Adobeには写真編集のPhotoshop、ロゴやイラスト制作のIllustrator、動画編集のPremiereなど、用途の異なるソフトがあります。名前は知っていても何ができるのか、似たソフトとどう使い分けるのかは分かりにくいものです。
Creative Cloudプラン(旧コンプリートプラン)では、写真、デザイン、動画、PDF、Web、生成AIなど、幅広い制作に対応するソフトやサービスをまとめて利用できます。
Adobeソフトの価格一覧やプランの選び方は、下記の記事で詳しく解説しています。
Adobe CCソフト一覧

Adobe CCで利用できるソフト20種類
| ソフト名 | 主な用途 |
|---|---|
| 写真補正・画像編集 | |
| ロゴ・イラスト制作 | |
| 動画編集 | |
| 映像合成・モーション制作 | |
| PDF編集・変換 | |
| 写真管理・現像 | |
| PC中心の写真管理・現像 | |
| 冊子・書籍・DTP | |
| 生成AI | |
| SNS画像・簡易デザイン | |
| デジタルイラスト | |
| 音声編集 | |
| キャラクターアニメーション | |
| 動画・音声の書き出し | |
| Web制作・コード編集 | |
| 制作ファイル管理 | |
| 原稿編集・共同制作 | |
| 2Dアニメーション | |
| UIデザイン・プロトタイプ | |
| 3D合成・モックアップ |
>>やりたいこと別におすすめのAdobeソフトを見る
>>モバイル・Web版の一覧を見る
Adobe CCの代表的な関連サービス・機能8種類
| サービス・機能 | 主な用途 |
|---|---|
| ファイル保存・共有 | |
| 素材共有・再利用 | |
| フォント利用 | |
| 配色作成・カラーテーマ | |
| 写真・動画・テンプレート素材 | |
| 動画共有・レビュー | |
| ポートフォリオサイト制作 | |
| 作品公開・閲覧 |
Adobeの写真編集・画像加工ソフト
写真を細かく加工するならPhotoshop、写真を整理してまとめて補正するならLightroomを使います。Lightroom Classicはパソコン中心で大量の写真を管理したい場合に適しています。
Adobe Photoshopは写真補正からデザインまで対応

Photoshopは、写真補正、レタッチ、画像合成、バナーやWebデザインまで対応する画像編集ソフトです。ピクセル単位で細かく編集でき、不要物の削除や背景変更にも使えます。
- 写真の明るさや色を補正する
- 人物や商品の写真をレタッチする
- 複数の画像を合成する
- バナーやSNS画像をデザインする
- 生成AIで画像を追加・変更する

生成塗りつぶしや生成拡張などのPhotoshopのAI機能を使えば、画像の追加、削除、拡張も短時間で行えます。
Photoshopは他のAdobeソフトで使う画像の補正や合成にも利用され、IllustratorやInDesign、Premiereと組み合わせる機会が多いソフトです。

Adobe Lightroomは写真管理と現像に最適

Lightroomは、大量の写真を整理しながら明るさや色を補正できる写真管理・現像ソフトです。複数の写真へ同じ調整を適用でき、撮影後の選別から仕上げまで効率よく作業できます。
- 写真をアルバムや評価で整理する
- RAWデータを現像する
- 複数の写真を一括補正する
- プリセットで色や質感を統一する
- PCやモバイルで写真を共有する
画像合成や文字を使ったデザインはPhotoshop、写真の管理と一括補正はLightroomが向いています。
撮影枚数が多いほど、写真の選別・一括補正・書き出しを一つの環境で行える効率の差が大きくなります。
Adobe Lightroom ClassicはPC中心の写真管理に向く

