「はじめてPhotoshopを使う人が基本をひと通り学べる」をコンセプトに、Photoshopの使い方を解説します。
Photoshopデスクトップ版(パソコン版)の基本ツールから、レイヤーやマスクのしくみまで図解付きで紹介します。
初期設定とワークスペースの見方

はじめてPhotoshopを起動する人向けに、最初の画面について解説します。
新規作成 / ファイルを開く

Photoshopアイコンをダブルクリックして起動しましょう。
起動直後に出てくる画面では「新規作成」を選択。
写真を編集する場合や、保存したファイルの続きから作業する場合は「開く」を選び、ファイルを指定します。

新規作成画面では作成する寸法を指定しましょう。
上のメニューに一般的なサイズがはじめから用意されています(右側の「プリセットの詳細」でオリジナルのサイズを入力してもOK)
「作成」を押したら新規作成は完了。指定したサイズのカンバスで新規画面が開かれます。
※ここで入力したサイズはあとからでも変更可能です。

アートボード機能を使えば1つのファイル上に複数のカンバスを並べることができます。
- 新規作成時に「アートボード」にチェックを入れる
- アートボードツールでドラッグしてアートボード追加
- レイヤーを右クリックして「レイヤーからのアートボード」
アートボードの使い方についての詳細は以下の記事をご覧ください。

ワークスペースの見方

最初に覚えておきたいのが「ツールパネル」と「レイヤーパネル」です。
ツールパネルでは使う道具を選び、レイヤーパネルでは編集する写真や文字を選びます。
レイヤーは、写真や文字を別々に重ねておくためのものです。編集したいレイヤーを選んでから操作すると覚えておきましょう。

パネルが消えたり位置が変わったりした場合は、ワークスペースをリセットすると元の配置へ戻せます。
- 「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「初期設定」を選ぶ
- もう一度「ウィンドウ」→「ワークスペース」を開く
- 「初期設定をリセット」を選ぶ
PhotoshopにはAI編集に特化した「AIアシストエディター」もありますが、基本ツールやレイヤーを使う場合は、通常の編集画面である「プロエディター」のまま使用しましょう。
コンテキストタスクバーの見方

コンテキストタスクバーは、選択中の画像やツールに合わせて操作ボタンが変わるバーです。
「被写体を選択」「背景を削除」「生成塗りつぶし」などを、メニューを探さずに呼び出せます。

まずは基本ツールの使い方を覚えよう
まずは直感的に作業ができる基本ツールの使い方を覚えましょう。
Photoshopツール一覧

上図の通り、Photoshopにはたくさんのツールが用意されています。
とはいえ初心者が最低限覚えておくべきツールはそこまで多くありません。
まず最初に覚えたい超基本ツールは以下の5つ
- 移動ツール
- 選択ツール
- ブラシツール
- 切り抜きツール
- 文字ツール
後半では削除ツールやコピースタンプなども紹介します。最初からすべてを覚えず、必要な機能を調べながら使ってみてください。
Photoshopツールの操作方法
左に表示されているツールバーにあるアイコンをクリックすることでツールが使用可能な状態になります。
また、ツールボタンを長押しすることで関連ツールを選択できるので覚えておきましょう。
(Shiftを押しながらショートカットキーを押しても変更可能)

通常はPhotoshopを起動したときにツールバーは左側に表示されています。
もし、操作していて消えてしまった場合は以下の方法で「ツール」にチェックを入れ再表示してください。
- メニューバー
- ウィンドウ
- ツール
ツールパネルはドラッグして位置を移動することもできます。
移動ツールの使い方

