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Photoshopシリーズ7種類の違いを比較解説 Express/Element/iPad/Camera

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Photoshopシリーズ7種類の違いを比較解説

デザインや画像編集に欠かせないPhotoshopですが、Photoshopと名のつく製品が多いため迷ってしまう人も多いんじゃないでしょうか?

結論から言うとプロ用のソフトはデスクトップ版のPhotoshop一択です。

一番安いPhotoshopのプランであれば1,180で最新版が使い放題になるので本格的に画像編集したい人は通常のPhotoshopを使用しましょう。

  • Photoshopの違いがわからない
  • どれを選べばいいの?
  • 料金的にはどれが一番お得なの?

通常のPhotoshopとは別にパソコンではなくスマホなどで軽く編集したい人向けにPhotoshopの簡易シリーズが提供されています。本記事では通常のPhotoshopとは異なる、Photoshopの派生アプリについてわかりやすく解説します。

目次

Photoshopシリーズ一覧と概要

Photoshopシリーズ一覧と概要

Photoshopと名がつくアプリケーションは以下の7つ

Photoshopシリーズ内容
Adobe Photoshop(Creative Cloud)Photoshop完全版
Adobe Photoshop iPad版PhotoshopのiPad版
Adobe Photoshop Web版Photoshopのブラウザ版
Adobe Photoshop Expressスマホ用の画像編集アプリ
Adobe Photoshop Cameraスマホ用の写真加工アプリ
Adobe Photoshop ElementsPC用の簡易画像編集ソフト
Adobe Photoshop Lightroom写真管理・編集・現像ソフト
Adobe Photoshop Fix2021年6月に終了
Adobe Photoshop Mix2021年6月に終了
Adobe Photoshop Sketch2021年7月に終了

すべて別物で「Photoshop」と言ったら一番上のデスクトップ版のPhotoshopを指し、それ以外のものをPhotoshopと単独で呼ぶことはありません。

また、現在のPhotoshopはサブスク形式となっており買い切り版の販売は終了しました。

Adobe Photoshop(Creative Cloud)

Adobe Photoshop(CC)

Adobe Photoshopはプロのクリエイターには欠かせない業界標準の画像編集ソフトです。

Photoshopはデスクトップ版のMacやWindowsで使用するタイプのソフトウェアなのでパソコンにインストールして利用します。

CCとはCreative Cloudの略でクリエイティブソフトのシリーズ名のこと
Photoshop CCと呼ばれることもあるが、CCはつけなくてもOK

Photoshopは高度な画像編集・加工だけでなく、最新のAIテクノロジーを使った処理も行うことが可能。

Photoshopで使えるAIテクノロジー関連の機能一例

AI機能だけでなく、通常の画像編集機能も最も優れており、プロ版といった仕様になっています。

Photoshopシリーズの最上位かつ上位互換になっており、Photoshopのライセンスにその他のPSシリーズのライセンスも含まれています。

Photoshopは最安プランで月々1,180円で利用が可能です。

Adobe Photoshop iPad版

Adobe Photoshop iPad版

Adobe Photoshop iPad版は前述したPhotoshopをiPadに移植したものです。

年々アップデートが行われており、機能は充実してきていますがまだまだデスクトップ版には及びません。

とはいえ、基本的な機能は網羅しているので外出先での編集はiPad版だけでも十分になりつつあります。

iPad版は通常のAdobe Photoshopに付属しています(追加料金なし)
月額1,180円で利用できるフォトプランでの購入がお得

>>Photoshop iPad版の価格についてもっと詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。

Adobe Photoshop Web版

Adobe Photoshop Web版

Adobe Photoshop Web版はPhotoshopをブラウザで利用できるようにしたAdobeのサービス。

  • Photoshopに付属
  • インストールが不要でブラウザ編集が可能
  • Photoshop未所有でも閲覧やコメントは可能

編集機能を利用するためには通常のPhotoshopのライセンスが必要になるものの、PSDファイル閲覧やコメント入力はライセンスを所有していなくても無料で利用することができる。