Lightroom Classicは、写真をパソコンや外付けストレージへ保存し、フォルダー単位で管理する写真編集ソフトです。大量の写真を細かく分類し、印刷や書き出しまで管理したい場合に適しています。
| 比較項目 | Lightroom | Lightroom Classic |
|---|---|---|
| 保存場所 | クラウド | パソコン・外付けストレージ |
| 向いている使い方 | 複数端末で写真を扱う | PCで大量の写真を管理する |
| 主な強み | 操作がシンプルで同期しやすい | 管理・現像・印刷機能が充実 |
カタログ、外付けストレージ、印刷まで細かく管理できるため、撮影データを長期保管するカメラマンに向いています。LightroomとLightroom Classicの違いで使い分けを解説しています。
画像合成や文字を使ったデザインはPhotoshop、写真の管理と一括補正はLightroomが向いています。
補足:Camera RawはPhotoshopで使う画像調整機能

Camera Rawは、Photoshopから呼び出して写真の色や明るさ、質感などを調整できる機能です。単独で起動して使うソフトではありません。
RAWデータの現像だけでなく、通常の画像の補正やフィルター処理にも利用できます。LightroomにはCamera Rawと同系統の画像処理機能が組み込まれています。
Adobeのグラフィックデザイン・イラスト・DTPソフト
ロゴやイラストなどのベクターデザインはIllustrator、冊子や書籍はInDesign、手描きイラストはFrescoが適しています。
Adobe Illustratorはベクターデータを扱うデザインソフト

IllustratorはPC版だけでなくiPad版とWeb版(Beta)もあり、タブレットやブラウザからベクターデータを作成・編集できます。
Illustratorは、ロゴ、アイコン、イラスト、ポスター、商品パッケージなどを制作するデザインソフトです。点と線で構成されるベクター形式を扱えるため、拡大しても画質が劣化しません。


また、Illustratorはパスを細かくデザインするのが得意なので下記のような作業を行う場合におすすめです。
- ロゴやアイコンを作る
- ベクターイラストを描く
- チラシやポスターをデザインする
- 文字を使ったタイポグラフィを作る
- 印刷用データを作成する
IllustratorにはPhotoshopで加工した画像を配置しながら、ロゴ・文字・図形をベクターで組み立てられるため、印刷物やブランド制作の中心になります。詳しくはPhotoshopとの違いと連携方法で解説しています。
Illustratorの生成AI機能では、生成ベクターや生成再配色に加え、AIアシスタントを使って編集操作をAIで行うこともできます。

Adobe InDesignは冊子や書籍の制作に向く

InDesignは、書籍、雑誌、パンフレット、カタログなど、複数ページのレイアウトに特化したDTPソフトです。長い文章を簡単に配置したり、多数の画像をページ全体で統一して管理できます。

チラシやポスターはIllustratorでも制作できますが、ページ数が多い制作物はInDesignのマスターページや文字組み機能を使うと効率よく仕上げられます。(参考:IllustratorとInDesignの使い分け)
段落スタイルやマスターページを使えば、数十〜数百ページでも文字組みとレイアウトを一括して揃えられます。

Adobe InCopyで原稿編集と校正を分担する

InCopyは、InDesignのレイアウトを保ちながら文章の執筆、編集、校正を行うソフトです。デザイナーがInDesignでレイアウトを調整している間も、編集者やライターが原稿を更新できます。
- InDesign:レイアウトとデザインを担当
- InCopy:原稿の執筆、編集、校正を担当
担当範囲を分けて同じ制作物を同時編集でき、原稿の更新でレイアウトを崩しにくい点がチーム制作で役立ちます。InCopyとInDesignの違いで詳しく解説しています。
Adobe Frescoは手描き表現に強いペイントソフト

Frescoは、ペン、鉛筆、水彩、油彩などを使ってデジタルイラストを描くペイントソフトです。ラスターブラシとベクターブラシを1つの作品で使い分けられます。
描いたデータはPhotoshopやIllustratorへ引き継げます。基本的な描画機能は無料で利用でき、Adobe IDがあれば無料で使えます。
iPadとApple Pencilとの相性がよく、水彩や油彩のにじみ・混色を再現するライブブラシがFresco独自の魅力です。