移動ツールは、選択したレイヤーの画像や文字を移動するツールです。画像内に選択範囲があるときは、その範囲のピクセルを移動できます。
移動ツールのオプション

自動選択
移動ツールを選択した状態で上部に表示される「自動選択」にチェックを入れることでクリックしたレイヤーが選択状態になります(必要に応じてチェックを入れよう)
バウンディングボックスを表示
「バウンディングボックスを表示」にチェックを入れることで画像の四隅に変形可能なボックスが表示され、サイズ拡大縮小や変形が手軽にできるようになります(基本的にチェックを入れておいたほうが便利)
整列
複数レイヤーを選択した状態で整列ボタンを押すだけで一括で整列させることができます。
右側のアイコンは等間隔でレイヤーを整列させるときに使用します。
ツールのオプション機能を利用するオプションバーが表示されていない場合や消えてしまった場合は以下の手順で表示することができます。

- ウィンドウ
- オプションにチェック
選択ツールの使い方

選択ツールは、画像の中で編集したい範囲を指定するためのツールです。選択した範囲の境界は、点滅する点線で表示されます。
選択ツールは大きく分けて以下の3種類。
- 図形(長方形や円形など)で範囲選択
- マウスで囲って範囲選択
- 色や被写体の形をもとに自動で範囲選択
「長方形選択ツール」や「なげなわツール」は、自分で範囲を囲みます。自動選択系のツールは、色の近さや画像の境界、AIによる被写体の認識を利用します。
手動系の選択ツールの概要は以下のとおりです。
- 楕円形選択ツール:円形の選択範囲を作る
- 長方形選択ツール:四角の選択範囲を作る
- なげなわツール:フリーハンドで自由に範囲選択
- 多角形選択ツール:直線で自由に範囲選択
- マグネット選択ツール:エッジに沿って範囲選択
ブラシで塗るように範囲を指定したい場合は、選択ブラシツールも使えます。選択範囲の不透明度や境界のぼかしを調整できるのが特徴です。
これらのツールは処理を行うための選択範囲を作る機能です。範囲選択しただけでは何も編集処理は行われません。
範囲選択については以下の記事にて詳しく解説しています。

自動選択系ツールの使い方
自動選択を補助する主なツールは次の3つです。それぞれ選択範囲を判断するしくみが異なります。
- オブジェクト選択ツール:ドラッグした範囲のオブジェクトを自動選択
- クイック選択ツール:ブラシでなぞった範囲のエッジを基準に選択
- 自動選択ツール:選択した部分の色を基準にして範囲選択
オブジェクト選択ツール

オブジェクト選択ツールはマウスでドラッグして囲ったエリアのオブジェクトをAIが自動認識して範囲選択してくれます。
物や人を選択したい場合に便利です。「オブジェクトファインダー」が有効なら、被写体にカーソルを合わせてクリックする方法でも選択できます。
クイック選択ツール

クイック選択ツールは、ブラシでなぞった周辺の色や質感をもとに、選択範囲を広げるツールです。
画像の境界に沿って範囲が広がるので、背景との境目がはっきりした被写体を選ぶときに便利です。
自動選択ツール

自動選択ツールはクリックした箇所の色を基準にして範囲選択を行います。
自動選択ツールのオプションの「許容値」の数値を変更することで選択範囲を調整することができます。
許容値を小さくすると近い色に絞って選択し、大きくすると幅広い色を含めて選択します。
画像内の主な被写体を自動で選ぶ場合は、「被写体を選択」も使えます。
ブラシツール

ブラシツールはダウンロードしたものを追加したり、自分でオリジナルのブラシを作ることもできます。
ブラシツールの使い方の詳細については以下の記事をご覧ください。

切り抜きツール

切り抜きツールは「トリミング」したいときに利用します。
写真の不要な周辺部分を取り除き、構図や縦横比を整えます。人物の輪郭に沿って背景を透明にする「切り抜き」とは別の操作です。
上部のオプションバーで、切り抜く比率を指定できます。
「切り抜いたピクセルを削除」のチェックを外しておくと、切り抜いた範囲の画像も残り、あとから構図を調整し直せます。
画像全体のピクセル数や印刷用の解像度を変える場合は、「イメージ」→「画像解像度」を使います。
Photoshopのサイズ変更についての詳細は以下の記事をご覧ください。

