Photoshop ElementsとはAdobe社が販売している画像編集ソフトのことです。
Photoshop Elementsは「Photoshop」と名がついているので混乱しがちですが、世間一般で言うPhotoshopとは別物です。
- Photoshop Elementsはどのようなソフトなのか?
- 通常のPhotoshopとElementsの違いは?
- Photoshop Elementsと通常版の料金は?
本記事ではPhotoshop Elements 2027の特徴や機能、料金について詳しく解説します。
Photoshop Elements 2027の特徴

Photoshop ElementsはWindowsやMacで使用できるパソコン用の画像編集ソフトです。
現行のPhotoshop Elements 2027は3年間のライセンスを一括購入する形式で、価格は19,580円です。(永久ライセンスではありません)
Photoshop Elements 2027でできること
Photoshop Elementsは簡易ソフトとはいえ、編集機能は充実しています。
例えば画像編集ソフトにほしい、以下のような機能はしっかりと搭載されています。

- 画像の切り抜き
- 色調補正
- ノイズ除去
- マスク機能
- レイヤー機能
- 描画モード・不透明度
- 背景の差し替え
- 不要なものを削除
- 写真の背景を広げる
- フィルター適用
- テキストの入力
- スライドショー作成
- 写真を自動で整理
- 複数画像のコラージュ作成
- 特定のオブジェクトの色を変更
- 複数写真を合成
- 背景を拡張する
- Adobe SenseiのAI技術
画像の切り抜きではAIによる自動選択や、不要なものを削除するコンテンツに応じた塗り潰し、背景を広げる生成拡張、空の置き換えなどの通常版のPhotoshopにあるAI機能の一部も利用可能です。
その他、個人利用に向いている機能としてSNS投稿機能やスライドショー作成などが簡単にできるようになっています。
Photoshop Elements 2027の注目機能
Photoshop Elements 2027では、生成拡張や生成アップスケールなどの新機能が追加されました。画像生成や写真の復元など、以下の機能を利用できます。
- 画像生成AI:テキストから画像を生成
- 範囲生成:対象領域に画像を生成
- 写真の復元:写真の傷や折れ目などを修復
- オブジェクト削除ツール: 簡単かつ迅速に不要なオブジェクトを削除可能。
- 焦点範囲フィルター: 自動ぼかし追加と詳細調整でリアルな被写界深度を実現。
- カラー変更ツール: 自動選択で特定のオブジェクトのカラーを簡単変更。
- シームレス合成: 被写体や背景を組み合わせて新しい画像を作成。
- モーションエフェクト: 4つのクイックアクションで簡単に動きのある演出を追加。
- 生成拡張:写真の周囲を生成AIで補い、背景を広げる。
- 生成アップスケール:低解像度の写真を鮮明にする。
- AIアシスタント(Beta):チャットでツールや編集手順を確認。
- パートナーAIモデル:Adobe Fireflyに加え、対応する外部モデルを選んでコンテンツを生成。
- クリエイティブフィルター:刺繍や油絵風などの効果を加え、強さや色を調整。
「オブジェクトの削除」や「背景の変更」「カラー調整」などを簡単に行えます。
また、リアルな被写界深度やモーションエフェクトを簡単に追加でき、複数の写真を自然に合成できます。生成AIには毎月25生成クレジットが付属し、使い切った場合は翌月のリセットを待つか、Adobe Fireflyの有料プランで追加購入します。
Photoshop Elements 2027で使える便利な編集機能

Photoshop Elements 2027では、テンプレートや写真をもとにカラー・トーンを合わせる機能や、写真にアート風の効果を加える機能も利用できます。
自動選択機能や、ボタンをクリックするだけで背景の削除やぼかしなどを行えるクイックアクション機能も搭載されています。
Photoshop Elementsと通常版の機能の違い