Adobe Dimensionで3D合成とモックアップを作る

Dimensionは、3Dモデル、素材、照明、背景画像を組み合わせて、製品写真のようなビジュアルを作るソフトです。3Dモデリングの知識がなくても、パッケージやロゴを立体物へ配置できます。
Illustratorで作ったラベルをボトルや箱へ貼り付け、広告用のモックアップを作る用途に向いています。
3Dモデルを一から作るソフトではなく、既存モデルへデザインを貼り、質感・照明・背景を整えて完成イメージを作る用途に適しています。

Adobeの動画・映像・音声ソフト
動画編集の中心はPremiere、映像合成やアニメーションはAfter Effects、音声編集はAuditionが担当します。
Adobe Premiereは動画編集の中心となるソフト

Premiereは、動画のカット、字幕、カラー、音声、速度、書き出しまで対応する動画編集ソフトです。YouTube、SNS動画、広告、映画など、短い動画から長編映像まで制作できます。
- 不要な部分をカットして並べ替える
- 字幕やテロップを入れる
- 色や明るさを調整する
- 音声や効果音を整える
- 用途に合う形式で動画を書き出す
Premiereは映画のような本格的な映像制作だけでなく、YouTubeのような簡単な動画編集もサクサク行えるため、プロだけでなく初心者にもおすすめのソフトです。
PremiereはPC版だけでなく、iPhone版も用意されており、スマホでも動画のカット、字幕、音声調整などを行えます。

Adobe After Effectsは映像合成とモーション制作に強い

After Effectsは、映像合成、モーショングラフィックス、タイトルアニメーション、VFXを制作するソフトです。Premiereで動画全体を編集し、演出が必要な場面をAfter Effectsで作り込む使い方が一般的です。
- 文字や図形をアニメーションさせる
- 映像へ光や炎などの効果を加える
- グリーンバックを合成する
- 動く被写体をトラッキングする
- 3D空間を使った映像を作る
Premiereが素材をつないで動画を形にするのに対し、After Effectsは映像内にない動きや効果を作る役割です。After EffectsでできることとPremiereとの使い分けも解説しています。

Adobe Auditionは録音・音声編集に特化したソフト

Auditionは、ナレーション、インタビュー、音楽などを録音・編集するオーディオソフトです。Premiereだけでは調整しにくいノイズ除去や複数音源のミックスにも対応します。
- ノイズや不要な音を除去する
- 声の音量と音質を整える
- 複数の音声をミックスする
- 効果音やサウンドトラックを編集する
- 動画と音声を連携して仕上げる
声だけを聞きやすく整える、特定のノイズを除去する、複数トラックをミックスするなど、映像の品質を音から引き上げられます。

Adobe Animateは2Dアニメーション制作に最適

Animateは、イラストや図形を動かして2Dアニメーションを作るソフトです。フレーム単位のアニメーション、モーショントゥイーン、インタラクティブコンテンツの制作に対応します。
Web広告、ゲーム素材、教育コンテンツなど、イラストを中心としたアニメーション制作に向いています。
タイムライン上のアニメーションにコードを組み込み、Web広告、インタラクティブ教材、簡易ゲームとして書き出せる点が特徴です。

Adobe Character Animatorで表情や声に合わせてキャラクターを動かす

Character Animatorは、Webカメラとマイクで取得した表情、口の動き、声をキャラクターへ反映するアニメーションソフトです。ライブ配信や解説動画にも使えます。
- 顔や口の動きをリアルタイムで反映する
- 音声に合わせてリップシンクする
- キーボード操作で動きや表情を切り替える
- PhotoshopやIllustratorのキャラクターを読み込む
テンプレートを使えばキャラクター制作の知識が少なくても扱いやすく、ライブ配信やVTuber形式の動画にも向いています。