ソフトのインストールが不要なので出先のパソコンで利用したり、Photoshopを持っていない相手とファイル共有を行うことが可能です。

Web版の単体購入はできませんが、Photoshopライセンスがあれば追加料金を支払うことなく全機能利用できます。

Adobe Photoshop Express

Adobe Photoshop Express

Adobe Photoshop Expressは画像編集・加工機能を持ったスマホ&タブレット向けのアプリ。iPhone/iPad/Android/Windows/の端末で利用が可能です。

編集/レタッチ/コラージュ/Mixの4カテゴリの機能が用意されており、普通の画像補正だけじゃなく「顔に特化したレタッチ」や「複数画像を1枚にする」などの加工がタップしていくだけで完成します。

本格的な画像編集には向いていませんが、品質を考慮しなくてよい場合やSNSの投稿用の場合はPC版を使うより便利なので併せてご利用ください。

年間3,800円でPhotoshop Express単体のライセンス購入も可能ですが、通常のPhotoshopライセンスを所有していれば有料機能も追加料金なしで利用できます。

Adobe Photoshop Camera

Adobe Photoshop Camera

Adobe Photoshop Cameraはスマートフォンのカメラを利用して独創的な写真を撮影することができるカメラアプリです。

プリセットとして多くのレンズやフィルターが用意されているので、それらを適用するだけで日常の写真がクリエイティブな写真に早変わり。

  • ポップ風
  • イラスト風
  • アナログ風
  • ナイトシフト
  • ファンタジー風

他にもさまざまなレンズやフィルターが用意されているので適当にカメラをかざして見るだけでも楽しめます。

Photoshop Cameraは無料のAdobe IDを取得するだけで利用することができます。

Adobe Photoshop Elements

Adobe Photoshop Elements

Adobe Photoshop Elementsは初心者向けの簡易PCソフト

通常のPhotoshopと同様にパソコンにインストールして使うタイプのソフトですが、初心者向けの画面になっています。

Photoshopのような業務利用には向きませんが、初心者が行うレベルの編集であれば十分な機能を有しています。

Photoshopシリーズの中では唯一の買い切り版として提供されていますが、アップデートはできず高度な機能が使えないためデザイナーや仕事で使いたい人にはおすすめしません。

Adobe Photoshop Lightroom

Adobe Photoshop Lightroom

製品名にはPhotoshop Lightroomとついていますが、一般的にはPhotoshopはつけずに「Lightroom」と称されます。

Lightroomは写真の管理・現像に特化したカメラマン向けのソフトです。

  • 写真の一覧表示や検索
  • タグ付けして効率的に管理
  • プリセットから手軽に色調補正
  • 複数写真の一括編集
  • SNSとの連携・簡易アップロード

Photoshopよりも管理系の機能が優れているのでたくさんの写真の管理・編集を行う必要がある場合にはPhotoshopよりもLightroomのほうが便利です。

LightroomもPhotoshopのフォトプランAdobe CCコンプリートに含まれています。

公開終了したPhotoshopアプリ(Mix / Sketch / Fix)

Photoshop Mix/Sketch/Fix
  • Photoshop Mix
  • Photoshop Sketch
  • Photoshop Fix

上記3つのモバイルアプリは2021年に公開が終了した旧アプリになります。サポートもアップデートも打ち切りになっています。

以前にダウンロードしていた場合はそのまま使い続けることができますが、現在はダウンロードすることもログインすることもできません。

公開終了に伴い、多くの機能がPhotoshop Expressに統合されました。

Photoshopシリーズの選び方・どれを使うべき?

Photoshopシリーズの選び方・どれを使うべき?

