デザインをしていると、「このフォントは何だろう?」と思うことがありますよね。
Photoshopのマッチフォント機能を使えば、画像内の文字から似たフォントを探せます。
画像補正しながら探すならPhotoshopが便利です。外出先ではAdobe Capture、ブラウザではAdobe Fonts、IllustratorではRetypeを使えます。
Photoshopのマッチフォント機能で画像内の文字からフォントを調べる方法

Photoshopには、画像内の文字から似たフォントを探す「マッチフォント」機能があります。
日本語と欧文に対応し、パソコンに入っているフォントだけでなくAdobe Fontsの候補も表示できます。
Photoshopのマッチフォント機能の使い方
マッチフォントを使う手順は次の通りです。
- フォントを調べたい画像をPhotoshopで開く
- メニューから「書式」→「マッチフォント」を選択
- テキストオプションで「欧文」または「日本語」を選択
- 調べたい文字を3行以内で囲む
- 「マッチフォント」を押して候補を表示
- 近いフォントを選び「OK」を押す
下図のように検索範囲を調整し、候補が表示されたら文字の形を見比べます。




マッチフォント使い方のコツ
文字が大きく、背景との境界がはっきりした画像ほど検索しやすくなります。
また、以下の点に合致する文字を選択して検索すると精度が上がります。
- 調べたい文字がある程度大きい
- 文字と背景のコントラストがはっきりしている
- 一つの書体だけを選択できる
- 影や縁取りなどの装飾が強すぎない
候補フォントの形を見比べる
検索結果には元のフォントではなく、字形が近い候補が表示されることもあります。
- 文字の太さと横幅
- 角の丸みや線の終わり方
- 日本語のはらい・とめ・はね
- 欧文の「a」「g」「R」など特徴が出やすい文字
「Adobe Fontsから追加可能なフォントを表示」をオフにすると、パソコン内のフォントだけに絞れます。
候補を選んで「OK」を押すと、選択したフォントが書体一覧の上部に表示されます。
角度補正して正面図にしてから検索する
斜めのままでも検索できますが、正面に補正したほうが候補の精度は上がります。
遠近法の切り抜きツールを使えば、四隅を合わせるだけで正面に近い形へ補正できます。

- ツールバーの切り抜きツールを長押し
- 「遠近法の切り抜きツール」を選択
- 対象の四隅に角を合わせる
- Enterキーを押して切り抜く
看板やパッケージを斜めから撮った画像は、補正してからマッチフォントを使ってみてください。
マッチフォントで候補が見つからないときの対処法
候補が出ない、または違うフォントばかり表示されるときは、次の点を見直してみてください。
- 日本語と欧文のテキストオプションを正しく選ぶ
- 別の書体を含めず、調べたい文字だけを3行以内で囲む
- 小さい文字は画像を拡大してから検索する
- 斜めの文字は正面に補正する
- 影や縁取りが強い場合は、完全一致ではなく近い候補を探す
- Adobe Fontsの候補表示をオン・オフして検索対象を切り替える
ロゴ用に文字が加工されている場合は、元のフォント名がそのまま表示されないこともあります。
マッチフォントの注意点
マッチフォントの検索対象は、パソコンに入っているフォントとAdobe Fontsの候補です。
購入したフォントやフリーフォントも、Photoshopに追加しておけば検索対象になります。
候補が見つかったら、Adobe Fontsから追加するか、配布元からフォントをインストールして使用します。
- 元のフォントが検索対象にあっても、必ず同じ書体が表示されるとは限りません。
- フォント名を特定できても、利用できるライセンスが付与されるわけではありません。
- Adobe Fonts以外のフォントは、配布元の利用条件を確認してから使用してください。
Photoshopを安く使う方法
Photoshopは有料ですが、単体プランより安いフォトプランも用意されています。
主な選択肢は次の通りです。
- PhotoshopとLightroomが使えるフォトプラン(1TB):2,380円/月
- Photoshop単体プラン:3,280円/月
- 20以上のアプリが使えるCreative Cloud Standard:6,480円/月
- 生成AI機能が充実したCreative Cloud Pro:9,080円/月
Photoshopだけ使いたい場合の選び方は、料金記事で詳しく説明しています。