Adobe Media Encoderで動画や音声を書き出す

Media Encoderは、動画や音声を指定した形式へ変換し、複数の書き出しをまとめて処理するソフトです。Premiere、After Effects、Audition、Character Animatorと連携します。
書き出し処理をMedia Encoderへ送れば、PremiereやAfter Effectsで次の作業を進めながら変換できます。
複数の解像度や形式をキューへ並べて一括変換でき、YouTube用と納品用を同時に書き出す運用にも便利です。動画系ソフト全体の役割はAdobeの動画編集ソフト一覧で解説しています。
Adobeのその他のソフト|Web・UI・生成AI・ファイル管理
Webサイトのコード編集はDreamweaver、UIデザインはAdobe XD、短時間のデザイン制作はAdobe Express、生成AIはAdobe Firefly、制作ファイルの管理はBridgeを使います。
Adobe DreamweaverでWebサイトを制作・管理する

Dreamweaverは、HTML、CSS、JavaScriptなどを編集しながらWebサイトを制作・管理するソフトです。コード補完、ライブプレビュー、サイト内ファイルの管理機能を備えています。
- コードを入力しながら表示を確認する
- HTMLやCSSの入力候補を表示する
- 複数ページのファイルを管理する
- 既存のDreamweaverサイトを更新する
既存サイトのファイル構造とサーバー接続をまとめて管理できるため、Dreamweaverで構築されたサイトの保守では今も実用性があります。

Adobe XDでUIデザインとプロトタイプを作る

Adobe XDは、Webサイトやアプリの画面設計、ワイヤーフレーム、UIデザイン、プロトタイプを作るソフトです。複数画面をつなぎ、クリックや画面遷移を再現できます。
- Webサイトやアプリの画面を設計する
- ワイヤーフレームを作る
- 画面遷移をプロトタイプで確認する
- デザインを共有してコメントを受ける
動作が軽く、PhotoshopやIllustratorの素材を使いながら、ワイヤーフレームから画面遷移、共有レビューまで一つのファイルで進められます。

Adobe ExpressでSNS画像や短い動画を手早く作る
Adobe Expressは、テンプレートを使ってSNS画像、チラシ、プレゼンテーション、短い動画、Webページなどを制作するWeb・モバイルアプリです。
PhotoshopやIllustratorより操作が簡単で、素材や文字を入れ替えながら短時間でデザインを仕上げられます。無料版でも基本機能を利用できます。
Web版とモバイル版でデータを同期でき、サイズ変更、背景削除、ブランド素材の適用も行えるため、複数SNS向けの素材を展開しやすいソフトです。

Adobe Fireflyで画像・動画・音声を生成する

Adobe Fireflyは、テキストによる指示から画像、動画、音声などを生成・編集するクリエイティブAIです。Webブラウザで利用でき、Photoshop、Illustrator、Premiereなどの生成AI機能にも使われています。
- 文章から画像や動画を生成する
- 画像の一部を追加・削除する
- 画像を別のスタイルへ変換する
- 効果音や音声を生成・翻訳する
- Adobeソフト内で制作物を生成・編集する
生成した素材をPhotoshopやIllustratorへ引き継ぎ、生成だけで終わらず通常の編集工程で仕上げられる点がAdobe製AIの強みです。

Adobe Bridgeは制作ファイルをまとめて管理できる

Bridgeは、写真、動画、PSD、AI、PDFなどを一覧表示し、評価、キーワード、名前変更、書き出しをまとめて行えるファイル管理ソフトです。
PhotoshopやIllustratorなどへ直接ファイルを開けるため、複数のAdobeソフトで大量の素材を扱う場合に便利です。
JPGやPNGだけでなく、PSD、AI、PDF、動画、他社形式まで横断表示でき、複数ファイルの一括リネームや変換にも向いています。

AdobeのPDFソフト
PDFの閲覧、入力、署名はAcrobat Reader、文章や画像の編集、変換、結合はAcrobat Proを使います。
Acrobat Readerは無料のPDF閲覧ソフト

