説明されるため、アニメ制作を目的とする初心者も取り組めます。付属プロジェクトはCC 2025専用で、セルや背景素材自体はほかのバージョンでも開けます。基本から始めつつ、アニメ撮影を中上級まで深めたい人に向く専門書です。
この本で学べること
- タイムリマップ、フレームレート、揺れ、追従、遠近感
- 湯気、霧、光、炎、雨、水、スピード感
- セルと背景をまとめるアニメ撮影処理
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:アニメ撮影を体系化し、画面へ光や空気を加えたい人
- 向いていない人:モーショングラフィックスや実写編集を中心に学びたい人、CC 2025用プロジェクトを開けない人
![『After Effects for アニメーション[改訂第3版]』の作例サンプル1](https://321web.link/wp-content/uploads/2026/07/book-08-animation-compositing-sample-01.jpg)
セルと背景を配置するだけでなく、タイムリマップやカメラワークを使って画面に時間と奥行きを与える方法が説明されています。アニメ撮影で何を調整しているのかを、素材とタイムラインの関係から理解できます。
![『After Effects for アニメーション[改訂第3版]』の作例サンプル2](https://321web.link/wp-content/uploads/2026/07/book-08-animation-compositing-sample-02.jpg)
光、炎、雨、霧などの特殊効果は、派手に追加するだけでなく、セルや背景へなじませる考え方まで扱います。画面全体の空気感を整えるために、効果の強さや重ね方をどう判断するかを学べる専門的な内容です。
テキストアニメーション・エフェクト・VFXを学べる本
文字を読みやすく魅せる技術と、実写や素材を大きく加工する技術では、見るべきポイントが変わります。目的がタイトル・字幕なら文字に特化した本を、衝撃波や煙、質感、合成へ広げたいならエフェクトとVFXの作例集を選びます。
魅せる After Effectsテキストアニメーション

- 著者:mooograph
- 発売日:2022年11月18日
- 定価:3,080円
- ISBN:9784768317013
- 難易度:初級〜中級
タイトル、見出し、字幕など、文字を情報として読ませながら印象的に動かすことへ集中した実践書です。著者案内では本編17例と付録4例の計21例が用意され、テキストアニメーターだけでなく、細かなキーフレーム調整、パスとベジェ曲線などを使って動きを組み立てます。文字の出し方、消し方、間の取り方を、完成映像と制作手順の両方から確認できます。
メイキング動画と全作例のプロジェクトファイルが提供されるため、紙面の静止画では分からない速度や余韻を比較できます。プロジェクトを開き、文字数、フォント、画面比率を変えたときにどこを調整すべきか試すと、YouTubeのタイトル、SNS動画、広告、サービス紹介などへ応用しやすくなります。タイトルや字幕を多く扱う制作へ直接応用しやすい構成です。
ただし、After Effects全体の基本操作や、実写VFX、3D、アニメ撮影を広く学ぶ本ではありません。作例の見た目だけをコピーすると、内容と動きが合わないタイトルになる点にも注意が必要です。レイヤーとキーフレームの基礎を理解した人が、文字の可読性と演出を同時に高めるために選ぶ本です。
この本で学べること
- タイトル・見出し・字幕の出し方と消し方
- 細かなキーフレーム、パス、ベジェ曲線
- プロジェクトから読み解く文字の時間設計
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:タイトルや字幕を改善し、プロジェクトでタイミングを分析したい人
- 向いていない人:総合入門や文字を使わない実写VFXだけが目的の人
After Effectsエフェクト+モーション+映像加工 すぐに使える実用アイデア見本帳