写真の外側を広げたい場合は、切り抜きツールで範囲を広げて「生成拡張」を選びます。足りない背景をAIで補う方法は、生成拡張の使い方で解説しています。
小さな画像を大きくしたい場合は、細部を補いながら拡大する生成アップスケールも利用できます。
文字ツール

Photoshopでの文字入力は「T」マークのテキストツールで行います。
テキストツールを選択した状態で画面上をクリックするとテキストが入力可能。
クリックした際に、指を離さずにドラッグして範囲指定すると自動改行されるテキストボックスが作成されます。
- クリック:ポイントテキスト(自動改行なし)
- ドラッグ:段落テキスト(ボックス内で自動改行)
どちらも入力した文字は独立したテキストレイヤーになります。ポイントテキストでも、Enterキーで手動改行できます。
文字サイズや色の変更はテキストオプションから行えます。

文字に境界線を入れたりドロップシャドウをつけたりしたい場合はレイヤースタイルを使ってください。
Photoshopの有料プランには、追加料金なしで使えるフォントサービス「Adobe Fonts」が含まれています。
Adobe Fontsで使いたいフォントを追加すると、Photoshopのフォント一覧から選べるようになります。
文字装飾の方法は以下の記事にて解説しています。

消しゴムツール
描いた範囲を消す「消しゴムツール」
ブラシツールで描いたものや、画像のピクセル情報を削除することができます。
マジック消しゴムツールは周辺の近似色をまとめて削除してくれるので背景を透明化したい時などに便利です。

削除ツール
「削除ツール」は描いた範囲を周囲の状況に合わせて消すことができます。
消しゴムツールがなぞった部分のピクセルを消すのに対し、削除ツールは消した部分を周囲に合わせて補完します。


ラインツール

太さや色をあとから変更できる直線を描くには、ラインツールが便利です。
オプションバーで「シェイプ」を選んで描くと、線幅や色をあとから変更できます。

オプションバーで線の色や太さ、線の種類(点線など)を変更することが可能です。
Photoshopで線を引きたいときはラインツールを使いましょう。

ペンツール
ペンツールは点と線を使い「パス」を作成するためのツールです。
ペンツールは主にIllustratorで使用しますが、Photoshopでも使用することができます。
「シェイプの作成」「選択範囲作成用のパスを作成」「曲線を描く」などの用途に利用されます。

コピースタンプツール
コピースタンプはコピー機能のあるブラシというイメージのツールです。
使い方はかんたん。コピースタンプツールSを選択し、Altキー(macはOption)でコピー元をクリックしてからコピースタンプツールで描くだけです。
コピーして複製するだけでなく、周辺サンプルを使用して不要なものを手作業で消す際に役立ちます。

指先ツール
指先ツールを使用するとインクを指でこすったような表現を行うことができます。
イラストなどで使用することが多いツールですが、レタッチなどでも役に立ちます。
例えば、レイヤーマスクの境界に残った細かなギザギザを、指先ツールで部分的に押し込むように調整できます。下の動画はマスクを調整している例です。
- レイヤーマスクを選択
- ぼかしツールを長押しして「指先ツール」を選択
- ブラシの硬さを20~40%程度に変更
- 細部のざらついている部分を押し付けるようにして除去

その他便利なPhotoshopツール
- ぼかしツール
- 覆い焼きツール
- スポイトツール
- スポット修復ブラシツール
- 塗りつぶしツール(バケツ)
ツールのアイコンにカーソルを合わせると、名前や使い方の説明が表示されます。
Photoshopの専門機能の使い方を学ぶ