Acrobat Readerは、PDFの閲覧、印刷、コメント、フォーム入力、署名に対応する無料ソフトです。PDFの内容を確認して受け渡す用途で利用できます。
- 閲覧
- 印刷
- コメント・注釈
- フォーム入力
- 署名
PDFの内容そのものを書き換える用途には向きませんが、閲覧・確認・注釈・署名までなら無料版で完結します。PDFを編集する場合はAcrobat Proを使用します。
Adobe Acrobat ProでPDFを編集・変換する

Acrobat Proは、PDF内の文章や画像を編集し、WordやExcelなどへ変換できるPDF編集ソフトです。複数のファイルを1つのPDFへまとめたり、ページを並べ替えたりできます。
- PDF内の文章や画像を編集する
- Word、Excel、画像などへ変換する
- 複数のPDFを結合・分割する
- ページを追加・削除・並べ替える
- パスワードや電子署名を設定する
WordやExcelへ戻して再編集でき、異なる形式のファイルを一つのPDFへまとめられるため、業務書類の再利用に強いソフトです。
また、Acrobat Web版ではソフトをインストールせずにPDFの変換、結合、ページ整理、署名などを行えます。

Adobe CCと連携するサービス・機能
Adobe CCには、制作ファイル、フォント、配色、素材、作品公開などを支える関連サービス・機能があります。
Creative Cloudストレージにファイルを保存・共有できる
Creative CloudストレージにPhotoshopやIllustratorなどのクラウドドキュメントを保存し、複数の端末から開くことができます。また、ファイル共有、バージョン履歴、共同編集にも対応しています。
クラウドドキュメントは単なる保管場所ではなく、自動保存、バージョン履歴、端末間アクセスを含む制作環境として利用することができます。

Creative Cloud Librariesで素材を共有・再利用できる
Creative Cloud Librariesは、ロゴ、色、画像、ブラシ、文字スタイルなどを保存し、PhotoshopやIllustratorなどから呼び出すサービスです。ブランド素材や繰り返し使うパーツを統一できます。
同じロゴやカラーを複数ファイルで使い回せるため、ブランド表現の統一と差し替え作業の削減に役立ちます。
Adobe Fontsで多数のフォントを利用できる
Adobe Fontsでは、日本語フォントを含む多数の書体をAdobeソフトやWebサイトで利用できます。フォントファイルを個別に購入・管理せず、必要な書体を追加できます。
フォントはAdobe Fontsで検索して追加できます。有効にしたフォントは、PhotoshopやIllustratorなど対応するAdobeソフトのフォント一覧へ反映され、印刷物や商用制作にも利用できます。

Adobe Colorで配色とカラーテーマを作る
Adobe Colorは、カラーホイール、画像、アクセシビリティチェックなどを使って配色を作るWebサービスです。作成したカラーテーマはCreative Cloud Librariesへ保存できます。
画像から主要色を抽出したり、コントラストを検証したりできるため、感覚だけに頼らず配色を決められます。

Adobe Stockで写真・動画・テンプレート素材を利用できる
Adobe Stockでは、写真、イラスト、動画、音楽、3D素材、テンプレートなどを検索・ライセンスできます。PhotoshopやIllustratorなどの画面から素材を探し、そのまま制作へ利用できます。
仮素材のままレイアウトし、採用後にライセンス素材へ差し替えられるため、Adobeソフト内で試作から本番まで進めやすいサービスです。

Frame.ioで動画を共有・レビューできる
Frame.ioは、動画をアップロードして共有し、再生位置へコメントや修正指示を付けられるレビューサービスです。PremiereやAfter Effectsと連携し、確認から修正までを進められます。
動画の特定フレームへ修正コメントを付けられるため、「何秒のどこを直すか」をメールで説明する手間を減らせます。
Adobe Portfolioでポートフォリオサイトを作る
Adobe Portfolioは、作品画像やプロフィールを掲載するポートフォリオサイトをコードなしで作れるサービスです。Behanceの作品を読み込み、独自ドメインも設定できます。
テンプレートと作品画像を選ぶだけで公開でき、Behanceと連携してポートフォリオの更新を省力化できます。

