【Photoshop】スマートオブジェクトとは?劣化を防ぎ再編集可能にする超便利形式

【Photoshop】スマートオブジェクトとは?劣化を防ぎ再編集可能にする超便利形式

スマートオブジェクトってなんなの?編集できなくて邪魔なんだけど…

スマートオブジェクトは元データの情報を保持したまま編集できる便利機能だよ。後からやり直しが効くしフィルターの修正も容易だから積極的に使っていこう

目次

スマートオブジェクトとは? スマートオブジェクト化のメリットを解説

スマートオブジェクトとはオリジナルの画像を完全に保持するオブジェクトに変換する機能のことです。

スマートオブジェクトに変換しておけばラスター画像を縮小したりフィルターや補正をかけても元画像の情報を失いません。

スマートオブジェクトを使用する大きなメリットは下記の4つ

  • 画像を拡大縮小しても劣化しない
  • スマートフィルターを利用可能
  • 複数レイヤーやグループもOK
  • リンクされているので一括変更が可能

元となる画像データの情報を失わない非破壊編集というのが最大のポイントです。

スマートオブジェクトのメリットを順番に解説していきます。

画像を拡大縮小しても劣化しない

画像の劣化比較図

スマートオブジェクト化することでラスター形式の画像の劣化を防ぐことができます。

実際にどのような差があるのかは上図をご覧ください。通常画像は縮小時に多くのピクセル情報を失ってしまいますがスマートオブジェクト化した画像データは再拡大後も元の情報を保っており劣化していません。

このように画像の変形による劣化を防げるというのがスマートオブジェクトの大きなメリットのひとつです。

スマートフィルターが使える

スマートフィルターとはスマートオブジェクトにフィルターを適用したもので、下記のようなメリットがあります。

  • フィルターを複数まとめて適用できる
  • フィルターを後から調整することができる
  • フィルターのオンオフが切り替えられる

スマートオブジェクト化しないでぼかしフィルターをかけると元画像そのものがぼかした状態になり、オリジナルデータは失われてしまいます。しかし、スマートフィルターならオリジナル画像がそのまま保持されるので後からでも修正が容易。

通常画像とスマートオブジェクトの比較

通常画像だとすべての効果がどんどん上書きされ元データの情報はどんどん失われていきますが、スマートフィルターなら効果の調整が自由自在です。

  • フィルターのオンオフ
  • フィルターの効果順序を入れ替え
  • フィルターの効果レベルを調整

これらはすべて後からでも自由に調整可能。スマートオブジェクトの優位性がよくわかりますね。

スマートオブジェクトにフィルターをかければ自動的にスマートフィルター扱いになるのでフィルターや補正機能を使う際にはスマートオブジェクト化しておくと便利ですよ。

複数レイヤーやグループもOK

スマートオブジェクトは単一レイヤーだけでなく、複数オブジェクトをまとめて変換することも可能です。

スマートオブジェクトはレイヤー構造も維持するので編集を加えたり解除したりといったことも自由自在。

グループ単位では利用できないクリッピングマスクもスマートオブジェクト化することで適用できるようになったりします。

リンクされているので一括変更が可能

複製したスマートオブジェクトは1つを編集すると複数まとめて変更が適用されるので作業効率が大幅に上がります。

たとえばアイコンやロゴなど、たくさん使うようなオブジェクトは1つ編集するだけで全箇所変更されるので非常に便利。業務利用では欠かせない機能のひとつですね。

また、スマートオブジェクトのリンクを解除したい場合は再度スマートオブジェクト化することで複製したものであっても単一変更が可能になります。

スマートオブジェクトの使い方

スマートオブジェクトの作成方法や解除方法など、具体的な使い方を解説します。

スマートオブジェクトの作成方法

スマートオブジェクトの作成方法は非常にかんたん。

レイヤーを選択し右クリックして【スマートオブジェクトに変換】

これだけでスマートオブジェクトに変換されます。

ちなみにデフォルトの設定だとオブジェクトの配置時に自動でスマートオブジェクトになるようになっています。

設定を変更したい場合
環境設定▶配置時に常にスマートオブジェクトを作成にチェック

スマートオブジェクト作成のショートカット

スマートオブジェクトのショートカットはデフォルトでは設定されていないので自身で好きなショートカットを割り当てましょう。

設定方法は下記の通り

  1. 上部メニューバー【編集】
  2. 【キーボードショートカット設定】
  3. レイヤーカテゴリ【スマートオブジェクトの作成】

自分で覚えやすいショートカットを作成したらOKを押して登録完了。

スマートオブジェクトは直接編集できない?

