Adobe CCを使うには、どのくらいのスペックのMacが必要なのか?
必要な性能はPhotoshopやIllustratorが中心なのか、Premiere ProやAfter Effectsまで使うのかで大きく変わります。
高性能なモデルほど安心ですが、必要以上のスペックに予算をかける必要はありません。この記事では、用途別の推奨スペックとMacの選び方をまとめました。
現行MacでAdobe CCを快適に使う場合のスペック目安
- Photoshop・Illustratorが中心:M4/M5、メモリ16GB以上
- 複数アプリ・一般的な4K動画編集:M4/M5、メモリ24GB〜32GB以上
- After Effects・長尺4K・マルチカム:M4 Pro/M5 Pro以上、メモリ48GB以上
- 3D・複雑なVFX・8K動画編集:Max/Ultraチップ、メモリ64GB以上
「快適に使いたい」「Photoshopだけ動けばよい」「動画編集もしたい」など、条件に応じて選ぶべきスペックは異なります。用途ごとの最適な構成を順番に解説します。
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Adobe CC 2026の必要スペックとmacOS対応表

Adobe CCの必要スペックはアプリごとに異なります。まずは利用者の多いPhotoshop、Illustrator、Premiere Pro、After Effectsの公式要件を確認しましょう。
Creative Cloudに含まれるソフトの種類や用途は、Adobeソフト全45種類の解説でまとめています。
Adobe主要4アプリの公式スペック一覧
| アプリ | メモリ 最小/推奨 | 対応macOS | 主な公式条件 |
|---|---|---|---|
| Photoshop | 8GB/16GB以上 | macOS 14・15・26 | Appleシリコン推奨 Metal対応GPU |
| Illustrator | 8GB/16GB以上 | macOS 13・14・15・26 | Metal対応GPU VRAM 1GB以上 |
| Premiere Pro | 8GB/16GB | macOS 14以降 | AppleシリコンはM1 Pro以降を推奨 高速SSD推奨 |
| After Effects | 16GB/16GB | macOS 14以降 | AppleシリコンはM1 Pro以降を推奨 高速SSD推奨 |
Adobe公式スペックと実際に快適なスペックは異なる
Adobe公式の推奨値は、アプリを単体で使う場合の基準です。複数アプリの同時起動、大きなデータ、長尺動画、複雑なエフェクトまで含めると、より多くのメモリが必要になります。
| 主な用途 | 実用的なメモリの目安 | チップの目安 |
|---|---|---|
| Photoshop・Illustrator中心 | 16GB以上 | M4/M5世代のベースチップ |
| 複数のデザインアプリを併用 | 24GB〜32GB | M4/M5またはProグレード |
| Premiere ProでFHD・短めの4K | 16GB〜24GB | M4/M5世代のベースチップ |
| 一般的な4K編集 | 24GB〜32GB | M4/M5またはProグレード |
| 長尺4K・マルチカム・After Effects | 48GB | M4/M5 Proグレード以上 |
| 重いVFX・3D・ローカルAI | 64GB以上 | Max・Ultraグレード |
必要な性能はファイルサイズ、解像度、レイヤー数、エフェクト、同時に開くアプリで変わります。迷った場合は、後から増設できないメモリを優先すると失敗しにくくなります。
AppleシリコンのメモリとGPUの考え方
Appleシリコンでは、CPUとGPUがユニファイドメモリを共有します。Windowsパソコンのように、メインメモリとGPU専用メモリを別々に選ぶ構成ではありません。
- メモリ容量を増やす:複数アプリ、大きな画像、動画、3Dで効果が大きい
- GPU性能を上げる:MからPro、ProからMaxへチップのグレードを上げる
- 世代だけで比較しない:旧世代のPro・Maxが現行のベースチップより用途に合う場合もある
PhotoshopやIllustratorの一般的な制作ではベースチップでも十分です。GPU負荷の高い動画編集、3D、複雑なVFX、ローカルAI処理ではPro・Max・Ultraの効果が大きくなります。
Adobe CCに必要なSSD容量
アプリ本体の容量だけでなく、作業ファイル、Photoshopの仮想記憶ディスク、Premiere ProやAfter Effectsのキャッシュにも空き容量が必要です。
| SSD容量 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 256GB | Adobe CCを主用途にするには少ない |
| 512GB | デザイン中心。外付けSSDやクラウド併用が前提 |
| 1TB | 複数アプリや動画編集を含む標準的な構成 |
| 2TB以上 | 4K素材や複数案件を本体にも保存する人向け |
予算が限られる場合はメモリを優先し、素材やバックアップを高速な外付けSSDへ保存する方法も有効です。
AdobeアプリのAppleシリコン対応(M1〜M5へのネイティブ対応)
Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、After Effects、Lightroom、InDesignなどの主要アプリはすべてAppleシリコン向けに最適化されており、MシリーズMacの性能を活かして快適に動作します。
一部のアプリはRosetta 2を介して動作しますが、自動で処理されるため、通常の利用では大きく意識する必要はありません。
詳しくはAdobe公式のAppleシリコン対応状況を確認してください。
Photoshop・Illustratorに必要なMacの推奨スペック