Behanceで作品を公開・閲覧できる
Behanceは、デザイン、写真、イラスト、映像などの作品を公開し、他のクリエイターの制作物を閲覧できるサービスです。制作実績の公開や仕事の発見にも利用できます。
世界中の作品を分野別に探せるため、実績公開だけでなくリファレンス収集やトレンド把握にも使えます。

Adobeのモバイル版・Web版アプリ
Adobeにはスマホやタブレットで編集できるモバイル版と、インストールせずブラウザで使えるWeb版があります。
モバイル版アプリ13種類
モバイル版は、撮影した素材をその場で補正・編集し、必要に応じてクラウド経由でデスクトップ版へ引き継ぐ用途に向いています。
| アプリ名 | 対応端末・主な用途 |
|---|---|
| Photoshopモバイル版 | iPhone・Android/写真補正・画像合成 |
| Photoshop iPad版 | iPad/写真編集・レイヤー作業 |
| Illustrator iPad版 | iPad/ベクターデザイン |
| Lightroomモバイル版 | iPhone・iPad・Android/写真管理・現像 |
| Premiere iPhone版 | iPhone/動画編集 |
| Adobe Express | iPhone・iPad・Android/SNS画像・動画制作 |
| Adobe Firefly | iPhone・Android/画像・動画・音声の生成AI |
| Adobe Fresco | iPhone・iPad/デジタルイラスト |
| Photoshop Express | iPhone・iPad・Android/写真補正・簡易加工 |
| Adobe Capture | スマホ・タブレット/配色・パターン・ブラシ作成 |
| Acrobat Reader | iPhone・iPad・Android/PDF閲覧・コメント・署名 |
| Adobe Scan | iPhone・iPad・Android/書類スキャン・PDF化 |
| Acrobat Sign | iPhone・iPad・Android/電子署名・契約管理 |
Web版ソフト7種類
Web版はソフトをインストールせずに利用でき、共有されたファイルの確認や軽い修正を別のパソコンから行う場合にも便利です。
| ソフト名 | 主な用途 |
|---|---|
| Photoshop Web版 | ブラウザでの画像編集・生成AI |
| Illustrator Web版(Beta) | ブラウザでのベクター作成・編集 |
| Lightroom Web版 | 写真管理・現像・共有 |
| Project Neo(Bata) | 立体グラフィック・3Dデザイン |
| Adobe Express | 画像・動画・Webページ制作 |
| Adobe Firefly | 画像・動画・音声の生成AI |
| Acrobat Web版 | PDF編集・変換・結合・署名 |
モバイル版・Web版はデスクトップ版と同じ機能ではなく、端末に合わせて操作と機能が最適化されています。
Creative Cloud Pro/Standardで使えるソフトと含まれない製品
Creative Cloud Pro/Standard(旧コンプリートプラン)では、20種類のAdobe CCソフトと関連サービス・機能を利用できます。
デスクトップ版の対象ソフトはProとStandardで共通です。ただし、Standardでは一部のWeb版・モバイル版のプレミアム機能が制限され、Proでは対象となるモバイル版・iPad版・Web版のプレミアム機能を利用できます。(参考:Creative Cloud ProとStandardの違い)
Adobe Stockには無料素材もありますが、有料素材のライセンスはCreative Cloudプランとは別料金です。Substance 3DとElementsシリーズは別契約の製品です。
無料で使えるAdobeソフト&サービス
Adobe Express、Adobe Firefly、Adobe Fresco、Photoshop Express、Acrobat Reader、Adobe Scanなどは無料で使えます。
基本機能は無料ですが、機能、素材、生成AIの利用回数を増やす場合には有料版を使用する必要があります。
| ソフト・サービス | 無料で使える範囲 |
|---|---|
| Adobe Express | 画像・動画の基本制作は無料。プレミアム素材やブランド管理は有料 |
| Adobe Firefly | 無料の生成クレジットを利用可能。生成回数やプレミアム機能は有料 |
| Adobe Fresco | ペン、水彩、油彩などの描画機能を無料で利用可能 |
| Photoshop Express | 基本的な写真補正は無料。高度な編集機能や素材は有料 |
| Acrobat Reader | PDFの閲覧、コメント、入力、署名は無料 |
| Adobe Scan | 書類を撮影してPDFとして保存可能 |
| Adobe Color | 配色作成とカラーテーマの保存を無料で利用可能 |
| Behance | 作品の公開と閲覧を無料で利用可能 |
無料で使える範囲と有料版との違いは、無料で使えるAdobeソフト・サービスで詳しく解説しています。