基本ツールとあわせて覚えたいのが、画像を重ねたり、隠したり、色を調整したりするしくみです。
特に次の3つは、写真の加工や合成でよく使います。
- レイヤー
- マスク
- 描画モード
これらを使うと、元の画像を残したまま加工したり、変更したい部分だけを調整したりできます。
すべての基礎「レイヤー」

レイヤーは何枚もの画像を重ね合わせて、1枚の画像として表示する機能のこと。
写真の上へ直接文字や絵を描くと、あとからその部分だけを移動したり消したりするのが難しくなります。

レイヤーを分けずに一つのレイヤーで加工した場合は1つの画像として一体化してしまいます。
具体的には以下のようなデメリットがあります。
- 文字や絵だけを独立して動かせない
- 上書きした部分の元画像が残らない
- 部分加工の手間が増える

別レイヤーで作成しておけば、部品を交換したり修理するかのようにかんたんに編集することができます。
初心者が一番レイヤーの恩恵を感じやすいのが「背景」ですね。
下図のように別レイヤーにしておくことで、差し替えが非常にかんたんになります。

重なり順の変更や表示・非表示の切り替えなど、レイヤーの詳しい使い方は以下の記事で解説しています。

調整機能を持った「調整レイヤー」

調整レイヤーは補正機能を有したレイヤーです。
調整レイヤーは普通のレイヤーと同じようにレイヤーパネルに追加され、下にあるレイヤーにのみ適用されます。
レイヤーそのものに対して調整するわけじゃないので以下のメリットがあります。
- オリジナルのレイヤーに直接加工せずにすむ
- あとから調整をやりなおすことができる
- 複数のレイヤーをまとめて調整できる
調整レイヤーは、レイヤーパネル下部の半分が白・半分が黒の丸いアイコンから追加できます。

レイヤーにエフェクトを追加する「レイヤースタイル」


レイヤースタイルは個々のレイヤーやグループに対してかんたんにエフェクトを追加できる機能です。
レイヤーパネル下部の「fx」から「ドロップシャドウ」「境界線」などを選ぶと、効果を設定する画面が開きます。
サイズや不透明度などの数値で効果を調整できます。効果だけを非表示にしたり削除したりできるので、元のレイヤーを残したまま編集できます。

消さずに隠す「マスク」

マスク機能を使うと、消しゴムツールで消さなくても隠すことができるのでオリジナルデータを保持したまま編集・加工が行なえます。
レイヤーマスクは黒で隠し、白で表示します。グレーにした部分は半透明になります。
レイヤーパネルでマスクのサムネイルを選び、ブラシで黒や白を塗ると、隠す範囲を調整できます。
マスクの使い方、必要な理由については以下の記事でもっと詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

合成に欠かせない「描画モード」の種類と使い方
描画モードとは「乗算」や「スクリーン」のようなレイヤーなどに適用できる合成モードのこと。
例えば下図のようにレイヤーに描画モードを適用するだけで下層レイヤーに自然に合成することができます。

描画モードは27種類とたくさん用意されていますが、大きなカテゴリで覚えておけば難しいことはありません。

中でもよく使う「乗算」と「スクリーン」は覚えておきましょう。
描画モードの種類と使い分けは、以下の記事で詳しく解説しています。

非破壊編集の基本「スマートオブジェクト」
スマートオブジェクトは、元の画像データを内部に保持するレイヤーです。縮小後に元の大きさへ戻しても、元データを使って表示し直せます。
スマートオブジェクトになっているレイヤーは以下のアイコンが右下に表示されています。


対応するフィルターや色調補正を適用すると、スマートフィルターとしてレイヤーの下に表示されます。効果だけを調整し直したり、非表示にしたりできます。
スマートオブジェクトのままでは、ブラシや消しゴムで画像へ直接描き込めません。元データを残して加工するなら、次の方法を使います。
- 描き足す:上に新しいレイヤーを作り、ブラシで描く
- 一部を隠す:レイヤーマスクを追加して調整する
- 元の画像を編集する:サムネイルをダブルクリックして内容を開く
画像へ直接描き込む必要がある場合は、ラスタライズで通常のピクセルレイヤーへ変換します。スマートオブジェクトとしての元データを残すには、変換前にレイヤーを複製しておきましょう。
スマートオブジェクトについての詳細は以下の記事をご覧ください。