PhotoshopとIllustratorは、動画編集ソフトほど高いスペックを要求しません。現在のAppleシリコン搭載Macであれば、16GB以上のメモリを基準に選ぶことで快適に使えます。
Photoshop・Illustratorの公式必要システム構成

| 項目 | Photoshop | Illustrator |
|---|---|---|
| プロセッサー | IntelまたはAppleシリコン Appleシリコン推奨 | IntelマルチコアまたはAppleシリコン |
| macOS | macOS 14・15・26 | macOS 13・14・15・26 |
| メモリ | 8GB/16GB以上推奨 | 8GB/16GB以上推奨 |
| GPU | Metal対応 VRAM 1.5GB/2GB推奨 | Metal対応 VRAM 1GB/2GB推奨 |
| ストレージ | 10GB/100GB推奨 高速SSDと追加の仮想記憶ディスクを推奨 | 3GB以上 SSD推奨 |
8GBは起動と基本作業の最低ラインです。複数ファイルを開く、大きな画像を扱う、PhotoshopとIllustratorを同時に使う場合は16GB以上を選んでください。
Photoshop・Illustratorを快適に使うスペック
| 用途 | メモリ | チップ | SSD |
|---|---|---|---|
| 一般的な画像・グラフィック制作 | 16GB | M4/M5世代のベースチップ | 512GB以上 |
| 複数アプリ・大きな画像・多数のレイヤー | 24GB〜32GB | M4/M5またはProグレード | 1TB以上 |
| 3D・大規模データ・動画も併用 | 32GB〜48GB | M4/M5 Proグレード以上 | 1TB以上 |
通常のデザイン制作ではM5 ProやM5 Maxが必須というわけではありません。PhotoshopとIllustratorが中心なら、ベースのM5と16GB以上のメモリでも十分です。
Adobe CCにはMacBook Neo・Air・Proのどれがおすすめ?
| モデル | 主な仕様 | ディスプレイ・拡張性 | Adobe用途での位置づけ |
|---|---|---|---|
| MacBook Neo | A18 Pro 8GB固定 256GB・512GB | sRGB USB-C 2基 | 軽い単体作業向け Adobe CCを主用途にするなら非推奨 |
| MacBook Air | M5 16GB〜32GB 512GB〜 | 広色域P3 薄型・軽量 | Photoshop・Illustrator中心なら十分 |
| MacBook Pro | M5・M5 Pro・M5 Max 16GB〜128GB 1TB〜 | Liquid Retina XDR HDMI・SDXC | 複数アプリ・動画編集・長期利用におすすめ |
MacBook NeoはPhotoshopやIllustratorの最低要件である8GBメモリを搭載しているため、軽い作業は可能です。ただし、公式推奨の16GBを下回り、After Effectsの最小メモリ要件も満たしません。
PhotoshopやIllustratorが中心で、価格と持ち運びやすさを重視するならMacBook Airで十分です。
複数のAdobeアプリを同時に使う、Premiere ProやAfter Effectsも利用する、数年間メインPCとして使う場合はMacBook Proがおすすめです。Adobe CCを本格的に使うなら、3機種の中ではMacBook Proが最も選びやすいモデルです。
デザイン用途におすすめの現行Mac
- 持ち運びと価格を重視:MacBook Air M5/16GB〜24GB
- ノート型の本命:14インチMacBook Pro M5/24GB〜32GB
- 動画や複数アプリも利用:MacBook Pro M5 Pro/24GB〜48GB
- デスクトップ型で価格重視:Mac mini M4/16GB〜24GB
- 画面一体型:24インチiMac M4/16GB〜32GB
外部ディスプレイをすでに持っているならMac miniも有力です。ディスプレイまでまとめて揃えたい場合は、広色域P3対応の24インチiMacを選べます。
MacとAdobe CCの予算を抑える方法
PhotoshopやIllustratorが中心なら、MacBook AirやMac miniの16GBモデルから検討できます。整備済製品を選ぶ場合は、Appleシリコン、メモリ容量、SSD、保証、バッテリー状態を確認してください。
Mac本体だけでなくAdobe CCの利用料金も含めて予算を考えておきましょう。
Adobe CCを安く買う方法について、以下の記事で解説しています。