- 著者:ナカドウガ/いとくに/キノモトキリン/清水 庸介/ムラカミヨシユキ/与志次 峻平
- 発売日:2026年3月24日
- 定価:3,520円
- ISBN:9784295208242
- 難易度:初級〜上級
After Effectsの基本を覚えたあと、モーショングラフィックスから実写加工、VFXまで表現を一気に広げたい人向けの作例集です。衝撃波、レトロなピクセル表現、火花や煙、エネルギー、インクのにじみ、ガラス風トランジション、3Dタイトル、イラスト調の加工など、画面の印象を変えるアイデアを幅広く扱います。生成AIを使った作例もあり、素材をどう加工し、映像へなじませるかを考えられます。
出版社は各作例のプレビュー動画と全プロジェクトのAEPダウンロードを案内しています。複雑な画面でも、エフェクトの重ね順、合成モード、マスク、タイミングを完成データから確認できるのが強みです。一つの作例を再現したあと、素材や色、カメラの動きを変えて別の結果を作ると、実務で使える応用力につながります。
ただし、収録範囲と難易度の幅が広いため、After Effects未経験者がこの本だけで画面操作を体系的に覚えるのは効率的ではありません。基本操作が必要な作例と、前提知識を要する作例が混在しています。最初の入門書でレイヤー、キーフレーム、マスク、書き出しを理解した人が、実写やVFXを含む表現の引き出しを増やす用途に向いています。
この本で学べること
- 衝撃波、ピクセル、火花、煙、エネルギー表現
- インク、ガラス、3Dタイトル、イラスト調加工
- AEPから読み解く合成順とエフェクト設計
この本が向いている人・向いていない人
- 向いている人:実写加工やVFXまで表現を広げ、AEPを研究したい人
- 向いていない人:基本操作を未習得の人や一分野の理論だけを求める人

複数のエフェクトを重ねた表現でも、完成例と制作要素を対応させて確認できます。衝撃波や煙のような複雑な見た目が、単一機能ではなくマスク、合成モード、時間差の組み合わせで作られていることを理解できます。

実写加工、3Dタイトル、イラスト調表現など、素材の種類が異なる作例を横断して掲載しています。作例ごとに必要な前提知識は異なりますが、付属AEPを開けば処理の重ね順を確認でき、別の映像へ置き換える際の判断材料になります。
After Effects本を選ぶ3つのポイント
1. 最初に作りたいものを決める
YouTubeのタイトル、ロゴアニメーション、イラストMV、アニメ撮影、実写VFXでは必要な章が異なります。「After Effects対応」とだけ書かれた本より、作りたい成果物に近い作例がある本を優先しましょう。動画編集そのものを中心に学びたい場合は、After EffectsよりPremiere Proが向くこともあります。Premiere Proのおすすめ本も比較してください。
2. 付属データと対応バージョンを確認する
動画は動きの速さを確認しやすく、AEPはレイヤー構造と設定値を調べやすく、練習素材は同じ手順を再現しやすいという違いがあります。付属の有無だけでなく、自分の学び方に必要な形式かを確認します。AEPがない本でも、自分で一から組む練習を重視するなら欠点とは限りません。
After Effectsは更新によって画面や機能が変わります。基本原則は古くなりにくい一方、付属AEPは古いバージョンで開けない場合があります。
3. 入門書と作例集を分け、手を動かす
入門書は画面、用語、制作順をつなげるのに向き、作例集は表現の選択肢を増やすのに向きます。未経験者が作例集だけを選ぶと、完成AEPを開けても変更理由が分からないことがあります。最初の1冊で基本を通し、2冊目で目的別の作例へ進む組み合わせが効率的です。
読むだけでは、ショートカット、タイミング、エフェクトの順番は定着しません。1章ごとに同じ作例を作り、翌日に見本を閉じて再現できるか試します。分からない場所だけ本へ戻ると、操作を覚えるだけでなく、自分で問題を切り分ける力も身につきます。
After Effectsを本で独学する進め方
まず入門書を1冊決め、最初から最後まで完璧に暗記しようとせず、素材の読み込み、コンポジション、レイヤー、キーフレーム、プレビュー、書き出しまでを一周します。途中で理解しきれないエフェクトがあっても、作品を完成させる流れを先に経験することが重要です。
次に、付属素材で同じ作例を再現したあと、色、文章、速度、画面比率のうち一つだけを変えます。変更後に崩れた場所を直す過程で、親子関係、プリコンポーズ、アンカーポイント、グラフの意味が具体的になります。AEPがある場合も完成データをそのまま使わず、レイヤーを一つずつ非表示にして役割を確かめましょう。
最後に、自分の目的に合う実践書を追加します。モーショングラフィックス、イラスト・アニメ、文字・実写加工のうち、次に作りたいものへ近い章から選んでください。毎週一つ、小さくても自力で完成した映像を残すと、読んだ章と実際に使える技術の差が見えやすくなります。
以下の6冊は、対応バージョンの古さ、現在のおすすめとの役割重複、記事の主題からの広がりを考慮し、今回の主要10冊から外しました。ただし、いずれも私自身が購入し、実際に役立ったと感じた本です。現在も参考になる内容があるため、以前紹介していた本として残します。
After Effects よくばり入門