コンテンツに応じた塗りつぶし

コンテンツに応じた塗りつぶしは、周囲の画像をサンプルにして、選択した場所を埋める機能です。
範囲選択したエリアを周辺の画像の情報から補完して自然に見えるように自動で加工してくれます。
- 適用したい範囲を選択
- 「編集」→「コンテンツに応じた塗りつぶし」を選択
- 必要に応じてサンプリング領域と出力先を調整し、確定
背景の模様を使って不要なものを消したいときに便利です。サンプリング領域を変更すると、補完に使う場所を調整できます。

画像を追加・置き換えできる「生成塗りつぶし」

生成塗りつぶしは、選択した場所に新しいものを生成したり、別のものへ置き換えたりする機能です。
周囲の画像を使って埋める「コンテンツに応じた塗りつぶし」と違い、文章で生成内容を指定できます。
- 変更したい範囲を選択する
- コンテキストタスクバーの「生成塗りつぶし」を選ぶ
- 生成したい内容を入力し、「生成」を押す
具体的な操作やモデルの使い分けは、生成塗りつぶしの使い方で解説しています。
生成AI機能では、画像上へ文字やラフを描いて編集を指示するマークアップや、画像を参照して生成できる生成参照などを使うと意図したとおりの生成がしやすくなります。
写真や画像に含まれるフォントを検索できるマッチフォント
マッチフォントは、画像内の文字を読み取り、形の似たフォント候補を探す機能です。使用フォントを調べたいときの手がかりになります。
マッチフォントの使い方は次のとおりです。

- 書式
- マッチフォント
- フォントタイプを選択(欧文/日本語)
- テキスト範囲を選択(3行以内)
- 検索が開始されフォント候補一覧が表示
- 選択しOKを押すと書体一覧の一番上にくる
マッチフォント機能を使えば「これなんのフォントだろう?」っていうときに役立ちます。

Photoshopの保存と書き出し
Photoshopでは、編集を続けるための保存と、完成画像の書き出しを使い分けます。目的に応じて次の形式を選びましょう。
| 目的 | 保存方法 |
|---|---|
| レイヤーや文字を残して再編集したい | PSD形式で保存 |
| 写真をWeb掲載・送付したい | JPEG形式で書き出し |
| 背景の透明部分を残したい | PNG形式で書き出し |
| クラウド上で編集用データを管理したい | クラウドドキュメントとして保存 |
編集用データをPSD形式で保存する
PSD形式では、レイヤー、マスク、文字などの編集情報を残せます。画像を書き出す前に、PSDも保存しておきましょう。
「ファイル」→「別名で保存」からパソコン上の保存先を選び、形式を「Photoshop(PSD)」にして保存します。

PSD形式の特徴や開き方は、以下の記事で詳しく解説しています。

JPEG・PNG形式で画像を書き出す
Web掲載や画像の送付には、「書き出し形式」を使います。
- 「ファイル」→「書き出し」→「書き出し形式」を選ぶ
- JPEGまたはPNGを選び、画像の幅・高さや品質を設定する
- 「書き出し」を押し、保存先を選ぶ
透明な背景を残す場合は、背景を透明にしたうえでPNGを選び、「透明部分」にチェックを入れます。JPEGでは透明部分を保存できないので背景を透明にして保存したい場合はPNGを選びましょう。

クラウドドキュメントとして保存する
保存先にクラウドを選ぶと、レイヤーなどの編集情報を保持したクラウドドキュメントとして保存できます。
同じAdobeアカウントで別の端末から開けるのが特徴です。
パソコン内のPSD保存とクラウド保存は、作業環境に合わせて選んで構いません。