Premiere Pro・After Effectsに必要なMacの推奨スペック

Adobeの動画編集ソフトの中でも、Premiere ProとAfter Effectsはメモリ、GPU、SSDへの負荷が高いアプリです。
Adobe公式ではAppleシリコン環境に16GBのユニファイドメモリを推奨していますが、編集内容によって必要な余裕は大きく変わります。
Premiere Pro・After Effectsの公式必要システム構成

| 項目 | Premiere Pro | After Effects |
|---|---|---|
| 推奨プロセッサー | Appleシリコン M1 Pro・Max・Ultra以降 | Appleシリコン M1 Pro・Max・Ultra以降 |
| macOS | macOS 14以降 | macOS 14以降 |
| メモリ | 8GB/Appleシリコンは16GB推奨 | 16GB/Appleシリコンは16GB推奨 |
| GPU | Appleシリコンは8GB/16GB推奨の統合メモリ | Appleシリコンは16GBの統合メモリ |
| ストレージ | 8GB以上 内蔵高速SSDとメディア用高速ドライブを推奨 | 8GB以上 内蔵高速SSDとメディア用高速ドライブを推奨 |
Adobe公式の16GBはアプリ単体での利用を想定した推奨値です。4K動画、長尺編集、マルチカム、重いエフェクト、複数アプリの同時利用では、24GB〜48GB以上が目安になります。
動画編集の内容別に必要なスペックを選ぶ
| 編集内容 | チップの目安 | メモリの目安 | SSDの目安 |
|---|---|---|---|
| FHD・短いYouTube動画 | M5 | 16GB | 512GB〜1TB |
| 短めの4K・一般的なYouTube編集 | M5 | 24GB〜32GB | 1TB以上 |
| 継続的な4K・長尺・マルチカム | M5 Pro | 48GB | 1TB以上 |
| After Effects・複雑な合成 | M5 Pro〜M5 Max | 48GB〜64GB以上 | 1TB以上+高速外付けSSD |
| 8K・3D・大規模VFX・ローカルAI | Max・Ultraグレード | 64GB以上 | 2TB以上または高速外部ストレージ |
FHDや短い4K動画であれば、ベースのM5でも編集できます。本格的な4K編集やAfter Effectsを継続的に使う場合は、M5 Proと48GBメモリを基準にすると選びやすくなります。
動画編集ではチップより先にメモリを確認する
M5 MaxはGPU性能が高く、複数のビデオエンコードエンジンを搭載しています。ただし、一般的なFHD・4K編集で必須ではありません。
予算が限られる場合は、M5 Maxへ上げる前に必要なメモリを確保してください。Premiere ProとAfter Effects、Photoshopなどを同時に使うと、チップ性能より先にメモリ不足が問題になることがあります。
- 軽い動画編集:M4 M5/16GB〜24GB
- 一般的な4K編集:M4 M5/24GB〜32GB、またはM5 Pro/24GB以上
- 長尺4K・After Effects:M4 M5 Pro/48GB
- 重いVFX・3D・AI:M4 M5 Max/64GB以上
動画編集におすすめの現行Mac
- 軽い動画編集:14インチMacBook Pro M5/16GB〜24GB
- 本格的な4K・After Effects:MacBook Pro M5 Pro/48GB
- デスクトップ型:Mac mini M4 Pro/48GB
- 高負荷な制作:Mac Studio M4 Max/36GB〜64GB、またはM3 Ultra/96GB
持ち運びが必要ならMacBook Pro、外部ディスプレイを使う据え置き環境ならMac mini、重い映像制作や3Dまで行うならMac Studioが向いています。