After Effects よくばり入門 CC対応(できるよくばり入門)
TETERON 著/発売日:2023年2月21日/定価:2,992円
「After Effects よくばり入門」は、After Effectsの基本操作から実践的な演出テクニックまでを幅広く解説した書籍です。
幅広いとはいえ、あくまでも初心者を対象としているので超基本的な部分からしっかりと解説されており、内容を知っている前提で話が進むことがないので途中でわけがわからなくなるといったことになりにくい作りになっています。
- After Effectsを始めよう
- After Effectsの基本操作を覚えよう
- アニメーションを作ってみよう
- さまざまな表現技法を学ぼう
- プロに学ぶ!こだわりのアニメーション
- ほかのアプリと連携してみよう
- ステップアップに役立つ知識
前半は基本操作を学び、後半で少し複雑なテクニックや他のアプリとの連携方法などを学ぶ構成になっています。
単にソフトの操作方法を解説するだけでなく、CMや映画で見るようなインパクトのあるタイトルアニメーションの作り方、稲妻のような演出効果の追加方法、はめ込み合成の方法なども丁寧に解説されているので映像加工の楽しさを実感することもできます。
自分で素材を用意しなくても始められる練習用ファイルや解説動画が付属しているため、学習しやすいのも良いですね。



本書で解説されているチュートリアルはどれも魅力的で「試してみたい!」と感じるものが多く、わくわくしながら基本を学ぶことができるのがおすすめポイントです。
チュートリアル通りに面白い映像を作っているうちにAfter Effectsの使い方に慣れ、学習した要素を組み合わせることで自分の作りたい動画も作れるようになっていきます。
現行の初心者向け3冊と役割が重なるため主要一覧から外しました。手順を追って幅広く触れたい人には、今も入門の選択肢になります。
すぐに使えるAfter Effects

すぐに使えるAfter Effects
大河原浩一 著/発売日:2023年3月28日/定価:3,069円
「すぐに使えるAfter Effects」ではAfter Effectsの画面の見方(UI)からタイムライン、レイヤー、テキスト入力、トラッキング、合成、マスク作成、アニメーション、エフェクト、出力…といった基本となる流れを通して学ぶことができます。
- After Effectsをはじめよう!
- コンポジションとキーフレームを理解しよう
- ツールを使いこなそう
- 色編集と合成モード
- よく使うエフェクト
- 3Dレイヤーでアニメーションを作ろう
- オリジナル表現の作り方
基本を学ぶためのチュートリアルが多数収録されており、サンプルファイルとしてダウンロードすることができるようになっています。
本書だけでAfter Effectsの基本を学べるようになっており、個々の説明はポイントごとに丁寧に解説されています。


本書のChapter1からChapter 3を順番に試していけば数日でAfter Effectsがどのようなツールなのか理解することができるでしょう。
Chapter4以降ではテロップや合成方法など映像制作に必要な機能の解説がされています。


本書だけで必要最低限の動画制作は十分行うことができるようになるので、After Effectsの使い方を学ぶための最初の1冊におすすめです。
ただ基本的な使い方がわかっている人には少し物足りない内容になっているかもしれません。
現在の目的別構成では新しいモーション作例集と重なるため主要一覧から外しました。短い作例から操作を試したい人には、参照する価値があります。
一気にビギナー卒業!動画でわかるAfter Effects教室

一気にビギナー卒業!動画でわかるAfter Effects教室
サンゼ(和田光司) 著/発売日:2021年10月23日/定価:2,970円
「一気にビギナー卒業! 動画でわかるAfter Effects教室」ははじめてAfter Effectsを学ぶ人向けの入門書になっています。
目次は以下の通りAfter Effectsの基本的な操作から応用技術まで解説されており、初心者から中級者まで幅広い層を対象としています。
- After Effectsでできることを知ろう!
- After Effectsの操作画面のキホンを押さえよう!
- 映像編集の基礎知識と素材の読み込み方を学ぼう!
- 簡単なテキストアニメーションを作ってみよう!
- 完成した素材を書き出してPremiere Proと連携させよう!
- サイバーなタイトルカットを作ってみよう!
- 3Dレイヤーを使って奥行きのある空間を作ってみよう!
- めっちゃかっこいい!文字に飛び込むトランジション!
- 3Dカメラトラッキングで映像表現の幅を広げよう!
- エクスプレッションマスターになろう!