Photoshopを使って合成を行う方法

Photoshopで写真を合成するときに使う、主な機能を解説します。
合成の基本的な流れ
Photoshopで合成する基本的な流れは以下のとおり。
切り抜きや色合わせには、自動選択やAI機能を利用できます。レイヤーやマスクを組み合わせると、自動処理の結果を細かく調整できます。
人物やモノの切り抜き(背景を削除)

人物や物だけを残して背景を透明にするなら、「背景を削除」が便利です。
- レイヤーパネルで、切り抜きたい画像のレイヤーを選ぶ
- コンテキストタスクバーの「背景を削除」を押す

被写体を残すレイヤーマスクが作られ、背景が非表示になります。「被写体を選択」が選択範囲を作るのに対し、「背景を削除」は背景を隠すところまで行います。切り抜いたあとに別の背景を生成することもできます。
髪の毛や細かな輪郭まで調整したい場合は「範囲選択」+「選択とマスク」で調整します。
自分で範囲を指定する選択ツールや、ペンツールでパスを作る方法などの切り抜き方法は以下の記事で詳しく解説しています。

背景に合わせて色をなじませる方法

色調補正は重要なポイントですが、合成においては背景に馴染む色にする必要があります。
色があっていないと浮いてしまい、合成感が際立ってしまいます。

切り抜いた被写体を別の背景になじませる場合は、生成AIの「調和」が便利です。生成AIを使って色や光を合わせる方法は、調和(Harmonize)の使い方で解説しています。
手動の色調補正やニューラルフィルターによる色合わせでもOKです。

立体感のあるぼかし加工を行う方法

距離感に応じた立体的なぼかし効果を加えるとさらに背景に馴染みやすくなります。
Photoshopの深度ぼかしを使えばかんたんに立体的なぼかし表現を加えることが可能。
ニューラルフィルター内の【深度ぼかし】を選択し、被写体やフォーカスするポイントを選択したら、あとはAIが自動的に奥行きのあるぼかしを適用してくれます。

Camera Rawの「レンズぼかし」でも、被写体を残して背景をぼかせます。ピントが合う範囲や玉ボケの形を調整したい場合に便利です。
トーンカーブを使った画像補正

画像を効率的に補正する「トーンカーブ」
斜めの線を上下に動かすだけで画像の明るさやコントラストを調整することができます。
暗い部分・中間の明るさ・明るい部分を分けて調整できるので、明るさのバランスを細かく整えたいときに役立ちます。
イメージ→色調補正→トーンカーブで表示することができます。


スマートオブジェクトに対して使用する場合は問題ありませんが、通常のレイヤーにトーンカーブを使用してしまうとあとから調整しにくくなります。
あとから調整し直す可能性がある場合は、レイヤーパネル下部の調整レイヤーのアイコンから「トーンカーブ」を追加して使うのがおすすめです。
写真全体の色調ではなく、服や小物の色だけを変えたい場合は、色の置き換え方法をご覧ください。範囲を選んで「色相・彩度」などで調整する方法を解説しています。
画像や図形の変形

画像の拡大・縮小や回転には、「編集」→「自由変形」を使います。WindowsはCtrl+T、MacはCommand+Tでも呼び出せます。
パペットワープなどを使うと、画像の一部を曲げたり、人物の姿勢を変えたりすることもできます。
基本となる変形の方法から特殊な変形まで以下の記事で詳しく解説しています。

Photoshopソフトの基礎知識

Photoshopの用途や、操作とあわせて知っておきたい基礎知識を解説します。
Photoshopは万能な画像編集ソフト
Photoshopは、写真の補正や加工、合成が得意な画像編集ソフトです。
普通に写真を美しくレタッチするだけでなく、「フォトショマジック」なんて言われるくらい写真を別物に加工することもできちゃいます。
以下はPhotoshopでできることの一例です。
- 画像編集・加工・合成
- Webデザイン・レイアウト
- ペイント・お絵かき
- 動画・アニメーション
- 実務的な利用
などなど、Photoshopはできることが多すぎて「Photoshopの用途はこれ」と定めることはできません。
複数の画像や文字を組み合わせると、下図のような加工もできます。