最初にお伝えしたとおり、Photoshopは通常のデスクトップ版を利用するのがおすすめです。

また、Photoshopのライセンスがあればその他のPhotoshopシリーズの有料機能も利用することも可能になります。

Photoshopシリーズの機能比較

Photoshopシリーズ主要な機能
Adobe Photoshop(Creative Cloud)あらゆる画像編集機能を完備
Adobe Photoshop iPad版PhotoshopのiPad版(一部機能は未実装)
Adobe Photoshop Web版Photoshopのブラウザ版(一部機能は未実装)
Adobe Photoshop Express簡易的な画像編集(画像補正や簡易合成機能)
Adobe Photoshop Camera写真へのフィルターの適用
Adobe Photoshop Elements簡易的な画像編集
Adobe Photoshop Lightroom写真管理・編集・現像ソフト

デスクトップ版のPhotoshopを基準として、それぞれモバイルやブラウザ用に一部の機能を最適化しているイメージですね。

機能を求めるのであればPhotoshop一択ですが、用途が限られている場合はその他のソフトも役立ちます。

スマホで画像編集したい場合

スマホで画像編集

パソコンを所有しておらず、スマホだけで画像編集を行いたいという場合は以下のソフトがおすすめ。

一部の機能は有料になっていますが、基本機能は無料で利用することができます。

画像編集ができるスマホアプリ

精度や機能はデスクトップ版のPhotoshopに劣りますが、SNS用ならアプリだけで十分かもしれません。

デザイン関係の仕事をしたいのであればアプリではなく、パソコン版のPhotoshopを利用しましょう。

スマホアプリの有料機能の料金は以下のとおりです。

ソフト名月額プラン年間プラン
Photoshop Express1,078円10,978円
Adobe Express1,180円11,980円

通常のPhotoshopがあれば他のソフトも利用可能

基本的にはPhotoshopがあれば他のシリーズは不要ですが、Photoshopのライセンスがあれば他のソフトも利用することができます。

Photoshopシリーズのソフト・アプリには編集したデータをPSDデータとして書き出したり、クラウド経由でデスクトップ版に転送することができるので外出先での編集サポートとして使うこともできます。

  • 外出先での編集に便利なPhotoshop iPad版/Web版
  • コラージュ作成に便利なPhotoshop Express
  • 風景画像の加工に便利なPhotoshop Camera
  • 写真管理に便利なLightroom

詳しくは後述しますが、Photoshopのプランに上記の有料機能も含まれているのでそれぞれのアプリの特徴を活かして併用してみてください。

Photoshopシリーズの料金と安く買う方法について

Photoshopシリーズの料金

現在発売されているPhotoshopはサブスクプランのみとなっています。

基本的には公式サイトでサブスクプランの加入を行いますが、お得なプランや購入方法があるのでご紹介します。

Photoshopの料金と比較

Photoshopの料金プランは以下の2種類

Photoshopプラン月額年額
フォトプラン1,180円(税込)14,080(税込)
単体プラン3,280円(税込)34,680円(税込)

Photoshopには以下のソフト・アプリも付属しています。

  • Photoshop iPad版
  • Photoshop Web版
  • Photoshop Express
  • Lightroom(フォトプランのみに付属)
  • 20GBストレージ(単体プランは100GB)

単体プランはフォトプランと違いオンラインストレージの容量が100GBになりますが割高なのでフォトプランがおすすめです。

フォトプランにも2GBが付属するのでネット上にたくさん保存しなければ大丈夫。

Photoshopプランの詳細は以下の記事をご覧ください。

Photoshop以外のソフトも使いたいならコンプリートプランがお得

Adobeには多くのソフトがありますが、Adobe公認のオンラインスクールにて購入するとすべてが使い放題になるコンプリートプランを学割で入手することができます。

Photoshopはもちろん、IllustratorやPremiere Proなども対象。

オンライン講座とAdobe CC全部入り1年分がセットになって39,980円!!

通常はAdobe CCだけで86,880円するので圧倒的にお得です。

Photoshopの購入は以下の2択で選ぶと良いと思います。

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