解説にはイラストを使った図解が使用されており、直感的に理解しやすいように工夫されています。


入門書ではあまり説明されないカメラコントロールなどについてもしっかりと解説されており、本書1冊でAfter Effectsの多くを学ぶことができます。
チュートリアル動画も用意されており初心者でもわかりやすいので初めてAfter Effectsを使うのに適した書籍になっています。
内容はわかりやすくとても良いのですが、対応バージョンがAfter Effects 2021になっており表示が古い部分があったりするのでパソコンに不慣れでちょっとでも違うと戸惑ってしまう人は前述した発売日の新しい本を選ぶと良いかもしれません。
動画付き入門という役割が現行選定と重なるため主要一覧から外しました。講師の手順を見ながら進めたい人には、引き続き分かりやすい教材です。
イラレユーザーのためのAfter Effects入門

イラレユーザーのためのAfter Effects入門
河野緑 著/発売日:2022年9月28日/定価:3,300円
「イラレユーザーのためのAfter Effects入門」はタイトル通りAdobe Illustratorで作成したロゴやイラストをアニメーション化する具体的な方法が解説されています。
- 動画用イラレデータの基礎知識
- After Effects の基本操作
- フェードイン/ズームインを設定する
- スライドして登場するロゴ
- キラッと光るロゴ
- 動くクリスマスカード
- 完成データのパッケージ
- 動く広告3連発&合体
- ユニコーンを動かす
- Premiere Pro との連携
本書は「Illustratorは使ったことがあるけどAfter Effectsは使ったことがない人」に適しており、Illustratorで作成したデータを活用したい人に最適です。
例えばロゴデータをAfter Effectsに読み込ませて「動かしたり」「光らせたり」とイラレで作成したデータを動かす方法がわかりやすく解説されています。


カラー図解で細かいステップバイステップでわかりやすく解説されています。

イラストを部品ごとに動かす方法なども解説されており、イラレユーザーがアニメーションを作成するのに最適といえる書籍になっています。
「イラレとの連携」に主軸をおいていますが、本書を通して実践することでAfter Effectsの基本操作をしっかりと学ぶことができます。
Illustratorで「静止画」しか扱ってこなかった人もAfter Effectsで「動き」と「時間」を制御できるようになると表現の幅が大きく広がりできることも大幅に増えるのでイラレしか使ってなかった人はぜひ本書を手にとって見て欲しいですね!
今回の主要10冊では2Dイラスト制作をより新しい本へ集約したため外しました。Illustratorの考え方をAfter Effectsへつなぐ入口としては今も役立ちます。
After Effects 演出テクニック100

After Effects 演出テクニック100
ムラカミヨシユキ 著/発売日:2021年9月15日/定価:3,300円
After Effects 演出テクニック100 すぐに役立つ! 動画表現のひきだしが増えるアイデア集には以下のような実践的な演出テクニックが100個収録されています。
- 1文字ずつ文字を登場させる
- 仮想カメラでテキストを追う
- 文字を分解して合体させる
- スケッチ風の演出
- 不具合のようなノイズを加える
- グリーンバックを使わず背景透過する
- 一部分にズームして切り替える
- 3Dカメラトラッカーで宙に物を浮かべる
- 数字をカウントするスライドアニメーション
たくさんのテクニックが収録されているため、アイディア集としても使うことができ、意外なアイディアの発見にも繋がります。
初心者でも簡単に取り入れられるテクニックから上級者向けのものまで多くのテクニックが解説されているのでAfter Effectsをもっと使いこなしたいと考えている人におすすめの書籍です。
操作方法を画面の説明つきでわかりやすく解説




詳しく解説されてはいますが、After Effectsの超基本操作などはわかっている前提で解説されている部分も多いのでその点には注意が必要です。
After Effectsの使い方を学ぶはじめの1冊としてではなく、ある程度使えるようになってからスキルアップのための学習書として利用するのがおすすめです。
UIが少し古くなっているため最新のおすすめ本からは外しましたが、演出のアイデアを多数眺め、必要な表現を探す用途では今も参考になります。
映像制作モダンベーシック教本