【Adobe Capture】スマホのカメラでフォントを調べる方法

スマホアプリの「Adobe Capture」を使えば、カメラで写した文字や保存済みの画像から似たフォントを探せます。
Adobe Captureとは?
Adobe Captureは、iPhone・iPadで無料で使えるAdobeのアプリです。
Android版はGoogle Playでの配布が終了しました。すでにインストールしている場合は使えますが、削除すると再インストールできません。
フォント検索以外にも、写真から次のデータを作成できます。
- カラーやグラデーション
- ベクターシェイプ(ライブトレース)
- ブラシ
- 3Dマテリアル
- 背景を削除した画像
フォント検索以外にも使い道が多く、iPhoneやiPadでAdobeアプリを使う人には便利です。

Adobe Captureでフォント検索する方法


- Adobe Captureを起動
- Adobe IDでログイン
- 画面下部のモジュールから「文字」を選択
- カメラで文字を写すか、保存済みの画像を読み込む
- 調べたい文字の範囲を選択
- 表示された類似フォントから選ぶ
- 文字や書式を調整して保存
- Creative Cloudライブラリに保存
Adobe Captureのフォント検索は無料で使用することができます。
Adobe Captureの注意点
- Adobe IDでのログインが必要です。
- Android版は新規インストールできません。(すでに入っている場合は削除しないでください)
- 表示される候補はAdobe Fontsの書体で、元のフォントと一致するとは限りません。
日本語フォントを調べる場合は、文字種を選べるPhotoshopのマッチフォントかIllustratorのRetypeも試してみてください。
【Adobe Fonts】ブラウザで画像から欧文フォントを調べる

Adobe Fontsのビジュアルサーチなら、ブラウザに画像をアップロードして似たフォントを探せます。
ビジュアルサーチはラテン文字に対応した機能で、日本語など他の文字体系では正確な候補を表示できません。
Adobe Fontsとは?
Adobe Fontsは、Adobeアカウントで利用できるフォントサービスです。
利用できるフォントの範囲はプランによって異なりますが、PhotoshopやIllustratorのデスクトップ版が使えるプランであれば収録されているすべてのフォントを利用することができますよ。
このAdobe Fontsでも「ビジュアルサーチ」というフォント検索機能を使うことができます。

Adobe Fontsのビジュアルサーチでフォントを調べる方法
Adobe Fontsで画像からフォントを調べる手順は次の通りです。
- Adobe Fontsの画像検索を開く
- フォントが含まれている画像をアップロード
- 画像から検索したい1行を選択
- 「次のステップ」を選択
- サンプルテキストを確認し、必要なら変更
- 一覧から近いフォントを比較
- 「フォントを追加」を選択



サンプルテキストは自由に変更できるので、画像内の文字と見比べながら近いフォントを選べます。
【Illustrator】Retypeで画像やアウトライン文字のフォントを調べる
Illustratorを使っている場合は、Retypeでも似たフォントを探せます。
ラスター画像とアウトライン化された文字に対応し、日本語・欧文、Adobe Fonts・デバイス内フォントを切り替えて検索できます。
Illustrator上でロゴや印刷データを確認しているときは、Photoshopへ移動せず調べられるのが便利です。

画像のフォントは使う環境に合わせて調べる
本記事で紹介した4つの方法をまとめます。
パソコンに入っているフォントとAdobe Fontsをまとめて探すなら、Photoshopのマッチフォントが使いやすいです。
外出先でiPhoneやiPadを使って調べるならAdobe Capture、ブラウザで欧文を探すならAdobe Fontsが向いています。
Illustratorで作業中ならRetypeが便利。元のフォントが見つからない場合は、文字種や検索範囲を見直し、候補の字形を比べながら近いものを選んでみてください。

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