Photoshopの魅力やできることについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。


Illustratorと比べると、中心となるデータの扱い方が異なります。
大雑把なイメージは以下のとおり。
- Photoshop:ピクセルを使った画像編集が得意(ラスタ形式)
- Illustrator:点や曲線で表す図形の作成が得意(ベクター形式)
Illustratorのベクター形式は拡大縮小に強く、ロゴや図形の制作に向いています。写真の画素を直接加工する作業は、Photoshopが得意です。
写真加工・画像編集を行うならPhotoshopを使いましょう。
ショートカットを使って作業効率UP
ツールの選択や編集機能は積極的にショートカットを利用しましょう。
| ツール | Windows・Mac共通 |
|---|---|
| 移動ツール | V |
| オブジェクト選択ツール | W |
| 長方形・楕円形選択ツール | M |
| なげなわツール | L |
| 切り抜きツール | C |
| スポイトツール | I |
| ブラシツール | B |
| コピースタンプツール | S |
| 消しゴムツール | E |
| 削除ツールなどの修復ツール | J |
| グラデーションツール | G |
| ペンツール | P |
| 文字ツール | T |
| 長方形ツールなどの図形ツール | U |
同じキーに複数のツールが割り当てられている場合は、Shiftを押しながらそのキーを押すと切り替えられます。
コピーや保存などの基本操作は、WindowsとMacで次のように対応します。
| 操作 | Windows | Mac |
|---|---|---|
| コピー | Ctrl+C | Command+C |
| ペースト | Ctrl+V | Command+V |
| 保存 | Ctrl+S | Command+S |
| 元に戻す | Ctrl+Z | Command+Z |
| やり直し | Ctrl+Shift+Z | Command+Shift+Z |
| レイヤーの複製 | Ctrl+J | Command+J |
| 自由変形 | Ctrl+T | Command+T |
| 選択解除 | Ctrl+D | Command+D |
| トーンカーブ | Ctrl+M | Command+M |
| 画像解像度 | Ctrl+Alt+I | Command+Option+I |
| カンバスサイズ | Ctrl+Alt+C | Command+Option+C |
上記はPhotoshopのショートカットのごく一部です。
最初はメニューから呼び出しても構いません。よく使う操作からショートカットを覚えると、作業がスムーズになります。
以下の記事に多用するショートカットをまとめてあるのでご覧ください。

Photoshop web版とデスクトップ版の違い
Photoshop web版は、パソコンのブラウザーで画像を編集できる製品です。レイヤーや生成AIなどを使った編集に対応しています。
デスクトップ版とは画面構成や使える機能が異なります。細かな合成やレタッチ、この記事で紹介した各種ツールを使うなら、デスクトップ版が適しています。
ブラウザーから編集する方法や利用条件は、以下の記事で詳しく解説しています。

Photoshopはフォトプランで2,380円

フォトプランは、Photoshopを月額2,380円(税込・年間プラン/月々払い)で利用できるプランです。
PhotoshopのほかにLightroom、Lightroom Classic、1TBのクラウドストレージが含まれています。写真の補正や管理も行いたい人におすすめです。
単体プランとの違いや支払い方法は、Photoshopの料金とプランの選び方で詳しく解説しています。
目的別の詳しい使い方
バナーやサムネイルの制作など、目的別の詳しい使い方は以下の記事で解説しています。
Photoshopでバナー広告を作る方法

PhotoshopでYouTubeサムネイルを作る方法

Photoshopで公式LINEのリッチメニューを作る方法

色調補正やレタッチを行い美しい画像を作る


コメント