提供終了・メンテナンス中・旧製品のAdobeソフト
Adobe XDとAnimateは利用を継続できますが、新機能の追加を行わないメンテナンスモードです。DimensionはCreative Cloudデスクトップアプリの「古いアプリを表示」からインストールできます。
| 製品名 | 状態と利用・移行先 |
|---|---|
| Adobe XD | メンテナンスモード。既存のUIデザインやプロトタイプ制作で利用可能 |
| Animate | メンテナンスモード。2Dアニメーション制作で利用可能 |
| Dimension | 旧製品。2D・3D素材を組み合わせた合成やモックアップに利用可能 |
| Creative Cloudモバイル | 提供終了。ファイル管理はAdobe HomeとCreative Cloudストレージへ移行 |
| Premiere Rush | 提供終了。既存環境は2026年9月30日まで移行期間 |
| Adobe Aero | 提供終了。アプリ、クラウドデータ、サポートへのアクセスを終了 |
| Photoshop Camera | 提供終了。レンズ機能はPhotoshop Expressへ移行 |
| Adobe Prelude | 提供終了。素材の取り込みやログ作業はPremiereへ移行 |
| Adobe Draw・Sketch | 提供終了。FrescoやIllustratorへ移行 |
| Adobe Comp | 提供終了。Adobe Express、Fresco、Illustratorなどへ移行 |
| Photoshop Mix・Fix | 提供終了。Photoshop Expressへ移行 |
Adobe XD、Animate、Dimensionは今まで通り使えますが、新機能の追加はありません。新しく制作環境を選ぶ場合は、機能追加が続くソフトを選ぶのがおすすめです。
Adobeソフトについてよくある質問
Adobe CCには何種類のソフトがありますか?
Creative Cloud Pro/Standardには20以上のアプリが含まれます。
この記事では、PC版・Web版・モバイル版で同じ製品名のものは1種類としてまとめ、Camera Rawなどのプラグインやβ版を除いて、Adobe CCソフトを20種類として掲載しています。
デスクトップ版アプリは18種類、モバイル版アプリは13種類、Web版は7種類あります。このほか、代表的な関連サービス・機能を8種類掲載しています。
AdobeとCreative Cloudは何が違いますか?
Adobeは、PhotoshopやIllustratorなどを開発・提供している会社です。
Creative Cloudは、Adobeが提供するクリエイティブ制作向けのソフトとサービスの総称です。Substance 3Dのように、Adobe製品でもCreative Cloudシリーズではないものがあります。
Creative Cloud Pro/StandardではすべてのAdobe CCソフトを使えますか?
はい。Creative Cloud Pro/Standardでは、20種類のAdobe CCソフトを利用できます。
デスクトップ版の対象ソフトは共通ですが、Standardは一部のWeb版・モバイル版のプレミアム機能に制限があります。Proは対象となるモバイル版・iPad版・Web版のプレミアム機能を利用できます。
詳しい違いはCreative Cloud ProとStandardの違いで解説しています。
Adobeソフトは1つだけ契約できますか?
はい。Photoshop、Illustrator、Premiereなどは、必要なソフトだけを単体プランで契約できます。
3つ以上のソフトを使う場合は、Creative Cloud Pro/Standardのほうが安くなります。2つ利用する場合も料金差が小さい組み合わせが多いため、複数ソフトを使うならCreative Cloudプランがおすすめです。
料金はAdobe Creative Cloudの価格で詳しく解説しています。