Photoshop Elementsは簡単に編集することができますが、プロ向けの業務利用には向いていません。
Photoshop Elements 2027ではAI機能が充実していますが、プロ向けの細かな編集機能は通常版と異なります。以下のような作業を重視する場合は、通常のPhotoshopを選ぶのがおすすめです。
- プロが仕上げたような違和感のない合成
- 現場で求められる複雑なPSDデータの編集・再編集
- ニューラルフィルターなどの最新AI機能
- 生成塗りつぶしと高度な編集ツールを組み合わせた制作
自動切り抜きなどで簡単に合成が行なえますが、Photoshop ElementsではPhotoshopの本格的な切り抜きと同レベルのことはできません。
プロのような仕上がりを求める場合は通常のPhotoshopが必要になります。
Elementsシリーズは買い切りだが、永久ライセンスではない(アップグレードも有料)
Elementsシリーズの大きな特徴は以下の3つ
- 買い切りでサブスクリプションではない(永久ライセンスではない)
- 新しいバージョンへのアップグレードは有料(別途購入)
- 初心者向けのUIと機能
通常のPhotoshopは買い切り版終了してサブスクになりましたがElementsシリーズは買い切り版になっており、サブスク契約不要です。
ただし、Photoshop Elements 2027はライセンスの引き換えから3年間で期限切れになります。自動更新はなく、期限後は編集ソフトを使用できません。Elements Organizerのメディアカタログは引き続き利用できます。
また、買い切り版でお得かと思いきや、新しいバージョンへのアップグレードは有料で機能も劣るので特別お得感はありません。
(不具合修正などのマイナーアップデートは無料です)
Photoshopシリーズの違い
Photoshop Elements以外にも「Photoshop」と名がつくソフトは多々あります。
- Photoshop CC(デスクトップ版)
- Photoshop iPad版(iPad専用)
- Photoshop Web版(ブラウザ)
- Photoshop Express(画像編集アプリ)
- Photoshop Camera(エフェクトアプリ)
- Photoshop Lightroom(写真管理・編集ソフト)
- Photoshop Elements(初心者向けPhotoshop)
上記のように7つものPhotoshopの名を冠するソフトがありますが、業界人がPhotoshopと呼ぶのはPhotoshop CC(デスクトップ版)だけです。
ほぼすべてのプロデザイナーがElementsじゃない通常版のPhotoshopを使用しています。

Photoshop ElementsではなくPhotoshop通常版を選ぶメリット
Photoshop通常版のメリットは多々ありますが、大きなメリットは以下の5つ
- Adobeの最上位の画像編集ソフトなので完全上位互換
- 業界標準のソフトなのでスキル価値が高い
- Adobe FontsやAdobe Portfolioなどを無料で利用できる
- 常に最新版に無料でアップグレードできる
- フォトプランなら月額2,380円で利用可能
業務利用する場合は通常のPhotoshop一択となります。
Photoshop Elementsの購入料金とアップグレード価格

Photoshop Elementsの購入料金とアップグレード価格について解説します。
Photoshop Elements 2027の価格とアップグレード料金
Photoshop Elements 2027のAdobe公式価格は以下のとおりです。
- ソフト価格(初回購入時):19,580円
- アップグレード料金(旧版からの買い替え):12,980円
Photoshop Elements 2027は3年間利用できる一括購入型で、永久ライセンスではありません。
新しいバージョンへのアップグレードは別途購入となります。購入したライセンスの利用期間は3年間で、期限後も編集を続けるには新たな購入が必要です。
(現在のユーザー向けのアップグレード価格は12,980円)
動画編集ソフトのPremiere Elementsがセットになったプラン
| Elements 2027シリーズ | ソフト価格(3年間) | アップグレード料金 |
|---|---|---|
| Photoshop Elements | 19,580円 | 12,980円 |
| Premiere Elements | 19,580円 | 12,980円 |
| Photoshop Elements& Premiere Elements | 27,280円 | 20,680円 |
| Photoshop Elements& Premiere Elements (学生・教職員版) | 12,980円 | なし |
ElementsシリーズとしてPhotoshop Elements以外に「Premiere Elements」というソフトも販売されています。
Premiere Elementsは画像編集ではなく動画編集用になります。
両方のソフトがセットになったElementsセットは少し割安の27,280円になります。
また、セット版に限り学割プランも提供されているので学生であればセットプランのほうがお得です。
通常のPhotoshopの料金プランとの違い
| 料金形態 | Photoshop (通常版) | Photoshop Elements 2027 |
|---|---|---|
| 月額料金 | 2,380円 | なし |
| 年額料金 | 28,480円 | なし |
| 一括購入 | なし | 19,580円(3年間) |
| アップグレード | 0円 | 12,980円 |
サブスクリプションという形態に抵抗感を感じる人も多いですが、アップグレードの追加料金を考慮すると通常版との差は小さくなります。
Photoshop 通常版:28,480円/年(+アップグレード0円)
Photoshop Elements:19,580円/3年間(+アップグレード12,980円)
3年間の利用料金はPhotoshop Elementsのほうが安くなりますが、アップグレードしつつ最新のバージョンを使用したい場合はPhotoshop通常版のほうが性能が良いためコスパの良さを感じます。
Elementsではない、Photoshop 通常版の価格についての詳細は以下の記事をご覧ください。