MacでAdobe CCを使う際のよくある質問
MacBook NeoでAdobe CCは使えますか?
PhotoshopやIllustratorの最低メモリ要件は8GBなので、MacBook Neoでも軽い単体作業は可能です。
ただし、メモリは8GB固定で公式推奨の16GBを下回り、After Effectsの最小要件も満たしません。複数アプリや動画編集を含めてAdobe CCを使うために購入する機種としてはおすすめしません。
メモリ16GBでAdobe CCを使えますか?
PhotoshopやIllustratorを中心に使うなら16GBで十分です。Premiere ProでFHDや短い動画を編集する用途にも対応できます。
複数アプリの同時利用、一般的な4K編集、After Effectsを想定する場合は24GB〜48GB以上を検討してください。
Lightroom・Lightroom Classicに必要なMacのスペックは?
- 最小8GB、推奨16GB
- macOS 14以降
- 通常の写真編集はM4/M5・16GB以上
- 大量のRAW、AI機能、Photoshop併用は24GB〜32GB
- SSDは512GB以上、写真保存には外付けSSDも有効
LightroomとLightroom Classicは、現行要件でいずれも最小8GB、推奨16GB、macOS 14以降です。AI機能を含む完全なGPUアクセラレーションでは16GBの統合メモリが推奨されています。
Adobe CCにはMacBook AirとMacBook Proのどちらがおすすめですか?
PhotoshopやIllustratorが中心で、価格と軽さを重視するならMacBook Airでも十分です。
複数アプリ、本格的な動画編集、After Effects、長期利用まで考えるならMacBook Proがおすすめです。チップとメモリの選択肢が広く、Liquid Retina XDRディスプレイ、HDMI、SDXCカードスロットも利用できます。
M1・M2・M3・M4搭載MacでもAdobe CCを使えますか?
Appleシリコン搭載モデルであれば、旧世代でもAdobe CCを使用できます。PhotoshopやIllustratorは16GB以上、動画編集や複数アプリでは24GB〜32GB以上を目安にしてください。
中古や整備済製品を購入する場合は、メモリ、SSD、バッテリー状態、保証に加え、今後のmacOS対応も確認しましょう。長く使う前提ではIntel MacよりAppleシリコン搭載モデルをおすすめします。
デスクトップのMac(iMacやMac mini)でAdobeソフトを使う場合は?
Adobeソフト自体はMacBookのようなノート型でもデスクトップ型でも同じなので違いはありません。
スペックもノートであろうとデスクトップであろうと同じ判断基準で選んで問題ありません。
(Mac miniとMac Studioは別途ディスプレイが必要になります)
Adobe CC 2026にはどのmacOSが必要ですか?
主要アプリをまとめて使うならmacOS 14以降を基準にしてください。Photoshop、Premiere Pro、After EffectsはmacOS 14以降、IllustratorはmacOS 13以降に対応しています。
対応範囲はアプリとバージョンによって異なります。OSをアップデートする前に、使用する各アプリの必要システム構成を確認してください。
WindowsからMacへ乗り換えてもAdobe CCは同じように使えますか?
同じAdobeアカウントでMac版のCreative Cloudアプリをインストールできるため、Adobeを買い直す必要はありません。Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、After Effectsなどの制作データも基本的に引き継げます。
アプリの機能や画面構成はほぼ共通なので戸惑うことはほとんど無いと思いますが、WindowsのCtrlキーはMacではCommandキーになるなど、一部のショートカットやファイル操作が異なります。(修飾キーの割り当てはmacOSの設定で変更できます)
Windowsで使用していたフォント、プラグイン、プリセットはMac側へ別途インストールが必要です。リンク画像や動画素材も含めて移行し、外付けストレージを両方のOSで使う場合はexFATなど互換性のある形式を選びましょう。
Adobe CCが快適に使えるMacの選び方まとめ
Adobe CC用のMacは、使用するアプリと作業内容を基準に選びます。現行モデルだからという理由だけで、すべてのMacが同じように適しているわけではありません。
- Photoshop・Illustrator中心:M5/16GB以上
- 複数アプリ・一般的な4K編集:M5またはM5 Pro/24GB〜32GB以上
- After Effects・長尺4K:M5 Pro/48GB
- 重いVFX・3D・AI:M5 MaxまたはUltra/64GB以上
- MacBookの選び方:軽い制作はAir、本格利用はPro、NeoはAdobe CCの主用途には非推奨
迷った場合は、PhotoshopやIllustrator中心ならMacBook Air M5/16GB以上、複数アプリや動画編集まで行うならMacBook Pro M5 Pro/24GB〜48GBを基準にしてください。
MacはメモリやSSDを増やすと価格が高くなります。macOSやApple製品との連携にこだわらず、価格を重視する場合はWindowsパソコンがおすすめです。


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