映像制作モダンベーシック教本
鈴木佑介 著/発売日:2022年3月15日/定価:2,750円
「映像制作モダンベーシック教本」ではソフトの使い方ではなく、映像制作における基礎知識、編集テクニック、現場で使えるノウハウなどプロとして知っておきたい項目をわかりやすく学ぶことができます。
「これから新たに映像制作をはじめる人」はもちろん、今まで映像制作の仕事をしてきたけど「あらためて基礎から学び直す人」にも適しています。
本書の目次は以下の通り、映像制作で知っておきたい内容がたくさん収録されています。
- 映像制作をもう一度最初から学びなおす
- 動画はイメージを「限定」するもの
- 1枚の画で完結させないのが映像
- 映像制作はゴールからさかのぼって考える
- 記録映像は用途を見極めること
- 状況を知らせる「引き」と情報を伝える「寄り」
- 撮影カットのバリエーションを増やす
- ダイアログの力を活かす
- 「耳で撮る」スキルを磨くには
- 絞り、シャッタースピード、感度とセンサーサイズ
- 色温度とフレームレート、インターレースとプログレッシブ
- レンズの焦点距離
- 時間の流れを見せる「一脚」ワーク
- 心情を表現できる「スライダー」ワーク
- 「集中」をコントロールする「ジブアーム」
- 「ジンバル」カットの動きと効果を知る
- 「ドローン」で演出意図に沿った空撮を
- 究極の撮影方法が「手持ち」
- 音の役割と要素
- 一眼カメラでキレイな音を録るには?
- 一眼カメラでインタビューを録る場合
- 外部レコーダーを活用する
- ラベリアマイクとワイヤレスを使いこなす
- インタビュー以外の録音Tips
- MAについての基礎知識
- ライティングはバランス
- インタビュー撮影のライティング
- 光の質と方向性
- キーライトは活かすか、作るか?
- 「当てる」照明、「染める」照明
- LEDスポットライトを知る
- マルチカム撮影と質問のコツ
- 「ダイアログ」でストーリーを語る
- 「テイク」から「メイク」へのステップアップ
- 「ビジュアル」に言語的な意味を持たせる
- 「ビジュアル」ベースの映像の例
- ルール作りが必要な「ミュージックビデオ」
- ドラマ系の映像での演出を考える
- プロセスを描く「カット割り」
- 色で演出する=カラーグレーディング
- カラーグレーディングの工程
- RAWとコーデックについて
- Logガンマを知って使いこなす
- LUTの基礎知識と使いこなし
- 「決めて撮る」のがVideograph
- いつの時代もBack to Basics
After Effectsを使ってデジタル編集を行う映像クリエイターであっても、撮影知識を覚えておくことは重要です。
撮影に関わることがないと身につきにくい部分ですが、本書は撮影テクニックや撮影時に気をつけるべきポイントなどが解説されているので本書を読むんだけでもかなり勉強になります。




全体的に「撮影」における知識やテクニックが多いですが、映像の基本や「演出」に関わる部分も解説されているので映像制作に必要な知識を1冊で網羅的に学ぶことができます。
内容も充実していますし、撮影から演出までの必要なポイントをしっかりと学ぶことでプロの視点で伝わる動画を作れるようになるでしょう。
After Effectsの使い方を覚えたらぜひ本書で映像制作全体の基礎知識も学んでみてください。
After Effects単体より広い映像制作の基礎を扱うため、今回のソフト別主要一覧から外しました。撮影、編集、現場の考え方を含めて映像制作全体を学ぶ用途では価値があります。
目的に合うAfter Effects本から1冊選んで手を動かそう
初めての1冊なら、作品を通して進める『初心者からちゃんとしたプロになる After Effects基礎入門』、情報量を重視するなら『After Effects FIRST LEVEL 改訂版』、制作中に機能を引きたいなら『After Effects パーフェクトガイド』が候補です。
基本を覚えたら、モーション、イラスト・アニメ、文字・VFXのうち、自分が次に作りたいものへ近い本を1冊追加してください。複数冊を同時に読むより、1冊の作例を完成させ、素材や速度を変えてもう一度作るほうが身につきます。購入前には、対応バージョン、付属ファイル、利用中のAfter EffectsでAEPを開けるかも確認しましょう。

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