Photoshop Elements 2027の購入先
Photoshop Elements 2027の通常版・アップグレード版はAdobe公式サイトから購入できます。
>>公式サイトでの購入はこちら
Photoshop Elementsは通常Photoshopの代わりになるのか?

Photoshop ElementsがPhotoshopの代わりになるかどうかは、使用する内容によって異なります。
Photoshop Elementsを選ぶべき人
- パソコンの操作に全く自信がない
- 撮影した写真を簡単に加工したい
- 画像加工ソフトの使用頻度が少ない
- Webデザインなど仕事用途には使用しない
Photoshop Elementsは簡易ソフトとはいえ、基本的な機能は網羅されています。
個人用として画像編集をするには十分すぎる性能と機能が搭載されています。
ただし、業務利用には不向きです。特に注意したいのが以下の4点
- 専門的な高度な編集が行えない
- 通常のPhotoshopとの完全な互換性がない
- Photoshop Elementsのスキル需要が皆無
- 生成AIには利用枠がある(毎月25生成クレジットが付属)
いずれはデザイン業に進みたいと考えているのであればPhotoshop Elementsでは代わりにならないので通常のPhotoshopを使用しましょう。
仕事用に使うのであれば通常のPhotoshopを使おう
仕事用に使用するソフトとしてPhotoshopを選ぶべき大きな3つの理由は以下の3つ
- アップデートが無料で常に最新機能が使える
- Adobe Fontsなどのサービスを利用できる
- 画像はPhotoshopで編集するのが基本
料金差も大きくないので仕事用ならPhotoshopを選んでおきましょう。
Photoshopの選び方まとめ
仕事用として使用するPhotoshopを選ぶ場合はフォトプラン(2,380円/月)がおすすめ。
個人利用の簡易的な画像編集がメインでPhotoshop Elementsで十分という人はPhotoshop Elementsを選ぶと良いでしょう。
Photoshop Elementsはこちら!
現行のPhotoshop Elements 2027は7日間無料体験できるので、まずは体験版を使ってみましょう!

コメント
コメント一覧 (2件)
現在、Photoshop elements14を使用中ですが、Photoshop elements 2025を購入しようと思って、無料体験版をダウンロードしていますが、Upgrade で購入(ダウンロード)でよろしいのでしょうか?
又、クレジットカード以外の支払い方法はないのでしょうか?(銀行振込など他)
回答の程、宜しくお願いします。
お問い合わせいただきました件
下記Adobe 公式FAQに「現在ご利用中のお客様は Adobe.com からアップグレード価格で購入できます」と明記されており、そこにバージョン制限の記載はないため14も対象になると思われます。
参考URL
https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-elements/faq.html(購入オプションのタブ)
>旧バージョンのPhotoshop Elementsを持っています。アップグレード価格の対象となりますか?
>>はい。現在ご利用中のお客様はAdobe.comからアップグレード価格でお求めいただけます。
Upgrade で購入(ダウンロード)から購入すればOKです。
支払い方法の件については、クレジットカードおよびGPay(クレジットカード)となっており、Adobe公式の支払い方法はクレジットカードのみとなっています。
ただし、AmazonでPhotoshop Elementsを購入すればクレジットカード以外の支払い方法がいろいろ選べます。
しかし、現在Amazonではアップグレード版は購入できません。
以上、参考になれば幸いです。