無料で使えるAdobeソフトはありますか?
はい。Adobe Express、Adobe Firefly、Adobe Fresco、Photoshop Express、Acrobat Reader、Adobe Scanなどは無料で使えます。
基本機能は無料で利用でき、高度な編集機能、プレミアム素材、生成AIの利用回数などを増やす場合に有料版を使用します。詳しくは無料で使えるAdobeソフト・サービスで解説しています。
PC版・Web版・モバイル版は同じ機能ですか?
いいえ。同じ製品名でも、PC版・Web版・モバイル版では使える機能や操作方法が異なります。
基本的にデスクトップ版が最も多機能で、Web版・モバイル版は端末に合わせて機能と操作が最適化されています。クラウドドキュメントに対応するソフトでは、同じAdobeアカウントでファイルを引き継げます。
Creative Cloudを契約すると全ソフトが一度にインストールされますか?
いいえ。Creative Cloudを契約しても、すべてのソフトが自動的にインストールされることはありません。
Creative Cloudデスクトップアプリから、使いたいソフトだけを選んでインストールできます。使わないソフトをパソコンへ入れる必要はありません。
Adobeソフトで作った作品は商用利用できますか?
はい。PhotoshopやIllustratorなどを使って自分で作成したデザイン、写真、イラスト、動画は商用利用できます。
Adobe Fontsも商用制作に利用できます。Adobe Stockはライセンスを取得した素材を商用利用できますが、「エディトリアル専用」と表示された素材は広告や商品販売には使用できません。
Adobe CCは複数のパソコンで使えますか?
はい。Adobe CCソフトは、同じアカウントで2台までのパソコンへライセンス認証できます。
自宅のデスクトップPCと外出用のノートPCなどへインストールして使い分けられますが、同じソフトを2台で同時に起動することはできません。詳しい認証方法はAdobe CCを複数のパソコンで使う方法で解説しています。
やりたいこと別におすすめのAdobeソフトを選ぶ
Adobeソフトは、製品名ではなく作りたいものや必要な作業から選ぶのがおすすめです。
似た用途のソフトは、制作の中心となる作業と作りたいものから選びましょう。
チラシ・冊子・書籍を作る
チラシやポスターなど1ページのデザインはIllustrator。冊子や書籍など複数ページを管理するならInDesignがおすすめです。
動画を作る
動画をカットして字幕や音声を整えるならPremiere。SNS向けの短い動画をテンプレートから手早く作るならAdobe Expressがおすすめです。
アニメーションを作る
After Effects・Animate・Character Animator
映像演出はAfter Effects。イラストを使った2DアニメーションはAnimate、カメラやマイクでキャラクターを動かすならCharacter Animatorが適しています。
AIで画像や動画を作る
Firefly・各ソフトの生成AI
新しい画像や動画をテキストから生成するならAdobe Firefly。細かく加工・拡張する場合はPhotoshopやIllustratorなどに搭載された生成AI機能を使うのがおすすめです。
Adobeソフトは、1つだけで制作を完結させる必要はありません。Photoshopで写真を加工し、Illustratorで図形や文字を整え、InDesignで冊子へまとめるなど、工程ごとに得意なソフトを組み合わせられます。
最初からすべてを覚えるのではなく、作りたいものの中心になるソフトから使い始めるのがおすすめです。
必要なソフトごとのプランは以下の記事を参考に選んでみてください。


コメント
コメント一覧 (2件)
Adobe製品購入にあたり各機能を調べるのにとても参考になりました。
あわせて書籍購入しましたw
参考になったようでとても嬉しく思います。
また書籍の購入もありがとうございます!