スマートオブジェクトは非破壊編集という特性上、直接編集することができません。

スマートオブジェクトのレイヤーを選択しブラシツールや消しゴムツールを使おうとするとラスタライズするか聞いてきますよね。

処理を続行するためには、このシェイプレイヤーをラスタライズする必要があります。
シェイプをラスタライズしますか?

スマートオブジェクトは元データのピクセル情報を消すような編集はできないのでラスタライズする必要があります。

ラスタライズせずにペイントするならクリッピングマスクを利用して新規レイヤーに描くといった方法を推奨。

ラスタライズってなに?って人はこちら

スマートオブジェクトの解除方法

スマートオブジェクトの解除方法

スマートオブジェクトの解除方法は2種類。

【レイヤーをラスタライズ】でラスターデータにすればスマートオブジェクトが解除され、直接ペイントしたり編集することが可能になります。

複数レイヤーをまとめてスマートオブジェクトにしていてレイヤー構造を維持したまま解除したい場合は【レイヤーに変換】を選択しましょう。

スマートオブジェクトのまま編集する方法

スマートオブジェクトはラスタライズせずともオリジナルデータにアクセスし、編集することができます。

右クリックメニューから【コンテンツを編集】またはレイヤーアイコンをダブルクリックすると別ファイルとしてスマートオブジェクトの中身が開きます。

新たに開いたファイルを編集して上書き保存して閉じればしっかりと編集が反映されますよ。

スマートオブジェクトの変形をリセットする

スマートオブジェクトの変形をリセットする

スマートオブジェクトは遠近法やゆがみなどで変形したオブジェクトを元通りにリセットすることもできちゃいます。

方法は上部メニュー【レイヤー】▶【スマートオブジェクト】▶【変形を初期化】
または右クリックメニューから【変形を初期化】

これで変形する前のオリジナルデータにリセットされますよ。
(Photoshop CC 2021)

スマートフィルターの使い方

スマートフィルターは設定不要です。

スマートオブジェクトにフィルターをかければ自動的にスマートフィルター扱いになるので上記の方法でスマートオブジェクトに変換した後でフィルターや補正機能を使いましょう。

Illustrator経由のデータはベクトルスマートオブジェクトになる

Photoshopの画像データではなく、Illustratorで作成したベクター形式(ベクトル)のデータもスマートオブジェクトとして扱うことが可能です。

Illustratorから読み込んだスマートオブジェクトはベクターデータとして保持されており、Illustratorで再編集も可能です。

ベクトルスマートオブジェクトをラスタライズしてしまうと再度ベクター化はできないので注意してください。

ベクトル形式ってなに?って人はこちら

スマートオブジェクトは非破壊編集に欠かせない重要機能

編集できなくて不便だと思っていた人もスマートオブジェクトを理解することで便利さが理解できたと思います。

  • 画像を拡大縮小しても劣化しない
  • スマートフィルターを利用可能
  • 複数レイヤーやグループもOK
  • リンクされているので一括変更が可能
  • オリジナル画像の情報を失わない
  • 変形した画像を元に戻せる

Photoshopを使う上で必須となるスマートオブジェクト、積極的に使っていきましょう。

非破壊編集はPhotoshop運用の基本

Photoshopを扱う上で元の画像に戻せる非破壊編集を選ぶのは重要です。

今回紹介したスマートオブジェクトやスマートフィルターだけでなくマスク機能もしっかりと覚えておきましょう。

人物を切り抜く際に背景を消去せず、マスクで隠すという方法を選ぶことで非破壊編集を実現可能です。

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